やっと夫婦で揃った碗♪

今年の1月に西宮えびす神社で開催された陶器市に行きました。昨年とはまた違うお店が出ていました。一番手前で出店しておられたお店に私好みのステキなやきものがごろごろ。それが一夢窯さんとの出会いでした。有田近くの波佐見の窯元さんとのこと。

ワゴンの中から一目惚れしたお茶碗を拾い上げましたが、あいにくそれ一客だけ。残念に思いつつも、その陶器市一番の大掘り出し物でした。

だんなさんはとても食べるのが早くて、「ほんとにきれいなお茶碗やねぇ、」と、私が食器を愛でている間に食べ終わっているような早い人ですが、それでもこんなに凝ったつくりの飯碗、私一人使うのは悪いわぁ、というわけで、早速その日から「一夢窯をさがせ～、求む同じお茶碗!」とインターネットで調査開始。

検索エンジンに上がってきたのは、昨年与山窯について調べまくっていた時に知ったネットショップ、『菖蒲の隠者』さんのお店。あらら、しかもこの一夢さん、よく調べると『隠者』さんのHPの中で自分がいいなあと気になっていた器を作っている窯元でした。

残念ながら、西宮の陶器市で買ってきたものと同じ飯碗は『隠者』さんでも取り扱っておられませんでした。でも、HPで気になる器がいくつかあるので、有田陶器市に行ったら上有田にある『隠者』さんのお店を訪れたいと思いまして、事前にメールでお尋ねしたところ、社長さんがとてもご親切にいろいろとアドパイス下さいました。

4月30日、上有田に到着して、まず昨年度の番号札紛失騒ぎでお世話になったお店にお伺いして(そんなこともありましたねえ、というご店主様の笑顔は最高でした!) その後『隠者』さんのご実店舗『蒲仙堂』さんへ。

あったんです、西宮で買った碗と同じものが。それは、お店の奥にある棚の下の方に、地味に一客たたずんでいました。思わず、「あったあ～!」としゃがんでそのお茶碗をなでなで。

西宮で買った碗と並べると、蒲仙堂さんで見つけてきたお茶碗は同じ大きさではなく、一回り小さいものでした。「やっと夫婦で揃ったワ♪」という訳です。(お寒いシャレで終わってすんません。)