台中は、駅周辺と、泊まったホテル(長栄桂冠酒店)に近いショッピング街の精明一街周辺とに見どころが分かれていて、この2つのエリアは4キロほど離れている。交通手段はタクシーしかなく(と、ホテルのフロントで言われた)、台湾はタクシー料金が安いとはいえ、乗り重ねれば料金もそれなりにかかる。 そんなこともあり、タクシーで何度も通った道を、台中市政府からホテル方面へ、散歩がてら歩いてみた。 台中の町中にはどでかいビルがたくさん お目当ては「台湾の懐かしくおいしい料理が食べられる」と「台北ナビ」で紹介されていたお店。ホテルから近いのでプランに入れておいたが、台中市政府からはかなり遠い。暑いなか、大通りの歩道を歩き続けるのは結構こたえた。 古早飯堂 1時間近く歩いてたどり着いた食堂「古早飯堂」は、イメージしていたB級グルメ風の雰囲気と比べるとかなり小ぎれいなところだった。メニューも写真入りでキレイだし、店員のおにいちゃん達はイケメン。 このお店の名物という焼き豚ご飯(燒烤豬肉飯)と、台南ですっかりファンになったエビ巻き(蝦捲)が食べられるというので頼んだ。
精明一街 古早飯堂から歩いて5分少々で行ける精明一街は、ガイドブックにおしゃれなショッピングストリートとして紹介されている。地図を見ながら「精明一街」と表示のある通りにやってきたものの、そこはただの住宅街。そこを一区画歩き、通りをひとつ越えたところからが、おしゃれな通りの始まりで、「精明一街」の標識もおしゃれなものに替わった。
店の前はオープンテラスになっていて、ヨーロッパのカフェの雰囲気が漂う。座っている人達もなんとなくおしゃれ。
台中の朝ごはんは…
無為草堂 鹿港から台中に戻ったあと、夕食も兼ねて出かけた茶芸館、どのガイドプックやサイトにも紹介されている無為草堂は、台中で一番訪れたいところだった。ホテルからそう遠くなく、歩ける距離にあるので歩いて行った。 それでも20分ほどかけて着いた無為草堂は、入口は賑やかな大通りの交差点に面していたが、門をくぐると結界を越えたような静かな佇まいを感じた。店員さんが「いらっしゃいませ」と日本語で出迎えてくれた。日本語をしゃべっていたわけでもないのに、見ただけでどうして日本人とわかってしまうんだろうか… pocknはどちらかと言えば、日本人離れした顔で、日本では外国人と間違えられたこともあるのだが… オリエントな感じの古い建物が大きな池を囲む造りは、去年高雄で行った茶芸館「耕読園」とよく似ている。池に面した畳の席に案内され、まずはお腹が空いていたので夕食を注文した。 客家料理風の鴨肉のロースト(客家風味燻鴨)がメインの定食は、スープや小鉢、デザートも付いていて、見た目もキレイ。上品な味でとてもおいしかった。 食後は工夫茶でゆっくりと過ごした。今回頼んだお茶は盧山烏龍茶で、ほんほりした甘味がある香り高い高山茶。 ライトに照らされた建物はとても風情があり、池に泳ぐ錦鯉をながめたりしながら、みんな思い思いに読書したり、絵を描いたり、勉強したりした。 お店の人が「これどうぞ」と、鯉の餌を持ってきてくれた。子供たちは喜んで廊下に出て、鯉たちに餌をまいていた。鯉たちは大きな口を開けて、ガバガバと餌を食べにやってきた。 頼んだお茶菓子の他に、黒砂糖の蒸しパンをサービスに出してくれたお店の人は、とても感じが良かったし、ここの茶芸館、期待通りの場所と味だった。 鹿港へ 癒しの国・台湾旅行2011 ~台中/台鉄駅周辺~へ 癒しの国・台湾旅行2011トップページへ |
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