プンプイ的生活

ウワンな 【プンプイ@オーサカ】 がお届けする
 分かる人にしか分からない少々マニアックなタイ専門のブログですが。。。

グリーンカレー

2004年11月20日 | ★プンプイ的タイ料理★
会社の帰りに 『無印良品』 に立ち寄ってみたんですが、面白い物を買いました。
以前からタイ料理関係の物を置いているのは知っていたのですが、タイ料理にうるさくて本格志向の私 にとっては、邪道だと思っていたので、今まで買った事がありませんでした。 そんじょそこらのタイ料理店であっても、日本人スタッフが注文を聞きに来たら、『タイ人シェフを呼んで来てくれたまえ!』 と言って、味付けや調理方法を細かく注文する程の食通の私ですから!
そこで今回は、レトルト等の本格的な物は選ばず、税込み90円の最もチープなフリーズドライの 『グリーンカレースープ』 を購入しました。 同じシリーズに 『トムヤムクンスープ』『トムカーガイスープ』(共に税込み95円) もありました。

前置きが長くなりましたが、実は今回はタイ料理の話しではなく、カレーにまつわるタイ語の話しです。
一般的に日本で 『タイカレー』 と呼ばれるのは、なぜか 『グリーンカレー』 の様です。 皆様もご存知の様に日本のカレーとは感覚が異なりますが、タイ語ではカレーの事を 『ゲェーン』 と言います。 まず、これを覚えて下さい。
日本では、更に 『グリーンカレー、イエローカレー、レッドカレー』 がタイの3大カレーとされていますが、タイ語にすると、この様になります。

グリーンカレー →  ゲェーン キァオ (緑色) ワーン (甘い)
イエローカレー →  ゲェーン ルアン (黄色)
レッドカレー →  ゲェーン ペット (辛い) 

タイ語って簡単だし、面白いでしょ! そのまんまでしょ!!
でも、『タイカレーって辛いけど、この辛さがサイコーなんだよね!』 なんて言いいながらグリーンカレーを食べている人をよく見るのですが、あなた... 『タイではそれは甘いカレーって言うんですよ! 残念!!』 って、斬りたくなってしまいます。 フクロ茸の代わりにシメジ、マナオの代わりにレモンなんて使う店も私は許しませんよ!

なお、ゲェーンはゲェーンであって、カレーとは異なり、我々の思うカレーはタイ語では 『カリー』 となります。
なぜか日本人に大人気の ソンブーンレストラン での人気メニューの 『プーパッポンカリー』 は、こんな感じです。

『 プー (蟹) パット (炒める) ポン (粉) カリー (カレー)  → 『蟹のカレー粉炒め』

だから、これはカレーじゃなくて、カレー風味の 『炒め物』 である事となります。 パッポンロードとは一切関係ありません。
ソンブーンしか知らないのに、『ソンブーンの蟹カレーは最高だね!』 と通を気取るオヤジは無視しておきましょう!
タイ人達とシーフードレストランに行くと、注文の際に 『殻付き?殻なし? 蟹肉多め?玉子多め?』 ってウエイトレスが聞いてくれるのが普通なんですよ。 写真メニューを指差すだけじゃあ、美味しい物は食べられないのですよ!!

この様に、タイ料理好きな人も 『タイ語』 を勉強すれば、面白い発見もいっぱいあり、知らない料理でもメニューから内容が判断出来る様にもなり、非常に楽しくなりますよ! 食べるだけではなく、勉強も頑張りましょう!!!


←おまけ画像

ところで、無印良品のグリーンカレースープですが、あくまでもスープなんで若干薄味ではあるのですが、『タケノコ、フクロ茸、ほうれん草』なんかも多めに入っていて、90円なら充分合格です! お湯を入れるだけだし!!