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ケルンの大聖堂 特別ツアー

2011年03月08日 | 夏のヨーロッパ家族旅行2010
8月21日(土)

ヴェッセリングからトラムに乗ってケルンへ。トラムと言っても、ケルン市街に入るまではずっと専用軌道を走り、時速は100キロぐらいでているのでは、と思うほどとにかく速い。

ケルン中央駅の地下ホームで降りて、エスカレーターを上がり外へでると、ドドーンと目の前に聳え立つケルンの大聖堂!

KÖLNER DOM


初めてこの大聖堂を見たときは、あまりの大きさにそれはそれはタマゲた。奥さんは感動して涙を浮かべていたほど。これほどのインパクトがあるのは、この奇跡のような建築そのものの力がもちろん最大の理由だろうが、もう一つは、中央駅の真正面に建っていることが大きい。駅を出て、目の前にこれほどのランドマークが建っているのが、ケルンのドーム(大聖堂)のもうひとつの売りだろう。


駅を出てドームを見上げる


ずっと見ていると首が痛くなる


そのケルンのドームを、今日は特別なツアーで見学する。このツアーは、大聖堂の屋根まで上がり、その内部や外をくまなく見学するもので、事前に10人以上のグループを集めて、グループで申請しないと体験できない、というまさしく特別オーダーのツアー。ベルンハルトさんは、うちらのために友人を募って10人以上を集め、この特別ツアーに申し込んでくれていた。

このツアーは、内部の足場の悪いところを歩いたりするため、16歳以上でない参加できないという。なので、ハイコちゃんとうちの息子は、ベルンハルトさんに連れられて、大聖堂の塔に登る一般のツアーの方へ参加した。息子は家族から離れ、言葉のわからないベルンハルト父子と3人で行動するので最初はちょっと心配したが、すぐに仲良くなってしまった子供たちに言葉は不要。全く心配することはなかった。

ドーム前広場に登場したガイドさんの案内で、ベルンハルトさんが集めた友達たちと一緒に特別ツアーに出発。ガイドさんは、大聖堂の壁に仮設したようなレールを伝って登る工事用みたいなエレベーターの扉を鍵で開ける。それに乗り込み、大聖堂の屋根までガランゴロンと運ばれて行った。





大聖堂の巨大な屋根の中に入ると、そこは頑丈な鉄骨のアーチががっしりと張り巡らされていた。こうして内部で構造がしっかり補強され、次代へとこの世界遺産が受け継がれていくのだ。



ツアーでは、屋根裏の内部の壁や鉄骨や、プレートなどについて説明を受けながら見て回り、更にエレベーターや階段を上って上部まで行き、鐘楼を見学したり、屋根のヘリを歩いたり(ちゃんと防御網があるので落ちる心配はない)、ケルンの大聖堂を知り尽くす!という感じだった。



ただ、残念だったのは、ガイドさんのドイツ語の説明が殆どわからなかったこと… 昨日、大学図書館のガイドツアーをしてもらったときの説明はみんなわかったのだが、あれはプライベートツアー。こうしてグループ相手の説明になると、途端に理解不能になってしまうのが悲しい。


一緒にツアーを回ったベルンハルトさんの友人達。ベルンハルトさん達の結婚式で会った人もいた。

時々ガイドさんと二人で歩いたとき、プライベートにしてくれる説明はよくわかるんだけれど、結局僕のドイツ語のレベルはこの程度ということだ。
「おれは一体何十年ドイツ語をやっているんだろうか…」とわが身の非力を嘆くしかない。娘に「いま何て言ってたの?」と聞かれても「わからん」と答えるしかない。この旅で、「パパはイタリア語もドイツ語もすごい」と思っていた娘も、現実を知ることになった。

ということで、ツアーで見たものについて、詳しくレポートすることができないので、スライドショーで写真でも眺めてください。フルサイズがおすすめです。



エレベーターを降り、大聖堂前の広場に戻ってツアーは終了。所要約1時間半の貴重な体験。言葉はわからなくても、とても有意義だった。

そこで、大聖堂の塔に登ってきた息子たちと落ち合った。509段の階段を上まで登ってきて、ハイコちゃんと二人で記念ホルダーを首からかけていた。「どうだった?」と聞くと、例によって「枯れた…」という返事。こっちはエレベーターで上まで行ってしまい、「ズルイ」と言われたが、二人ともイイ汗をかいて満足そうだった。


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