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ドンとお尻の一撃で!

2022年07月29日 23時00分53秒 | 住まいのワンポイント

写真は、マンションの内覧会で撮りました。まだ誰も住んでませんので、きれいなバルコニーです。ご覧になって頂きたいのは、正面に写っている赤い矢印部分の避難口です。この板には「非常の際には、ここを破って隣戸へ避難出来ます」と書いてあります。この部屋で火災が起きた場合には、この板を破って、隣りの部屋へと避難するわけです。建物は、2方向避難としなければなりませんので、玄関から避難出来なければ、バルコニーから避難することになります。
この隣戸との境目に張ってある板を隔て板(へだていた)と言います。普段は目隠しですが、緊急の場合には破ることになります。ですので頑丈なもので作るわけにはいきません。隔て板は、厚さ5mm程、材質は珪酸カルシウム板(略称:ケイカル板)と呼ばれるものです。ケイカル板は、消石灰、珪藻土、ロックウール等に、水を加え練り合わせて作られます。火事で燃えてしまっては困るので、不燃材です。
さて、緊急時の場合には、これを破って、隣へ避難しなければなりません。その破り方なのですが、手や足で破るのではなくて、顔をこちらに向けて、隔て板にお尻を当てて、両手は壁やベランダの手すりで支えて、お尻でドンと破るのが安全で効果的です。ケイカル板は、衝撃を与えるとおせんべいのように鋭角に割れますので、素手や素足で破る場合には、怪我をする恐れもあります。(0626)


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上、横、下、隙間は埋めました・・・

2022年07月28日 21時23分11秒 | 洗面所編

写真は新築戸建ての内覧会で撮ったもので、洗面台です。白い矢印が4ヶ所ありますが、それぞれの隙間をコーキングで埋めました。新築戸建ての場合、この4ヶ所の隙間はコーキングで埋められていないことが多いです。
まず、一番上の上向きの矢印は、洗面台上部と横の壁との隙間です。ここは水もはねるし、何かを落としてしまうこともあるでしょう。次に、真ん中の左向きの矢印は洗面台横と壁の隙間で、下の2ヶ所の矢印は、洗面台の下の床との間の隙間です。
このような洗面台横や下の隙間には、ほこりもたまりますし、子どもがなにかを入れてしまうこともあります。そういうことを防ぐために、ここでは洗面台上、横、下、全ての隙間をコーキングで埋めるようにしました。(207)


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樋がへこんでいる!

2022年07月27日 21時02分53秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は戸建ての内覧会で撮りました。矢印の箇所を見て頂くと、縦樋(たてどい:雨水を排出する管)がへこんでいるのが分かります。施工業者が何かをぶつけたのでしょう。樋がへこんでいては、雨水の流れもスムーズでなくなりますし、新築ですから見栄えも悪くなります。
戸建ての内覧会に行きましたら、内部だけでなく、外部のこのような箇所もしっかりと隅々観察すべきです。(878)


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このカギは一体なんのため?

2022年07月26日 22時27分08秒 | 建 具 編

写真はマンションの内覧会で撮りました。一見、何の変哲もありません。でも、状況をご説明しますと、変なことが分ります。ここはウォークインクローゼットの中です。右側のドアの向こうは主寝室、左の奥に写っている引戸を開けると廊下に出られます。ですので、このウォークインクローゼットは主寝室からも、廊下からも入ることができます。
この状況が分りましたら、再度、右側の主寝室へのドアの取っ手の上の鍵(矢印部分)を見て下さい。鍵のレバーがクローゼット側に来ています。これでは、鍵をかけたら、主寝室からクローゼットに入ることが出来なくなってしまいます。こうなると、この鍵は一体何のため?と考えてしまいます。本来、この鍵は主寝室側に付けられるべきものでした。つまり、鍵をセットする向きが、表・裏、反対になってしまっているわけです。マンションでは、主寝室だけドアに内側からカギが付きます。
とても珍しいことですが、このような間違いもあるのですね。売主側も、内覧会まで何度もチェックして、気が付かなかったとは・・・ これでは、トイレの鍵が、トイレの内側からではなく、外側から鍵が掛かるようになっているようなものです。こういうのを見てしまうと、内覧会では、鍵がちゃんと掛かるかだけでなく、鍵の向きも確認が必要となります。一般のマンションの洋室では、内側から鍵が掛けられるように作ってあるのは、主寝室だけです。他の洋室は鍵が掛かるようにはなっていません。(72)


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温泉気分どころでは・・・

2022年07月22日 21時09分42秒 | マンション購入時に

写真は、マンションの内覧会で、バスルームを洗面所から撮ったものです。ここの部屋は最上階です。この部屋をお買いになった中年のご夫婦は、内覧会で、このバスルームを見て、アレレ!この窓こんなに小さいの!と大声を出しました。ご夫婦がびっくりされたのも無理はありません。内覧会でお部屋を見るまで、バスルームの窓は、小窓ではなくて、もっと大きくて、窓ガラスは透明、最上階で近所の目も気にせず、開放感に浸って、温泉気分を味わおうと思っていたのです。ところが、内覧会の日に、バスルームの扉を開けたら、なんと、付いているのは、小さな窓で、ガラスもすりガラスです。これでは、楽しみにしていた温泉気分は一瞬に吹き飛んでしまいました。
なぜこんな思い違いが起きたのでしょう。買主であるご夫婦は、部屋の契約時に、バスルームの窓の形が気になり、売主に窓の形状を確認しています。売主は、現場においてある図面で説明しました。その図面には、小窓ではなく一般的な腰窓のように記載されています。それで、売主は買主に対し、大きな窓でビューバス仕様です、と説明していたわけです。但し、パンフレットは小窓の記載となっていました。つまり、図面とパンフレットにおいて相違があったわけです。
リビングや洋室と異なって、バスルームやトイレなどの窓については、形状や仕様がはっきりと分かりにくい場合があります。図面と現実とで、思い違いが起きないように、契約時に、しっかりと窓の位置や大きさ等を図面やパンフレットで確認して下さい。売主が説明した図面、パンフレット、モデルルーム、これらは契約条件となります。従い、実際の建物と異なる場合には、契約違反となります。上の例では、売主に非があったのですが、壁を壊すのは得策ではないので、買主は窓の大きさについては我慢、他で代償となりました。(939)


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ウッカリ、相手はガスです!

2022年07月15日 20時43分33秒 | 一戸建て購入時に
写真は、戸建の内覧会で撮ったものです。ここで、ご覧頂きたいのは、青い付箋が貼ってあるガスメーターの位置です。ガスメーターが家の側面、駐車場側に取り付けられています。ここで心配になることは、駐車する際に、間違って、車をガスメーターにぶつけてしまうことです。
この写真の例では、車を止めますと、ガスメーターからは10㎝ぐらいしか空きがありません。大きな車に変えた場合は、車との空きが更に少なくなってしまいます。運転に気をつければ、ガスメーターにぶつけることはないでしょう。でも、ウッカリ、ということもありえます。ウッカリでも、相手はガスですから、ぶつけたら大惨事になります。
そこで、内覧会の時に、このガスメーターの位置では車をぶつける可能性があるので、家の正面側に移設して欲しい、という要望を出しました。移設工事は大変なので、最初は業者も渋っていましたが、どうにか説得して、最終的には、無償で移設することを了解してくれました。
移設することを無償で了解してくれましたが、このような設計上の問題は、計画の段階でチェックしておく方が手間がかかりません。ガスメーターは月に一度は検針に来ます。ですから、人が入れない位置に置くことは出来ません。検針も問題なく出来て、危険性もないところ、設計の段階で吟味して、適切な位置に置かれるべきです。(76)

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これでは向きが反対!

2022年07月14日 23時28分29秒 | トイレ編

写真は戸建の内覧会で撮りました。写した場所は廊下からトイレの中です。ご覧頂きたいのは、赤い付箋が貼ってある収納の扉です。赤い付箋を貼ったのは、これではダメという意味です。なにがダメかと言うと、収納の扉の開く方向が反対なのです。この扉の向きでは、物を入れるときに向こう側から入れなくてはならないので、不便です。扉が手前から向こう側に開くようにすべきです。
売主には、これでは使い勝手が悪いから手前から開くようにしてと要求しました。売主は、この要求を受けて、扉を付け替えることになりました。間取り図だけから、このような箇所の扉の向きを把握するのは簡単ではありません。でも、出来てからでは、売主もお金がかかるので簡単に承諾はしませんので、なるべく、購入した時に、このような点も明確にしておいた方が良いでしょう。(35)


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大事なものが取れては・・・

2022年07月13日 17時46分27秒 | 一戸建て限定 屋外編

写真は戸建ての内覧会で撮りました。写したものは境界標(きょうかいひょう)です。敷地の境界点を示すものを境界標と言います。境界標にはいくつかの種類があります。これは、境界点を矢印の先で示す貼り付けタイプのプレートで、最も単純なものです。そのプレートを手に持っていますが、これは簡単に取れてしまったからです。
本来は、ブロックの真ん中に取れないように、しっかりと設置されていなければなりません。敷地の境界点を示す大事な標(しるし)を示すプレートが外れてしまっては困ります。こういうものは、個人が勝手に接着剤で付けられるものではありません。土地家屋調査士が敷地の広さや境界を確認して、設置したものだからです。

戸建ての内覧会では、自分の敷地が明確に分かるように境界標が設置されているか、また、その境界標はしっかりとずれないようになっているか、これらの点も確認して下さい。土地の境界は非常に大事で、隣家同士でもめると大変です。内覧会で、境界標が不明、もしくは境界標がしっかりと設置されていない、このような場合には、売主に不具合として指摘して下さい。(48)


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こんなに流れ出しては・・・

2022年07月11日 22時45分55秒 | ベランダ・テラス編

写真はマンションの内覧会で撮りました。ご覧頂きたいのは、床の上を流れている水です。この内覧会の日は、とても寒く、売主も気を遣って床暖房を入れてました。ここの床暖房は、ガスによるもので、写真に見えるのが、ガス給湯器の室外機です。
設置されている給湯器は高効率タイプで、室外機からは、燃焼に伴って、僅かな水が排出されます。この排水(ドレン水と呼びます)を流すために、室外機にはドレンパイプが付けられ、ドレンパイプの先は、ドレンレールにつなぎ、ドレンレールに沿って水は流されて行きます。
写真では、このドレンレールの溝の深さ、勾配が適切でないので、ベランダの床に流れ出してしまっているわけです。これでは、ベランダの上を歩く際に、足元が濡れてしまいますし、ベランダの汚れも気になります。内覧会では、このような箇所も見て下さい。室外機が運転されていない場合には、小さなビンを持って行って、排水状態を確認するのも良いでしょう。写真の例では、ドレンレールに適切な水勾配を付けるように指示しました。(22)


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コレデモカ!棚の数です・・・

2022年07月08日 19時52分26秒 | 一戸建て購入時に

写真は戸建の注文住宅の洗面所です。ご覧頂きたいのは、一つは、洗面台前に張ったレインボーカラーのタイル、そして、もう一つは、洗面台横に、これでもか、とズラッと並んでいる棚です。洗面所には、棚が欲しいところではありますが、これほどの数の棚は珍しいです。買主は、棚とこのタイルにこだわりました。
この壁一面の棚を見た時、これはすごい!便利、と思いました。ここまで棚があれば、タオル類、下着類、洗剤や石鹸、買い置きのテッシュなどなど、いくらでも置けます。どこかの洋服屋さんのようです。それに、作り付けですから、地震で棚が倒れて来ることはありません。大きな地震が来たので、家具の転倒が気になりますが、造り付けであれば、安心です。
そして、レインボーカラーのタイル、これもタイルの見本を沢山見て、最終的に決めたそうです。実際は、写真よりも明るくて、色も鮮やかでとてもきれいです。洗面台は、明るくて、華やかにすると、楽しくなります。ただ、手ふきのタオル掛けの位置がここしか残ってなかった、と買主は少し不満気でした。洗面所、便利で華やかにしたいものです。(012)


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何も置けない、失敗した!

2022年07月05日 21時48分44秒 | オプションあれこれ

写真は、マンションの内覧会で、キッチン吊り戸棚に付けた昇降式食器棚を撮ったものです。昇降式ですので、手前に引けば、食器棚が降りてきます。吊り戸棚は高い位置ですので、下げることが出きれば、物の出し入れには便利です。内覧会で、ここの奥様が吊り戸棚を開けてみて、開口一番、「アレ、これでは何も置けない、失敗した!」と叫びました。モデルルームでは、ここの吊り戸棚の位置が高かったので、考えた末、オプションで昇降式のタイプに変えたわけです。
確かに、相当に幅が狭くなってしまっています。メジャーをご覧頂きますと、吊り戸棚の内法が56㎝で、昇降式の食器棚の内法は37㎝です。ここを昇降式に変えただけで、置けるスペースが約20㎝小さくなってしまいました。オプションでお金をかけた上、スペースが少なくなってしまうのであれば、失敗した!と叫びたくもなります。
このように、昇降式食器棚を取り付けますと、両脇にそれぞれ10㎝、全体では約20㎝、吊り戸棚の幅が減ってしまいます。こういうところは少しでもスペースが欲しいところです。吊り戸棚にこのような器具を設置する場合には、幅を考えてお付けになった方が良いと思います。結局、写真のケースでは、これでは、という事で、昇降式食器棚をはずす事になりました。オプッションをお考えの場合には、業者は早く決めさせるために、注文を急かしますが、内覧会でお部屋を見てから決めることをお奨めします。(86)


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100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。