2007年9月23日(日) 朝刊 20面
自分が行動しなければ、何も変わらない―。
「第一回沖縄九大学合同大学祭」(主催・情熱大学実行委員会)の一環として、「学生沖縄サミット二〇〇七」討論会が二十二日、宜野湾海浜公園であった、県内の大学生七人が、文部科学省の高校教科書検定で沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」の日本軍強制の記述が削除された問題について議論し、二十九日の県民大会への参加を呼び掛けた。
討論会に先駆け、県民大会実行委員で高教組の福元勇司書記長が、文科省の教科書検定から大会開催に至るまでの経緯を説明した。
学生らは「集団自決」の体験者を招いて講演会を開くなどした自らの活動を報告。「大学生の平和活動への関心の薄さ」などをテーマに意見を出し合った。
沖縄国際大二年の平田博之さんは「大学生が戦争に動員された時代もあった。いくら平和を願っても形に表さなければ、記述を書き換えようとする流れに乗ってしまう」と言葉に力を込めた。
討論会を企画した琉球大四年の森田直広さんは「(県民大会に)まず行ってみよう、という状況をつくりたかった。多くの学生に関心を持ってほしい」と訴えていた。
沖縄タイムス
自分が行動しなければ、何も変わらない―。
「第一回沖縄九大学合同大学祭」(主催・情熱大学実行委員会)の一環として、「学生沖縄サミット二〇〇七」討論会が二十二日、宜野湾海浜公園であった、県内の大学生七人が、文部科学省の高校教科書検定で沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」の日本軍強制の記述が削除された問題について議論し、二十九日の県民大会への参加を呼び掛けた。
討論会に先駆け、県民大会実行委員で高教組の福元勇司書記長が、文科省の教科書検定から大会開催に至るまでの経緯を説明した。
学生らは「集団自決」の体験者を招いて講演会を開くなどした自らの活動を報告。「大学生の平和活動への関心の薄さ」などをテーマに意見を出し合った。
沖縄国際大二年の平田博之さんは「大学生が戦争に動員された時代もあった。いくら平和を願っても形に表さなければ、記述を書き換えようとする流れに乗ってしまう」と言葉に力を込めた。
討論会を企画した琉球大四年の森田直広さんは「(県民大会に)まず行ってみよう、という状況をつくりたかった。多くの学生に関心を持ってほしい」と訴えていた。
沖縄タイムス