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幼少戦隊 チルドレンジャー

2004年09月21日 15時54分34秒 | さすらいの小説
時は20XX年。子供の少子化が叫ばれる一方、家庭内暴力、幼児虐待、殺人など、子供による犯罪の低年齢化が進んでいた。

そんな中…子供の、子供による、子供のためのヒーローが誕生。
その名も、「幼少戦隊 チルドレンジャー」!!!
仮の姿は、何と幼稚園児。しかし、悪い大人の悪巧みや悪事をやっつけこらしめるために、日夜戦い続ける、平均年齢5歳、ヒーロー史上最年少のヒーローの誕生である。

肩車をしてもらって小学校入試の掲示板を小野浩美「あった、あったよ!」
浩美のママ(母親)・小野智美「よかったわね、ヒロ君」
喜ぶ浩美「やったー!推薦入試合格だっー!!」
智美「ヒロ君、そんなに揺れたら落ちるわよ、あっ(浩美、肩車した智美の肩から落ちる)ヒロ君、大丈夫?ヒロ君、ヒロ君~!!」
救急車の音「ピーポーピーポー」
医者「幸い、大事には至りませんでした。」
智美「おかげで助かりましたわ。」
医者「これは、秘密なんですが、子供に私といてください。ささやかな私からのプレゼントです。」
 医者、プレゼントの箱を智美に渡す。
智美「ありがとうございます。これでヒロ君も元気になります。」
 病室
病院のベッドで寝ている浩美「ママ、何があったのかさっぱりわからない!」
箱を渡す智美「これ、お医者さんからのプレゼントよ。早く元気になって、退院してね。じゃあママは帰るね」
 智美が帰った後、浩美は医者のプレゼントの箱を開ける。
「これ何だろう?わからないなあ、お医者さんからのプレゼントでも、ヤブ医者かもしれないし…(箱の中身を見る)うわ、何これ、ブレスレット?何でこんなものが、腕にはめてみよう。これは何かな?うわ~!!!何だ~」
 光があたりに飛び散り、浩美はチルドレッドに変身した。
チルドレッドに変身した浩美「うわ、何これ、わからないなあ。何か、こういうのTVで見た事あるぞ!わかった、これ。戦隊モノの変身ヒーローだ…っておれがなってどうする!」

ちなみに同じ頃、同時に3人の戦士が誕生したのはここに書くまでもない。

悪い大人や悪事を働く子供がいなくならない限り、戦え、チルドレンジャー!