●アスファルト・・・・・・・・・・(サミュエル・ベンシェトリ)
●イレブン・ミニッツ・・・・・・・(イエジー・スコリモフスキ)
●山河ノスタルジア・・・・・・・・(ジャ・ジャンクー)
●リザとキツネと恋する死者たち・・(ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ)
●ヘイトフル・エイト・・・・・・・(クエンティン・タランティーノ)
●帰ってきたヒトラー・・・・・・・(ダーヴィト・ヴネント)
●教授のおかしな妄想殺人・・・・・(ウディ・アレン)
去年の今頃、2015年を振り返って
「今年は、突出して気に入った映画に出会わなかった。しぶしぶ10本選んでみると・・・」と書いた。
もう“しぶしぶ”は、やめようと思ったら7本しか選べなかった。
外国映画の鑑賞本数を数えてみると去年より2割5分、少ない。
大事な作品を見逃してしまったのだろうか。
それとも、配給会社の目利きのなさが原因だろうか。
確かに今年は食指を動かされる作品が少なかった。
政治、文化、娯楽、思想、表現、どの点においても
革新性や独自性を感じさせる作品に出会わなかった。
何だか、もっと大きな問題のような気もする。
世界の映画作家たちは
描くべき“対象”や“手段”を見失ってしまったのだろうか。
そんな手詰まり感を感じるのは私だけだろうか。
強いて印象に残った映画を
1本挙げるとすると「帰ってきたヒトラー」だろうか。
イギリスのEU離脱や、アメリカのトランプの乱といった
加熱する反知性主義がもたらす「邪気なき善良な人々の鬱憤」が写し撮られていた。
映画をめぐる国際状況の活性に期待します、と、とりあえず書いておこう。
視界の隅に見え隠れするポピュリズムの影を気にしつつ。
●イレブン・ミニッツ・・・・・・・(イエジー・スコリモフスキ)
●山河ノスタルジア・・・・・・・・(ジャ・ジャンクー)
●リザとキツネと恋する死者たち・・(ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ)
●ヘイトフル・エイト・・・・・・・(クエンティン・タランティーノ)
●帰ってきたヒトラー・・・・・・・(ダーヴィト・ヴネント)
●教授のおかしな妄想殺人・・・・・(ウディ・アレン)
去年の今頃、2015年を振り返って
「今年は、突出して気に入った映画に出会わなかった。しぶしぶ10本選んでみると・・・」と書いた。
もう“しぶしぶ”は、やめようと思ったら7本しか選べなかった。
外国映画の鑑賞本数を数えてみると去年より2割5分、少ない。
大事な作品を見逃してしまったのだろうか。
それとも、配給会社の目利きのなさが原因だろうか。
確かに今年は食指を動かされる作品が少なかった。
政治、文化、娯楽、思想、表現、どの点においても
革新性や独自性を感じさせる作品に出会わなかった。
何だか、もっと大きな問題のような気もする。
世界の映画作家たちは
描くべき“対象”や“手段”を見失ってしまったのだろうか。
そんな手詰まり感を感じるのは私だけだろうか。
強いて印象に残った映画を
1本挙げるとすると「帰ってきたヒトラー」だろうか。
イギリスのEU離脱や、アメリカのトランプの乱といった
加熱する反知性主義がもたらす「邪気なき善良な人々の鬱憤」が写し撮られていた。
映画をめぐる国際状況の活性に期待します、と、とりあえず書いておこう。
視界の隅に見え隠れするポピュリズムの影を気にしつつ。