「きっかけ(CUE)」

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ホバークラフト

2009年07月05日 | 写真・photograph


ホバークラフト(Hovercraft)は平坦な面であれば地上・水上・雪上を区別無く進むことの出来る乗り物
本来は商標で一般名称としてはair-cushion vehicle(ACV=エアクッション艇)
工学上は航空機に分類されるが 日本の法律では主に水上走行することから船舶に分類されている

【長所】
水陸両用で特に他の乗り物では航行や走行が困難な浅瀬や湿地でも
エアスカートの高さ程度までの凹凸なら速度を落とさずに移動でき通常の船舶よりはるかに高速である
水中や地表の環境に与える影響が少ない 機雷・魚雷・地雷が反応しにくい

【短所】
浮上と推進に大量の空気を圧縮・加速し続けるために、多くのエネルギーを消費して燃費が悪く騒音と振動も大きい
エアクッションによって船体を支えるため制約を受けて大型化が難しい 波浪や強風など悪天候に弱い
半消耗品であるスカートの維持交換コスト(寿命はおよそ1週間)運用費を押し上げる

で 前の記事で 海辺を撮った後 半島をぐるっと廻って 大分空港までやってきました
特に乗り物に興味ない方でも この写真は貴重なものなので 見ておいて損はないと思いますよ
何故なら ホバークラフトっての説明にも書いてますけど 
運行するために すっごいコストがかかり この 大分港~空港を結ぶ路線も いつまで持つか 未知だからです

かっては 1970年代あたりから まあまあに日本各地で ホバーは就航してたようですけど
コスト=お金かかるってことと それに見合う利用者確保できないって理由で 撤退し 現在はここ大分空港行きのみが存在してるのです

大分空港って地方空港としては 県庁所在地から明らかに遠く 車で50km!も離れてるのです 都内~成田で70kmですからね
なら 海上ルートがより 目的地までほぼ直線距離で結べるから 速いだろうってのが このホバー路線開設に至った理由なのですよ

ですが 今では大分・別府からは高速道も整備され 車で移動しても所要時間はさほど変わらなくなりました 
ホバーは確かに信号や渋滞のない海上を時速90kmくらいで走りますが
普通に考えて市の中心部から港までは バスもしくはタクシーで移動して 20分はかかります
だから トータルで換算して 高速バスで 移動するより 10分程度早く着くメリットしか ないのですよねぇ。。。

ま 大分は別府を代表するように良質な温泉地が多く 【湯布院などは大人気です】
この記事読んでいて もし大分に来られることあったら 話の種にホバーに乗ってみるのも いいかもしれません(高速バスより運賃高いけど) ではまた
 


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