ぽんしゅう座

優柔不断が理想の無主義主義。遊び相手は映画だけ

■ 都会の牙 (1950)

2017年08月09日 | ■銀幕酔談・感想篇「今宵もほろ酔い」
いささか統率を欠いたアナーキーな演出が魅力。スタジオ(お話し=会計事務所、ホテル、ジャズバー、病院、取引先、暗黒街)を飛び出してはリアルな街中に身を投じ、またスタジオへと戻る主人公のロケシーンの無防備な突進が、作りものっぽさのない切迫感を作り出す。

(8月6日/シネマヴェーラ渋谷)

★★★

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