スマートフォンブログ 『2012年に10%』

スマートフォンの未来を探るべくGALAXY Tabを使ってみる。
Twitter:@pyon2012

真の4Gの足音

2012-03-19 22:30:27 | 商品
NTTドコモ副社長の辻村氏は、2012年3月14日、「Mobile IT Asia」の基調講演で、
真の4Gサービス「LTE-Advanced」の開始時期に言及した。(※)

「真の4G」とはなんだろうか?

調べてみるとなかなか面白い。

「G」は「Generation=世代」。

1Gは、アナログ携帯電話で主に使われた通信規格。(FDD-FDMA-FM等)
2Gは、デジタル携帯電話で主に使われた通信規格。(FDD-TDMA(PDC、GSM)、FDD-CDMA(cdmaOne))
3Gは、デジタルのIMT-2000規格。(W-CDMA(ドコモのFOMA等)、CDMA2000(KDDIのWIN等))

ここまでは順番通り。
「次」が「4G」かと言うと、どうもそうではない。

いわゆる「3.9G」というものがあり、LTEやモバイルWiMAXが該当する。
サービスとしては、ドコモのXiや、KDDIのWiMAXが含まれる。

この「3.9G」を世界的には「4G」と呼称しだしているようで、
ソフトバンクなどもLTE対応のサービスを「ULTRA WiFi 4G」としている。

で、今回の話題は「真の4G」ということで、
まさにこれから普及しようとしているLTEやモバイルWiMAXの「次」の話。

■仕様
 通信速度は下り最大1Gbps

■スケジュール
 2015年度末まで LTE-Advancedの開発完了
 2016年度以降  サービス開始

■有望なサービス
 モバイル分野の動画サービス
  映像コンテンツ配信、観光・教育・医療分野でのライブカメラ活用
 低遅延特性を活かしたリアルタイム性の高いクラウドサービス(通訳電話等)

■背景
 コンテンツの大容量化に伴うトラフィックの爆発。
   2009年→2010年→2011年 倍々(約4倍)
   2011年→2015年           12倍
 この爆発を吸収するための方法の一つ。
   LTE導入=3Gの3倍のキャパシティ。LTE-Advancedでさらにキャパシティを増大。
   周波数帯域増加=2015年には2倍に増加。700MHz、800MHz、900MHz、1.5GHz、2.0GHz。
   Wi-Fiへのオフロード=2倍に増加。docomo Wi-Fiを現在7000カ所から9月末までに3万カ所に増加。

■ドコモの目標
 2015年度 Xi3000万契約(2012年2月177万)
 2015年度 ドコモスマートフォン契約数4000万契約(2011年度1020万)

この記事だけ読むと、ユーザの利便性の向上というお題目よりも、
震災でクローズアップされた「社会インフラの安定性」をいかにして担保するか、
という通信会社の「切迫感」が「真の4G」導入の原動力のように感じる。

たった3年後。
どんな世の中になっているのだろう。

このブログはたった3年前、2009年4月に始めた。
当時は「2012年には携帯電話の販売のうちスマートフォンが10%を超える」なんて、
ましてや「2011年のうちに10%を超える」なんて、少なくとも筆者は考えていなかった。

この3年に匹敵する変化があるのだろうか。
今からワクワクする。

(※)ITmedia 2012/3/14

TOSHIBA SDHCメモリカード Class10 16GB SD-AX16GWF [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)]
クリエーター情報なし
東芝


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。