3 途上国で広がる死刑廃止
■背景に弾圧、抵抗の歴史
「中心課題は三つ。中国は、少数だが死刑廃止の模索が動き出している。米国も廃止する州の数は増えていく。一番難しいのはイスラム原理主義国だ」
10月10日の世界死刑廃止デーに合わせて8日開かれたパリ弁護士会館の集会で、死刑廃止運動のシンボル的な存在であるバダンテール元仏法相は熱弁を振るった。
. . . 本文を読む
1 姦通罪で石打ち刑、イラン再検討
■死刑廃止へ国際圧力 孤立する日本、論議自体を拒絶
女は肩まで、男は腹まで地中に埋められ、5~10人のイスラム教信者に死ぬまで石を投げつけられる。罪状が重いと石は小さくなる。大きすぎると、即死してしまうことがあるからだ。逃げられたら死なずに済むが、助かった話を聞いたことはない--。
パリで会った亡命イラン人のムスタフェ弁護 . . . 本文を読む