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DoaU385日目_Part2_万豚記(中華料理/蒲田)

2010-03-22 11:30:24 | 食べ歩き
上野動物園でキングペンギンを見ていたとき、
隣から聞こえてきた、けっこう大きな声が。
ペンギンって鳥?
違うんじゃね?
じゃあ何?
アシカとかさ?
じゃあ魚?
絵に描いたようなバカップル、見事である。

だた、知っていそうで知らないことはある。
オレだって、お彼岸の何たるかを知らないし。

東京駅から蒲田へ向かう京浜東北線の車中、
嫁さんが言う。
やっぱり歓迎だよね
異論はこれっぽっちもない。
天津飯と餃子!
ヤツは勝手にオーダーを決定する、
オレにはラーメンが安いはずだからラーメンを喰え、と。
混んでるかな?
不安要素はそれだけだけれど、蒲田着は14時過ぎ、
さほど混んでもないんじゃない?

いやいや、さほどどころじゃない。
何しろ従業員の姿すらないんだから。

通し営業だと勝手に思い込んでいただけで、
昼の営業は14時までだと知らなかったわけである。
すっかり餃子にアタマを占領されて東口を彷徨う。
10月に食べたらあめん しんかなどラーメン屋もあるし、
中華料理屋だって数多い。
彷徨ううちにたどり着く。



中国麺飯食堂 万豚記
いろんな街で見ていたけれど、どんな店なのか、予備知識はまったくない。
蒲田駅東口から第一京浜に出る商店街の外れ、
多摩堤通りとなる蒲田五丁目交差点のすぐ近く。
道路の向こう側には王将がある。
嫁さんの所望する天津飯だって確実にある。

王将だったら蒲田じゃなくてもいいじゃん
嫁さんの一言で決まる。

入ってみると、自動ドアでなく、手でがらがらと。
14時を30分以上過ぎているからかもしれないけれど、
お客さんの代わりに閑古鳥。

メニューを見る、なんか見たことのあるようなメニュー構成。
餃子に担々麺、拉麺、焼きそば、チャーハン、土鍋ごはん・・・。

愛想も何もない店員に土日セットメニューと餃子を告げる。
それ、1人前だけど
余計なお世話だ、家の限界量はそんなもんだ。
らあめん福福のように職人が無愛想なのはいいけれど、
単なる雇われの、しかもチェーン店の店員が無愛想なのはどうよ。
しかも、生ビールサーバから泡を吹き飛ばし、嫁さんにぶっかける。
味への、そしてサーブする順番に期待を抱く方がどうかしている。



黒ごま担々麺
スープを一口すするなり、嫁さんが吠える。
消防車が必要なぐらいの辛さ。
スープの原材料なんて想像すらできないぐらい。

麺はかなりしっかりとした太麺で、
これがまたカプサイシンを絡み上げる。
一口食べただけで、滝のように汗がでる。

2人で困り果てていると、次が来る。



豚バラこがし丼
コレが土日セットメニューにつく丼である。
家が1回に炊く米の1.5倍以上の量の米である。
普通に喰えば、黒ごま担々麺は880円。
セットが1,100円、+220円でこんなアホな量がつく。

豚バラとは要するにチャーシューのことで、
これにやたらと醤油辛いタレがかかる。
麺は唐辛子、米は醤油、逃げ道はどこにもない。

2人で途方に暮れていると次が来る。



大焼餃子(8個800円)
2人で1個ずつ食べた後なので6個しかないけれど。
これがまた、デカイ、12cm以上のサイズ。
皮がやたらと厚いので、食べ応えが不必要なまでにある。
焼き餃子よりも、水餃子向きの皮、それが8個。
餡にはほぼ味付けされていない。
だからといって、醤油とラー油に手を出す勇気がない。
土日セットメニューですっかりやられているから。
しかし、うまくもない皮と餡をどうせいというのだ。

米を喰っては餃子を一口、そしてスープちょっとでまた一口。
食べ進むにつれ、米の臭さに閉口する。
そして丼の底には油が溜まっている。
この油ベッチョリ感、紅虎というか際コーポレーションが、
チャーハンと麺の専門で出した店を思い出す、メニューの構成といい。

2人で白旗を挙げる、
担々麺、豚バラあぶり丼、それぞれ半分以上残して。
それでも胃が腹筋を突き破るぐらいになっている。

帰ってからマックに向かうと、やっぱり・・・。

知らないことは悪いことではないけれど、
知っていれば回避できることだってある。

知らなかったばっかりに晩ごはんまで回避することになっちゃうし。


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