QAZのつれづれ日記

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テーブル二重奏と回文音楽

2012年09月22日 | 音楽

今日は秋分の日、例年23日となる秋分の日が今年は22日、なんと116年振りのことで、誰も生まれてから一度も経験したことがないことになります。
かと言って日食などと違って別に何がどうってことはないのですが、私の大好物、お彼岸のお供え物、おはぎがいつもより1日早く食べられるかな。
こんな低次元なことを言っているようではいつまでたっても到底彼岸、すなわち「悟りの境地」には到達できませんね。

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9月14日のブログでご紹介しました門馬直衛編世界音楽全集別巻第5「マンドリン曲集」所載の「テーブル二重奏」は、一つの楽譜を向き合った二人が各々見えるままに合奏して楽しめるようになっています。


ところでこの曲の作曲者はMonnatoとなってますが、同じ曲がこちらの楽譜ではMozart作になっています。
Monnatoのことについては何も情報が得られません。

またこちらには別のテーブル二重奏曲が載っていますが、この曲「二台のヴァイオリンによるデュエット“鏡”」のケッヘル番号はK.Anh C10.16で、このAnh.Cは偽作、あるいは偽作と疑わしいものを示すとのことで、どうやらモーツァルトが作ったのではない可能性が高いようです。
この曲の演奏はここ(part1)とここ(part2)で聴くことができます。


またテーブル二重奏に似ていますが、「たけやぶやけた」のように楽譜を最初から読んでも後ろから読んでも同じ回文(パリンドローム)式に作られた曲の一つに、ハイドン作曲交響曲第47番の第3楽章「メヌエット」が知られています。

楽譜の一部を示しますと、



うまいこと作るものですね。
ご興味のある方は、楽譜はこちらで閲覧、ダウンロードが可能です。



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