子供の安全は、このような親の注意深き導きによって保たれる。
子供の欲するままに すべてを与えていたならば、
きっと子供は大人になるまでに
生きのびることが できないに違いないのである。
同じく神も人間の求めるすべてのものを そのままに与えていたならば、
人間が神の子として完全に成長する妨げになるのである。
大人になっても人間は神の眼(め)からみたら 尚 子供である。
その欲望の中には、まちがったものが色々まじっているのである。
人間は まだまだ一そう 神の み心を深く理解する必要があるのである。
『 生長の家 』 昭和二十五年一月号 八日の法語 谷 口 雅 春 先 生