ORGANIC STONE

私達は地球を構成する生命を持った石に過ぎないのですから。

ロック・シティは恋の町/ロック・オブ・エイジズ(2012)

2012-10-03 19:26:57 | 映画:ROCK系
ブロードウェイで人気を博した同名ロックミュージカルの映画化。L.A.で女の子と男の子が出会うボーイ・ミーツ・ガール映画、80'sのロック系ヒットソングに彩られたロック・ミュージカル。老舗ライブハウスで働くロックスターを夢見る青年と、田舎から出てきたシンガー志望の女の子が出会い、最後にはハッピーエンドで大合唱・・・なにも考えずただ楽しい映画を見たい時にお勧め。ロック好き、洋楽ファンは見ておいて損はない。

誰でも判る単純明快なストーリー、脇役すべてやりすぎですかって位オーバーアクションで、それが反対にきらびやかで個性的な80'sの音楽を引き立てる。この映画の主役は人間じゃなく、80'sの音楽カルチャーそのものなんだと思う。サルを連れたセクシーカリスマ・ロックスター役のトム・クルーズ、金にせこいマネジャー役ジアマッティ含め、登場人物はすべてステレオタイプで頭を使わなくていいし。道化役ラッセル・ブランドに笑った・・・特にREOスピードワゴンのあの歌のシーン、一番面白かったかな。彼はスターシップも歌ってたし、いいとこ取ったね。で、各方面大絶賛のトム・クルーズのカリスマもどき・・・相当気持ち悪い。でもこの気持ち悪さが大正解、映画にある意味3D的奥行きを与えておる。そういう意味での大絶賛なのか!

80'sをリアルタイムで知る人にとっては懐かしい曲ばかりで、知らない人にとってもラジオ等で聞き覚えのある曲が多いだろう。私は80'sの楽曲が特別優れていたとは思わないけれど、TVやCMなどで80'sの曲が使われることも多い。年月を経たために本当に優れた曲だけが生き残ったということもあるだろうし、今の曲にいい曲が無いからという説明も違うと思う。ただ、80'sは圧倒的にロック音楽の持つ価値は現代より高かった、つまり他にそれほど競合するものが無かったということでもある。だから皆音楽に貪欲だった、作る側も聞く側も・・・そんな時代のエネルギーを感じられる映画。

アメリカ人てジャーニーのドンストップビリービン、本当に好きですね・・・

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