プンプイ的生活

ウワンな 【プンプイ@オーサカ】 がお届けする
 分かる人にしか分からない少々マニアックなタイ専門のブログですが。。。

地球で最後のふたり(タイ映画)

2004年10月11日 | ★プンプイ的映画&ドラマ★
『ラスト ライフ イン ザ ユニバース』 という日本/オランダ/フランス/シンガポールとの共同制作のタイ映画を見ました。

実は今年の初旬にバンコクで、ピンク色のお洒落なデザインのパッケージに目を引かれて、いつもの様にDVDをジャケ買いしていました。 帰国後に初めて 『浅野忠信』 が主演である事を知り、WEBでチェックしていると、ベネチア映画祭で受賞もしている上、撮影はなんと 『クリストファー ドイル』 ではないですか! 僅か500円程度でお徳なお買い物をしたと喜んでいたのですが、始まって10分程度で眠ってしまう事が2度続き、その後は今日まで見ていませんでした。 ところが、 『地球で最後のふたり』 として日本で公開され、既に8日で大阪での公開は終了しているではないですか! 折角公開の半年以上も前に手に入れているにも関わらず、まだ見ていないのでは話にならないと思い立ち、イッキに見ました。

前回寝てしまった様に、とにかく 『ぬるい』 映画です。 まるでフランス映画の様な気だるさを感じさせる 『ぬるさ』 & 『だるさ』 です。 『タイ』という興味がなければ、再度眠ってしまった事でしょう... 脚本はタイで新進気鋭の若手作家の様で、『初期のタランティーノを彷彿させる』 と絶賛ですが、初期ほど良い作品の多いタランティーノと比較なんて出来る程の脚本ではありません。 クリストファードイルも 『色』 を意識したそうですが、取り立てて何も感じませんでした。
しかしながら、語学教材としてはバッチリです。 台詞が非常に簡単なタイ語と非常に簡単な英語、及び日本語であり、英語字幕を読まなくても容易に理解する事が出来ます。 しかし、日本語の『いただきます』の英語字幕が 『Bon Appetite』 ってのは、何か狙いがあるのでしょうか??

内容はさておき、浅野忠信と絡む2人の姉妹役の 『シニター ブンヤサック & ライラ ブンヤサック』 が、なかなか良かったです。 名前から分かる様に実際の姉妹が姉妹役で出演しているのですが、日常的にタイ人女性に翻弄されっぱなしの私としては、個人的にイヤと言うほど共感する部分が多く、それ故にタイ人女性の性格をみごとに表現出来ていたと実感しました。 妹のライラは多くのMVにも出演しているそうなんで、どこかで見た事がある様な気もするのですが、出番が少なく残念でした。 姉のシニターは、当初何とも思わず見ていたのですが、『目』 に力があり、その目から演技にどんどん引き込まれてしまいました。 ラストに近づくにつれ、何となく歌手のブア・チョンプーの目元に似ている様に思えて来たのは私だけでしょうか?

非常に好き嫌いの差が現れる作品だと思いますが、『浅野忠信ファン』は必見だと思います。 台詞が極わずかであり、英語主体であるにも関わらず、演技力を感じさせてくれます。 共同制作だけあって、ちょっとタイ映画らしくはない不思議なタイ映画でした。
大阪の人には、ラストに出て来る『戎橋』や『アメ村のたこ焼き屋』にちょっと感動します。

PS : DVDの特典映像で浅野忠信のパスポートをアップで写していましたが、本名やサインや生年月日だけでなく、パスポート番号まで鮮明に映し出されているのは、問題ないんですかね?? これも、マイペンライ かな??

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