2009年 アメリカ作品 111分 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給
原題:THIS IS IT
STAFF
監督:ケニー・オルテガ
CAST
マイケル・ジャクソン
6月に急死したマイケル・ジャクソンの、直前まで行われていたステージのリハーサル映像を使って映画を作成し、4ヵ月後の10月後に公開(しかも2週間限定)と聞いて、何だか商売っ気たっぷりというか、したたかというか、何でもかんでも商売道具にしてお金儲けに走るんだなとふと思ってしまったのですが、観てみて印象がガラっと変わりました。これはお金儲けに走った人達が作成した作品ではなく、マイケルへの愛が溢れた人達が作らずにはいられなかった作品なんだなぁと。そして何よりも、マイケル自身が愛が溢れた人だからこそ、こんなにも人々に愛された人だったんだなぁと強く思いました。
スタッフに厳しい要求をしながらも、話し方や言葉はとても穏やか。これはなかなか出来ることじゃないと思う。そんな彼の人間性にも魅力を感じたし、仕事面ではふと「常識を持ち合わせた狂人」という言葉が、彼を見てて思い浮かんだ。センスでする芸術的な仕事は答えがないだけに本当に難しそう。
マイケル・ジャクソンの音楽は、せいぜいCDを1枚持っててたまに聴く程度だったし、彼の急死のニュースも「へぇ。」くらいにしか思わなかったのだけれども、この作品に触れた後だと、彼のステージも実際に鑑賞、というか『体感』してみたかったし、亡くなってしまったという事実が悔やまれてならないです。
【字幕翻訳:関美冬】
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