その1の続き。
そして、今回の福岡トリエンナーレで特筆すべきなのは、角孝政の《不思議博物館 展示室A》。これは、美術館の無料スペースの一角を博物館に見立たもので、作家の趣味(欲望?)を、そのままカタチにしたような空間。でも、妙に居心地が良くって、延々と折り紙をしていた親子など、長居する観客が後を絶たない。
博物館の展示物としては、実際の1兆倍の大きさのクマムシや、アニメ・特撮の世界から出てきたような奇妙な生物・怪獣など、強烈な個性を持った造形作品がウヨウヨ。作家の「造りたい!」という情熱がひしひしと伝わってくるような作品群だった。しかも、FRPで作られた作品の仕上がり度は高く、副業(本業?)で立体造形作品の受注製作をしているのにも納得。この作家の前では、「アート|模型」というジャンルの壁は無意味かも。
この博物館の目玉の一つは、ガンシューティングゲーム「デスクリムゾン」(このゲームは「伝説のクソゲー」らしい)と、そのゲーム専用の特製巨大コントローラー「巨大クリムゾン」。全長3.4メートルもある巨大コントローラーを動かすだけでも大変だったけど、美術館で造形作品を操作してゲームをするなんて、まずヨソではできない体験。
もう一つの目玉は、メ○ド服のような格好をした「不思議子ちゃん」。これは女性ボランティアが扮するキャラクターで、造形作品の説明をしてくれたり、コーヒー等(有料)を出してくれたりする(ぎりぎりメイ○カフェではないらしい)。この「不思議子ちゃん」は、作品の一部である一方、観客の視点から作品の説明をしてくれる存在でもある。奇妙な造形作品が立ち並ぶ異様な空間だったけど、「不思議子ちゃん」のおかげで違和感なく作家の世界に入り込むことができたのかも。
なお、不思議博物館/角孝政に詳しい情報あり。これから行く方は必見!
11月27日まで、水曜休館(11月23日開館、翌24日休館)。
そして、今回の福岡トリエンナーレで特筆すべきなのは、角孝政の《不思議博物館 展示室A》。これは、美術館の無料スペースの一角を博物館に見立たもので、作家の趣味(欲望?)を、そのままカタチにしたような空間。でも、妙に居心地が良くって、延々と折り紙をしていた親子など、長居する観客が後を絶たない。
博物館の展示物としては、実際の1兆倍の大きさのクマムシや、アニメ・特撮の世界から出てきたような奇妙な生物・怪獣など、強烈な個性を持った造形作品がウヨウヨ。作家の「造りたい!」という情熱がひしひしと伝わってくるような作品群だった。しかも、FRPで作られた作品の仕上がり度は高く、副業(本業?)で立体造形作品の受注製作をしているのにも納得。この作家の前では、「アート|模型」というジャンルの壁は無意味かも。
この博物館の目玉の一つは、ガンシューティングゲーム「デスクリムゾン」(このゲームは「伝説のクソゲー」らしい)と、そのゲーム専用の特製巨大コントローラー「巨大クリムゾン」。全長3.4メートルもある巨大コントローラーを動かすだけでも大変だったけど、美術館で造形作品を操作してゲームをするなんて、まずヨソではできない体験。
もう一つの目玉は、メ○ド服のような格好をした「不思議子ちゃん」。これは女性ボランティアが扮するキャラクターで、造形作品の説明をしてくれたり、コーヒー等(有料)を出してくれたりする(ぎりぎりメイ○カフェではないらしい)。この「不思議子ちゃん」は、作品の一部である一方、観客の視点から作品の説明をしてくれる存在でもある。奇妙な造形作品が立ち並ぶ異様な空間だったけど、「不思議子ちゃん」のおかげで違和感なく作家の世界に入り込むことができたのかも。
なお、不思議博物館/角孝政に詳しい情報あり。これから行く方は必見!
11月27日まで、水曜休館(11月23日開館、翌24日休館)。
とりあえずいろんなものに圧倒されてヒイヒイ言いながら逃げ帰ってきました。他の展示を見ることも忘れて・・・
「不思議博物館」は、今回の九州旅行の最大の収穫でした。
角孝政さんの今後の活動に注目していきたいと思います。
福トリの他の作品も充実していますので、またの機会にぜひどうぞ!