ぽんしゅう座

優柔不断が理想の無主義主義。遊び相手は映画だけ

■ エリザのために (2016)

2017年02月14日 | ■銀幕酔談・感想篇「今宵もほろ酔い」
匿名者による投石がエスカレートするように、「諦め」はさらなる不穏を引き寄せ破壊を加速させる。この父親もまた“娘の将来”を口実に、それが権利であるかのように不正を行使して、秩序に開いたほころびを広げていく。諦観は倫理の境界線を書き換え、連鎖する。

(2月7日/シネマカリテ)

★★★

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