ぽんしゅう座

優柔不断が理想の無主義主義。遊び相手は映画だけ

■ 2016年、好きな映画10本【外国映画編】

2016年12月30日 | ■今年の好きな映画
●アスファルト・・・・・・・・・・(サミュエル・ベンシェトリ)
●イレブン・ミニッツ・・・・・・・(イエジー・スコリモフスキ)
●山河ノスタルジア・・・・・・・・(ジャ・ジャンクー)
●リザとキツネと恋する死者たち・・(ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ)
●ヘイトフル・エイト・・・・・・・(クエンティン・タランティーノ)
●帰ってきたヒトラー・・・・・・・(ダーヴィト・ヴネント)
●教授のおかしな妄想殺人・・・・・(ウディ・アレン)

去年の今頃、2015年を振り返って
「今年は、突出して気に入った映画に出会わなかった。しぶしぶ10本選んでみると・・・」と書いた。
もう“しぶしぶ”は、やめようと思ったら7本しか選べなかった。

外国映画の鑑賞本数を数えてみると去年より2割5分、少ない。
大事な作品を見逃してしまったのだろうか。

それとも、配給会社の目利きのなさが原因だろうか。
確かに今年は食指を動かされる作品が少なかった。

政治、文化、娯楽、思想、表現、どの点においても
革新性や独自性を感じさせる作品に出会わなかった。

何だか、もっと大きな問題のような気もする。

世界の映画作家たちは
描くべき“対象”や“手段”を見失ってしまったのだろうか。
そんな手詰まり感を感じるのは私だけだろうか。

強いて印象に残った映画を
1本挙げるとすると「帰ってきたヒトラー」だろうか。

イギリスのEU離脱や、アメリカのトランプの乱といった
加熱する反知性主義がもたらす「邪気なき善良な人々の鬱憤」が写し撮られていた。

映画をめぐる国際状況の活性に期待します、と、とりあえず書いておこう。
視界の隅に見え隠れするポピュリズムの影を気にしつつ。

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