絶版プラモデルやじ馬考古学・ボックスアート美術館(なつかしき50~60年代アメリカプラモの世界)

古き良き時代の絶版プラモを発掘する、インターネット考古学。現在、・ボックスアート美術館にてエレール特別展を開催中!

アポロよ、永遠に!月ロケット・ボックスアート美術館

2012年02月15日 | プラモデル

ドイツ軍によるボックスアート輸送大作戦

今回も掲載記事多数のため、お休みです。
                                       別にネタ切れではないゾ!


60年代最後の興奮
ロケットプラモは
アポロ
で頂点に達した!!










      






ロケット・ミサイルプラモ、さらには宇宙開発モノの中で、もっとも売れた商品は
やはりアポロ関連ではないだろうか。
人間が他の宇宙天体に降り立つというのは、人類史上初の偉業であり
20世紀最大の宇宙開発一大イベントであった。
そのため千載一遇のチャンスとばかりに、各プラモメーカーで関連モデルの
発売が相次いだ。
アイテム数でいうと、やはり地元アメリカの大手企業レベルがイチバン多く、
次いでモノグラムといった具合だった。
レベルの場合、純然たるアポロ関連以外に過去に発売したマーキュリー
ジェミニなどの製品の再販もあったため、それらを含めると他企業を抜きんでていた。

世界の超大国アメリカが
体感できるキット!





サターンロケットのプラモは、他メーカーでも
発売していたが、これだけ巨大なものはなかった。

当時のアメリカの男の子は、このプラモを
所持することが一種のステイタスだったに
ちがいない。

































アポロ計画の概要を記したパンフレット付















超ド迫力!アポロ打ち上げ映像
http://www.youtube.com/watch?v=3mt9znatmyQ


アポロ・サターンロケット・オンボード映像
切り離されたロケットが青い地球へ落下していく
シーンは、とても幻想的。
http://www.youtube.com/watch?v=HTGk3UM-IOU&feature=related


ロケット・オンボード映像
アポロほどの迫力はないが、地上からどんどん高度を増して
大気圏外へ飛び出すところは感動的!
http://www.youtube.com/watch?v=f0Qr1g70aOg&feature=related





















アメリカの歴代宇宙カプセル(マーキュリー・ジェミニ・アポロ)をセットにしたプラモ。
マーキュリー・ジェミニは60年代前半のレベル黄金期の作品なので、
よく出来ている。それに比べると、アポロはけっこう大味な作りなので
チョッと残念。






































Wikipedia


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アポロ計画初期の概念図。




































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アームストロング船長の「人間にとっては小さな一歩だが、
人類にとっては偉大な飛躍だ」という名言が表示されているバージョン。
お客さんに感動を与えつつ、売上増大を狙ったところがニクい。

























アポロ関連書籍というのは、洋書和書含めてけっこうあるが、
その中で印象的なものは、コレ!

アポロ計画といえば、人類史上初の有人月面着陸に目がいって
しまう(これは当然なのだが…)が、一方でアポロ13号の事故も
忘れることができない。
 
事故発生現場が宇宙空間であっただけに、とても救助には行けない。
命の綱は地上との無線交信だけという、きわめてキビシい状況のなか
NASAのスタッフは事態解決のために知恵を絞る…というところが
感動させる。

























1970年代初頭、アメリカの玩具メーカー・マテル社に買収されていた時期のもの。
マテルのロゴが見える。









レベル製品をモノグラム・ブランドで発売したときのもの。
1967年に訓練中のアポロ1号船内爆発炎上事故で
亡くなったガス・グリソム宇宙飛行士の記念バージョン。




































オッと、ロケットプラモじゃないけれど…

アポロ11号回収に活躍した空母ホーネットのプラモ。



パーツ番号68がアポロ11号で、宇宙カプセルのパーツをひとつ加えるだけで
アポロ関連商品となる。レベルも商売がウマい!

空母ホーネットによるアポロ11号回収作業映像
http://www.youtube.com/watch?v=nlhjJHHBnWY

ジェミニもあったゾ!

こちらは、ジェミニ宇宙船回収に活躍した空母ワスプ。
ボックスアートにも、回収シーンがシッカリと描かれている。
もちろん宇宙船のパーツも付属するのだが、このスケールだと
小さすぎてヨーわからん。








パーツ番号68がジェミニ宇宙船のパーツだ。
そういえば、ホーネットのアポロ宇宙船のパーツ番号も
同じ68だった。

空母ワスプによるジェミニ宇宙船回収作業映像(音声なし)

帰還する宇宙飛行士歓迎式典の準備風景などが
記録されていて興味深い。英雄をひと目見ようと
集まった乗員が、艦上に鈴なりになっている状態がスゴい。
http://www.youtube.com/watch?v=iOMRE8PEkak

オマケ 架空宇宙モノ



























架空の宇宙ステーションとはいえ、この作りこみはスゴイ!
実物が存在しないのをいいことに適当にゴマ化さなかったのは
さすがにレベル。























次回の更新は、3月15日夜の予定です。