絵画全般

水彩画 油彩画 テンペラ画 アクリル画の技法 長嶋康雄の作品の紹介・お知らせ・気ままな猫コメントなど 随時更新します。

COP10

2010年10月13日 | 気まま日記
生物多様性会議10。


年間四万種絶滅と聞けば 恐ろしい現実です。人が原因と聞けば なおさらです。以前このブログにも書きましたが、青い地球の為には 人類絶滅が一番効果有りです。

ただ、人には宇宙の秘密 生命の秘密 無機と有機の秘密を解き明かす使命が有り、未だ未だ、未解決です…この未解決な使命の達成こそが地球上に人類の生存、存続意味を唯一満たすと思います…。全てが理解される時まで 生物多様性が破壊されずに有ればと思います


おやすみなさい。

絵の変遷 27

2010年10月11日 | 気まま日記
2003年作。鉛筆画。三菱ハイユニ2H・画用紙。


この作品はパルテノンヴィーナスをハガキサイズに描いています。映るシリーズや抽象画を手掛ける傍ら、年に数点 観察再現絵画を描いています。鉛筆や水彩絵の具、テンペラ混合油彩など素材を使い分けて、対象をじっくり観察し再現。明暗・色彩・質感を追いかけています。

対象はホオズキ、ザクロ、レモン、パン、リンゴなどです。

今年は例年になく沢山描きました。新年早々風邪を引いたのも影響しています。コタツ生活が幸いしました。写実作品シリーズ?またアップします。

絵の変遷 26

2010年10月08日 | 気まま日記
2003年作。映るシリーズ。画用紙・アクリル絵の具。


この作品は、映るシリーズ最大の 現場制作作品です。

予め裏に色を着けた紙パーツを準備し、美術館の壁にホッチキスでパツッ!パツッと止めて完成した作品です。用意した紙が無くなり次第完成。紙の量次第では終りがない作品でもあります。     美術館の壁が白く、映る色も喜んでいたような?気がします。

絵の変遷 25

2010年10月07日 | 気まま日記
1998年作。映るシリーズ。ボード・石膏・ニカワ・アクリル絵の具・ステンレス。


この作品は、テンペラ画用の地塗り板をカットしています。白地に一ヶ所だけ色を着ける作品の中の一枚です。台座にはヘアーラインステンレス、光の角度で鋭くまたは、鈍く光り退屈しません。映るシリーズへの架け橋になった作品です。

絵の変遷 24

2010年10月06日 | 気まま日記
1998年作。映るシリーズ。ボード・石膏・ニカワ・アクリル絵の具。


この作品は、里山に子どもとクワガタ虫など昆虫採集がきっかけで出来た作品です。     里山の先に杉、桧林が在り、真っ直ぐ伸びた木々の間から木洩れ日が射しこみ荘厳な感じ…大袈裟に言えば、ゴチック建築教会のガラス越しの光の様な。高く真っ直ぐ伸びた柱やステンドグラスなどゴチック建築が針葉樹の森の影響を強くうけたのか?
この作品では、真っ直ぐ伸びた木々を表すのに孔の空いた波状板を等間隔に並べて、また、木々の葉を表すよう一枚だけ柔らかい緑色に塗っています。隣の板に反射する妖しい緑色が好きです。
          光が沢山の孔を通して複雑な影を生み出す作品です。

絵の変遷 23

2010年10月06日 | 気まま日記
2000年作。映るシリーズ波状レリーフ。ボード・石膏・ニカワ・アクリル絵の具。


部屋の壁、白地に映る色・反射光の魅力にある時気づいて…テンペラ画用の地塗りボードをベースにレリーフ作品を作りました。        この作品は、波形にカットされたボードの一部分に色を塗り…白地に映るその反射光を観る作品です。平面に塗った色には無い 妖しいネオンの様な発光する反射光…一日の中で、自然の光や人工ライト下など、時間・場所・光源で様々に変化して見える飽きない作品です。     
これより前、森の中木洩れ日の光をレリーフにした作品が有ります。波状の薄いボードに沢山の孔を空け 光が様々な角度から入り、木洩れ日の様な景色を自分なりに再現した作品です。次回アップしたいと思います。

絵の変遷 休憩とお知らせ。

2010年10月05日 | 気まま日記
ハガキサイズ鉛筆画、完成間近…鉛筆画も時間使います。小さいけれど終りの無い宇宙です。


この作品は熊本県伝統工芸館 企画展用に仕上げる予定です。展示会は今月26日?から年末近くまで…入場200円。

お金を払って観ていただく作品展 気持ち込めて描いています。今回はリアリズム絵画を数点出品します。


詳しくは熊本県伝統工芸館にお問い合わせください。0963244930。

絵の変遷 22

2010年10月03日 | 気まま日記
2000年作。アクリル画。ボード・石膏・ニカワ・アクリル絵の具。


この作品は、レリーフ「映」シリーズの制作と前後して描いていた中の一枚です。 日本では白地・白色を空間として利用…襖などの余白に近い…間・まの文化が有ります。肖像画も地の白色を残し人物だけに色を着ける文化でした。

対して、西洋画は画面全体に色を塗る文化。長い間、肖像画の背景は闇・黒 または、脂色で人物が浮かび上がる様な様式でした。

この絵は 色を塗らない 余白に魅力を感じて創る今の作品に繋がる一枚です。

制作で意識してる事柄に、白色余白空間が常に有ります。東洋の空気遠近法は水墨画を観ても分かるように千年の歴史が有ります。西洋画の遠近法はイタリアルネサンスから…

余白…気になります。

絵の変遷 20

2010年10月01日 | 気まま日記
2004年作。水彩画。アルシュ紙・水彩絵の具。


この作品は、透明感に拘りWN社の透明水彩絵の具をあまり塗り重ねず、混色を控えています。

画面を三つに分割する作品の中の一つです。2000年くらいから三分割作品は30枚ほど描いています。画面を分けると、力強く反発あるいは対比、色の持つ性格、性質が顕になります。