出会ってちょっといい雰囲気になっても、付き合うまで行かずに失恋してしまうケースがあります。その原因の多くは今だけの結果を考え、ひとりで勝手に思いめぐらせ焦ってしまうため。
第三者から冷静にみると、「まだそんなに恋愛感情を見せない方がいいのに」「このタイミングで女性から告白しちゃうの!?」「まだ肉体関係を結ぶ段階ではないのに……」なんてことも。今日はそんな失敗をしないための恋愛のコツを話していきます。
■焦ってしまうワケは、自分しか見えてないから
相手とコミュニケーションが上手に取れないとき、自分に都合よく考え、現実を見ないで自滅するケースが多々あります。当人にとってはいっぱいいっぱいで現実が見えているのかいないのか、そんなことを冷静に考えてる余裕はないのかもしれません。けれど、それでは「相手を尊重する」という人間関係の基本が抜けてしまっています。
ひとりで突っ走ってしまう気持ちを分析すると、
・彼が私の運命の相手ではないかと勝手に決めつける
・早くしないと相手を誰かにとられてしまうかもしれない
・早く彼女の称号を勝ち取って落ち着きたい
といった気持ちが背景にあるのではないでしょうか。それはあなたにとってのメリットでしかなく、相手に対しては何のメリットも提示できていません。
本当に心底恋愛したい相手なら、半年~1年間かけて育てるくらいの気持ちで向き合ってみてください。恋愛も人間関係のひとつの形。まずは、お互いに人としてのつながりや尊敬しあえる関係を築くことを心がけてください。その関係さえきちんと築ければ、相手が自分のことをどう思っているのか確信を持ってから、告白する段階までいけるはずです。
■冷静に考えれば相手の気持ちがわかる
もし本当に好きな相手であれば一緒にいられることや自分が相手に何かをしてあげたり、必要とされていることを実感するだけでも本当の幸せを感じることができるでしょう。ここで注意したいのが、やみくもにしてあげるばかりでは愛情を注いでいることにはならないということ。恋愛には同じ速度で進むことがとても重要なのです。
自分の気持ちを押し売りすることで「これだけ尽くしているのに何でわかってくれないのだろう?」なんて不満が出たら、相手に対して見返りを求めている証拠。そんな場合、まずは相手の立場になって考えることが必要です。「もし自分がまだそこまで好きな相手でない人から同じコトをされたらどうだろうか?」 と。
冷静に考えることができたら、相手から感謝される行動が取れるはず。人は自分に好意を持っている人に対しては悪く思わない習性があります。まずは自分から相手に対してGive(見返りを求めずに与えること)を実践してみて下さい。
■男女として付き合うばかりが、幸せなかたち?
心底好きになった意中の相手と出会えることは、本当に素晴らしいことです。結果的に思いを寄せる異性と恋が成就しなくても、それまでの時間を一緒に共有できたことで幸せな気分になれる関係であれば、その事実を大切に思ってください。
二人の間に男女の友情に対する価値観の一致と信頼があるのであれば、1年後に結ばれるかも知れません。いや5年後にやっぱりこの人だと気付いて結婚する可能性だってあるのです。まずは恋愛にこだわらず、二人の関係を続けていくこともひとつの幸せなかたちかもしれません。くれぐれも焦って、その芽を摘まないように。
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2008年9月4日 19時00分
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