「美」を愛する人へのメッセージ

岩国市を中心に「いろ・色・パステル画」展を開催しています。また、「美」という大きなテーマに向かって発信していきます。

バリの作品Ⅱ

2014-12-29 17:12:01 | メモリアル

 昨日、NHKでシリアの女の子の難民生活を放映していた番組を見て感じたことがありました。彼女は12歳で父親を亡くし希望もなく毎日涙を流して生活をしています。彼女が通っている学校の先生やスタッフが子供たちに希望を与えるため、マラソン大会に参加することを決めます。大会に参加した後の彼女の変化に光が見えたことに、見ているこちら側も救われた気持ちになりました。彼女が描いたのは家族の絵で一つのハートが描かれていました。それは父親を表現したものでいつも家族を見守ってくれているというメッセージがありました。人は立ち止まっていると悲しみから抜け出せないけれど、マラソン大会に出るという行動を起こすことで自分のやりたいことや夢を持つことができるのだと思いました。彼女の夢は先生になることです。

酒井治も毎年のように海外に行っていましたが、感性を磨くだけでなく新しい自分の世界と希望を求めていたように思います。本「パステルに魅せられて」に載っていない作品です。

 

 

 

 

 

 


パステルに魅せられて

2014-12-15 15:04:28 | 「私」酒井治の作品

 この度、酒井治の遺作集「パステルに魅せられて」を自費出版しました。61歳で亡くなるまで約40年間の足跡を見ることができます。イラストレーターを目指していた大学時代のデザイン性のある個性的な作品や海外を旅して出合った美しい風景画など、また青の世界を表現した人物画や家族をテーマにした版画や詩など89点の作品を載せています。昨年、遺作展を開催し、訪れた方から「絵を見て癒されました。」という言葉を聞いて出版を決めました。できるだけ多くの方に絵を見て頂きたいという思いです。

画集はA判56ページ。1冊1000円(税別)です。岩国市と柳井市の明屋書店とふたば書店で販売しています。また、岩国市の三笠画材や発行元の郁朋社のホームページからも購入できます。郁朋社(03・3234・8923)

http://www.ikuhousha.com/

表紙になった作品です。この絵はオーストラリアノのグリーン島を訪れた時に描いたものです。その日は台風の後で海は荒れてこのような色ではありませんでした。それで次の日もグリーン島を訪れて描いたものです。

 

 


クリスマスマーケット IN ドイツ & ストラスブール

2014-12-09 21:12:32 | 「世界の美」

 ドイツといえば、ゲーテを代表とする文学でありバッハやベートベンあるいはベルリン・フィルなど音楽の都を想像していましたが、絵画もドイツが誇る芸術のひとつであることに気づきました。ミュンヘンでは、アルテ・ピナコテークが世界6大美術館の一つと称されており、ラファエロやデューラーなど14~18世紀のヨーロッパ絵画の傑作がそろっています。向かいには、ノイエ・ピナコテークの美術館があります。ここには、ゴッホやルノワールなどの19世紀ヨーロッパ絵画の名作が所蔵されています。文化都市には様々な美術館があり芸術を堪能することができます。ドイツの街並みを歩いていても石畳の道の両側には堅牢な建物が連なり歴史の重さを感じます。ミュンヘンの新市庁舎はゴシック建築で中世に佇んでいるような気持になります。

ミュンヘンの新市庁舎

 

 

ローテンブルクの画廊

フランクフルトのイビス・メッセホテルに掛かっていた絵

シュトゥットガルトのウィンダム エアポート メッセホテルに

掛かっていた写真

クリスマスマーケットの様子

クリスマスマーケットにはこのように専門の店がずらりと並んでいて見るだけで楽しいです。そこではグリューワインがお勧めです。アルコールが苦手な人は、キンダーパンチがあります。