Carpe diem

最近は、とある欧州の島での多国籍な日々。

8/22、レスターで生まれた男

2008年08月03日 | リチャード・アーミティッジ
で。リカーディアンたちがあまり我慢強くなく待ち望んでいる、リアル・リチャードの有望株が、この方です。
リチャード・アーミテージ
日本では、リチャード・アーミテージといったら軍服の下に鎧着てんじゃないの?といいたくなるような某国国防族を思い起こすんじゃないかと思いますが。

この方が何かと言うと、ラジオのインタビューで最新作の『ロビン・フッド』を販促中に、テレビ・シリーズのリチャードIIIで、歴史上の偉大な悪党の名誉回復を計画している。「シェークスピアが描いたのは、実際、チューダー・プロパガンダの一片にすぎない。」と宣ったのだそうだ。
残念ながら、プロデューサーがまだついていないのだそうだが、その調子で全然関係ないご自分の作品の宣伝ついでに、がんがんリチャードを演じたい旨を主張なさっていただきたい!
脚本を書いたのが、ソサエティーのスコットランド支部のフィリッパ・ラングレー氏。今までのリチャードの創作を排して、極力事実にのみ即した彼の姿を描いているらしい。彼女は、"North & South"というテレビドラマを数年前に見て、それで主役を張っている彼に触発されて、彼をリチャードIIIとして心に描き出し始めたのだそうだ。

その"North&South"というドラマ。粗筋を読むとこのドラマ、というか原作本、面白そうだな。英国での買い物リストに挙げておこう。基本、ラブ・ストーリーのようだが、世界が大きく変革していっているヴィクトリア時代の工業化の社会的な側面、階級やジェンダーの問題を鋭く描き出しているらしい。
マーガレット・ヘイルというロンドン近郊のイングランド・南部の教区牧師の娘が、北部工業都市ミルトンに移住してくる。そこで、カリスマ的な紡績工場主のジョン・ソーントンに出会うが、彼の意志や情熱の強さと彼女のプライドや強情さとがぶつかり、彼女は初め彼を誤解する。ミルトンの労働者のストライキの際には、労働者側に立ち、ますます対立を深めるが、マーガレットは彼に惹かれている自分に気づく。
イメージ的にはSouthはケントあたりですかねー。北部工業都市って言ったら私としては断然シェフィールド。

あと、バイオグラフィー見ていたら、この方"Inspector Lynley"にも出ているのね。"Divine Proportion"(黄金率)のフィリップ・ターナー役で。リンリー・シリーズはミスチャンで放送されています。
が、私はミスチャンが見られないので、いくこむしが気まぐれに焼いてくれたDVDを観て続きをねだっているところ。結構気に入っている。が、いくこむしがくれたDVDで1話がないので、「なんで?」と聞いたところ、「リンリーの元カノの話で煮え切らなくて優柔不断で、いらついたから消した。」とのお返事。今でも、充分女に対して煮え切らないと思うけど・・・それ以上だったのか。それにしても、そんな理由で第1話を観ていないと、なんでリンリーがどさ回りして孤立しているのか、よくわからんのですが。
このミスチャンの一覧にないってことは、次のシーズンなんだろうか?
(どうでもいいけどこのページ、ヘイバースのこと最初に「労働者階級出身の女性巡査部長」って言ってて、次に「典型的中流階級出身の気の強い女性ヘイバース巡査部長」って書いてる・・・いい加減な。同一ページ内ぐらいあわせなよ)


6フィート2あるという彼は、我らのプランタジネット王には長身に過ぎるかもしれないけど、とBulletinにも書かれていたけど、実現してくれればそんなん無問題でございます。写真見るとハンサムだけど、きらきらしていないし、結構合いそう。Bulletinにも昏い美貌と評されているし。

ああ、そうそう。タイトルは何かと言うと、リチャードさんは我等が王のお亡くなりになられた日、場所でお生まれになったのだそうです。運命でございますかね。

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14 コメント

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是非、実現を (秋津羽)
2008-08-04 07:31:19
psyさん、こんにちは!
リアル・リチャードの有望株!素晴らしい!
ご想像通り、私、瞬間的に、某国国防族を思い浮かべてしまいましたが(笑)
ご自分の作品の宣伝ついでに主張なさる、というのが素敵ですね。そして、プロデューサーはついていないけれど、脚本は既にある、と。頑張ってプロデューサーをゲットしていただきたい!

確かに、我等が王をご演じになるには長身すぎますが、この際そんなことはどうでも良いです、ええ。

>我等が王のお亡くなりになられた日、場所でお生まれになった
ファースト・ネームもリチャードだし。ご縁があるのでしょう。ひょっとしたら、フィリッパ・ラングレー氏はその辺も含めてアピールしたのではないでしょうか<妄想、妄想

例のインディペンデント・フィルムは、そのままの意味だと思いますけど。psyさんの読み間違えではないのでは。ヴァーチャル・ハリウッドなんでしょう。
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頑張って欲しいですよね! (psy)
2008-08-05 21:15:47
この方、「ラジオ・タイムズ」で最初に口火を切ったあとにも、テレビとラジオの両方で、またも『ロビン・フッド』のプロモーション中にどんなにリカーディアン・プロジェクトに情熱を燃やしているか、どれ程リチャードを演じたいと渇望しているかを、訴えたのだそうですよ!いい人だ・・・。それにしてもいつの間にプロジェクトが立ち上がっていたのでしょうか・・・。
ファーストネームはばっちり、我等が王から取られたのだそうですよ。お父様がリチャードに共感を抱いていらっしゃったのだそうです。

>ヴァーチャル・ハリウッド
ああ。そういうお話なのですね。全然シノプシス読んでないことばればれですね。

ところで、本日ミドラム城のDVDが届きました!わかりきっていたことですが、完璧、リカーディアン&ヨーキスト視点です。リチャードの後にこの城を所持したヘンリーやジェームスはまるで出てきません。
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お久しぶりでございます (まめお)
2008-08-06 20:08:10
イギリスに行かれるのでございますか!
しかも、目的がアノ!!!
うらやまし~~~。

お気を付けて行ってらっしゃいませ。
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お久しぶりです! (psy)
2008-08-08 20:51:59
おおー。まめおさん。本当にお久しぶりです。二人でむなしく七子ん先生宅に足跡残しておりますが。

後一週間ほどで行ってまいります。そう、目的がアレ!なんでございますよ。まめおさんも行きたがっていらした。聖リチャードとか口走っちゃう人たちの。
帰ってきたら、レポーティングいたしますね。
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Inspector Lynley (秋津羽)
2008-10-05 16:56:27
こんにちは!アーミテジさん情報ありがとうございました。
もう御存じかも知れませんが、アーミテジさんの出ている"Divine Proportion"は2005年のSeason 4だそうです(Episode 1)
http://www.imdb.com/title/tt0442678/

まだ先ですねー。と言っても、私もミスチャン見れないんですけど。
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まだまだまだ先ですねー。 (psy)
2008-10-05 22:01:25
"Dvine Proportion"のご紹介、ありがとうございます。先ですねー。その前にリアル・リチャードが実現してくれればいいんですけど。(夢見すぎ)

それにしても、このコメント面白すぎませんか?「貴男(RA)のプロポーションこそ、"Dvine Proportion"!」と飛ばしてますし、(勿論長身痩躯で長い手足の彼のスタイルは垂涎ですけど)TDH (Tall Dark Handsome) って、そんな略語あるのか!って感じです。笑える・・・。でも、"Blue-Eyed Wonder" って、彼眼の色翠に見えるのですけど、公称はブルーアイズなんでしょうか?それとも眼の色変わるタイプとか。

友人も言っていましたが、「別に際立った推理をするでもなく、特に活躍するでもなく、淡々と仕事をこなす傑物でもなんでもない彼」であるリンリーですが、よければご覧ください。私は結構楽しめてます。
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Blue Eyes ? (秋津羽)
2008-10-06 00:21:09
度々失礼します。
"Dvine Proportion"のコメント読んでませんでした。面白すぎ。TDH (Tall Dark Handsome)って、何その略語(笑)

>眼の色翠に見えるのですけど
動画だとわかりにくくて、ここで検討してみたんですが↓
http://www.fanpix.net/gallery/richard-armitage-pictures.htm
うーん、なんとも言えません。ここにはEye ColorはBlueと書かれていて、確かにブルーに見えることもあるんですが、グリーンに見えることも。光の加減で見え方違うんでしょうか。
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すみません (psy)
2008-10-09 06:50:36
こちらにコメントいただいていたの、気付いていませんでした。

綿密に検証なさったのですね!

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/08/3f8ab2de50d741f78863bca56dc131cc.jpg
このミスタ・ソーントンなんかは翠かなあ?と思っていたのですが、言われてみればブルーな気も。瞳の色が変わるタイプでしょうかね。日本人の私からしてみれば、瞳の色が薄いだけで不思議なのに、空の色や気分(興奮したりとか)で変わるなんて本当に不思議なのですが。
こういう人たちって、鮮やかな青の服とか緑の服とか瞳の色を考えて選んでいたりするんですよねー。

まあ、リチャードさんは
「一日中撮影で黒服を着続けて、その色避けようとしないの?」
「残念ながら、ミス・キャサリンは私にどんな色よりも黒を身に纏うのが似合うと思ったようだ。黒を避けようとはしてみたが・・・結局選んでしまう。」
とか言って、私服でも黒みたいですけどね(笑)。
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瞳の色 (秋津羽)
2008-10-09 23:59:07
わざわざコメありがとうございます。
>空の色や気分(興奮したりとか)で変わる
気分で変わるんですか?!てっきり光の加減で見え方が異なるとばかり。興奮すると色が変わるって、血流を反映していたりするんでしょうか?ミラクルだ……

リチャードさん、黒が好きなんでしょうか。単に面倒(笑)なんでしょうか。
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面倒くさがり(笑)? (psy)
2008-10-11 18:32:10
>空の色や気分(興奮したりとか)で変わる
うーん。もしかしたら、日本の白粉彫り(この用語はご存じなくてもまったくもんだいございません)のような都市伝説かもしれないという疑いは持っていますが・・・。面白いので信じてることにしています。

>黒服オンリー
まあ、お似合いですけどね。(笑)ヒューさんは私服も面白そうですよね。
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