続いて竹橋へ移動。東京国立近代美術館(写真)「草間彌生:永遠の現在」展。
会場に入ると、黄色と黒のカボチャがお出迎え。なんだか元気が沸いてくる。
カボチャの部屋を抜けると、鏡張りの六角形の部屋、≪Infinity Mirroed Room―信濃の灯≫。部屋の中央にも鏡張りの柱があって、その柱の窓を覗くと電飾による万華鏡の世界。キレイだけど色は強烈!
次の部屋は、ちょっと落ち着いて、1970年代のコラージュ作品が中心。死を連想させるような暗い作品が多い。それと、小学校時代の作品≪無題≫が2点。「5年 草間弥生」と書いてあるのはほほえましかったけど、すでに水玉!
続いて、バルーンの≪水玉強迫≫の部屋と、モノクローム作品群の部屋を抜けると、≪I'm Here, but Nothing≫の部屋。リビングのような部屋の隅々まで水玉が貼ってあって、それをブラックライトが照らしている。まさに草間彌生の視覚世界。テレビでは、ニューヨーク(?)でのパフォーマンスビデオが上映中。
その隣は、本展の目玉(たぶん)≪水上の蛍≫。この作品は一人ずつしか鑑賞できないけど、これは並んでも観るべし!床に水が張られた鏡張りの暗い部屋の中に、無数の小さな電飾がぶら下がっている。まるで宇宙の中に放り出されたような感覚。自分がちっぽけに思えてくる。
銀色のオブジェの部屋、巨大ミラーボールの≪宇宙の心≫の部屋、1950年代の水彩画の部屋を抜けると、≪天国への梯子≫。色が変化する梯子が、天井と床の鏡で無限に伸びていく。下を覗くと足がすくむ。上は本当に天国へつながっているみたい。
最後の部屋は、80年代の作品。新作の≪再生の瞬間≫は、何本もの突起物が床から力強くそそり立っていた。出口の脇には、銀色の大きな玉が所狭しと転がっていて、観る人の姿を一斉に映す≪ナルシスの鏡≫。最後まで密度の濃い展示で大満足の展覧会だった。12月19日まで(月休)。
この展覧会は、サブタイトルを変えながら→京都→広島→熊本→松本と巡回予定。カタログによると、東京展と松本展を観れば、ほぼ全作品を網羅できるみたい。松本展も行くしかない!?ちなみに、京都展は東京展と同じ内容。
会場に入ると、黄色と黒のカボチャがお出迎え。なんだか元気が沸いてくる。
カボチャの部屋を抜けると、鏡張りの六角形の部屋、≪Infinity Mirroed Room―信濃の灯≫。部屋の中央にも鏡張りの柱があって、その柱の窓を覗くと電飾による万華鏡の世界。キレイだけど色は強烈!
次の部屋は、ちょっと落ち着いて、1970年代のコラージュ作品が中心。死を連想させるような暗い作品が多い。それと、小学校時代の作品≪無題≫が2点。「5年 草間弥生」と書いてあるのはほほえましかったけど、すでに水玉!
続いて、バルーンの≪水玉強迫≫の部屋と、モノクローム作品群の部屋を抜けると、≪I'm Here, but Nothing≫の部屋。リビングのような部屋の隅々まで水玉が貼ってあって、それをブラックライトが照らしている。まさに草間彌生の視覚世界。テレビでは、ニューヨーク(?)でのパフォーマンスビデオが上映中。
その隣は、本展の目玉(たぶん)≪水上の蛍≫。この作品は一人ずつしか鑑賞できないけど、これは並んでも観るべし!床に水が張られた鏡張りの暗い部屋の中に、無数の小さな電飾がぶら下がっている。まるで宇宙の中に放り出されたような感覚。自分がちっぽけに思えてくる。
銀色のオブジェの部屋、巨大ミラーボールの≪宇宙の心≫の部屋、1950年代の水彩画の部屋を抜けると、≪天国への梯子≫。色が変化する梯子が、天井と床の鏡で無限に伸びていく。下を覗くと足がすくむ。上は本当に天国へつながっているみたい。
最後の部屋は、80年代の作品。新作の≪再生の瞬間≫は、何本もの突起物が床から力強くそそり立っていた。出口の脇には、銀色の大きな玉が所狭しと転がっていて、観る人の姿を一斉に映す≪ナルシスの鏡≫。最後まで密度の濃い展示で大満足の展覧会だった。12月19日まで(月休)。
この展覧会は、サブタイトルを変えながら→京都→広島→熊本→松本と巡回予定。カタログによると、東京展と松本展を観れば、ほぼ全作品を網羅できるみたい。松本展も行くしかない!?ちなみに、京都展は東京展と同じ内容。
草間さんの「実力」見せつけられた展覧会でした。
おかげで、木村伊兵衛展や所蔵作品展をじっくり観るだけの体力・気力が残っていませんでした。
ハシゴしなきゃ良かったと反省……。
すごくよかったと感じたので、同じような意見が見られてうれしいです。
松本展、わたしも行きたいです。
TBさせていただきました。
本当に充実した展覧会でしたね。
森美術館のクサマトリックスは、ちょっと表面的な印象でしたが、今回は深みのある内容で良かったです。
贅沢を言えば、NY時代のパフォーマンス映像をもうちょっと観たかったなあ……。
巡回展もできる限り行こうと思っています。
でもでも楽しかった。来週も行ってきま~~す☆
pizzさんのデュシャン展のお話(大阪と横浜の印象の違い)。。。たぶん、この草間展にもありそうです。美術館の構成と作品との相性。とかストーリー性の問題。。。巡回展。というのは、2ヶ所以上みてみたいなぁ。。。と感じました☆
ほんと☆ありがとうございました。
pizzさんの言葉は<背中を押す風>でした☆
草間彌生が苦手だという方にオススメするのは、ちょっと勇気が必要だったのですが、一部でも気に入ってもらえて本当に嬉しいです。
(展覧会って、本当に気に入った作品が1点でもあれば、行った価値があると私は思っています。)
これからも、<背中を押す風>を東から吹かせますね!
おはようございます。あのね、もう一回どうしても行きたくなったのは、理由があって、pizzさんのお話では東京と京都。って展示が同じなんですよね。ところで、私、その京都展。よく考えたら、見る順序に問題があったのです。かぼちゃからスタートしていないのです(笑)京都の展示が、ちょっと変わっていて、4Fにエレベーターで上がってしまうと、ミラーボール→梯子→水玉(赤)これが4Fから3Fへの階段。そして、3Fは、途中の赤の突起物から、かぼちゃに戻ってください。ここは、途中だから。。。とかなんとか言われて、逆流してしまうのです。
やはり、これ、エレベーター使わずに、階段で、3Fに上がって、かぼちゃ→信濃。という順序では全然印象ちがうような気がします。そういうことで、ほんと!今まで、展示順序には、全然かまわなかったのですが、今回のこの<濃さ>は、やはり、ちゃんと味わうべき。(笑)のようなきがしました☆ではでは☆また遊びにきます☆
あと、京都展は、階段が水玉なんですか?
東京展はワンフロアの構成で、途中に階段はありませんでした。
4Fの<ミラーボール>は、窓辺の長いすが置いてある通路に気の毒なくらい狭いスペースに置いてあって、そのミラーボールよこを通り抜けた向こうに3Fへ下りる階段があって、そのステップや、壁とか天井が赤い水玉で、天井から、<バーバー・パパ>のような形の(笑)あの、ビニールの水玉物体がぶら下がってる。その感じで3Fにおりると、ちょうど途中の展示にぶち当たるのです。
(※それが、床から力強くそそり立っていた赤突起物)
<梯子>は、展示室でも別格のちょっとわかりにくい位置(実際、見落とした。というBLOGも見かけました)なのです。
・・・ね。?pizzさん。やっぱり、rossaの見た順序が<変>です。(笑)なんだか、せっかくの草間ストーリーが、めちゃくちゃに。ってかんじ。します。敬意をもって、ここは、もう一度、展示順序どおりに味わう<草間フルコース>を・・・☆
東京展では通路が狭くて短かったので、あんまり印象に残ってないです。
たしか黄色だったような……。(うろ覚え)
ところで、東京展と京都展では、展示の順序がちょっと違うようですね。
東京展では、最後の部屋に床からそそり立つ突起物《再生の瞬間》がありました。