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again056_Part1_元祖札幌や(ラーメン/自由が丘)

2010-08-28 11:32:32 | 食べ歩き
8/27(金)

An eye for an eye makes the whole world blind.

非暴力を訴えたマハトマ・ガンジーは言った、
目には目を、そのやり方は世界中を盲目にする、と。

ガンジーが生まれたインドから西方へ4,000km、3500年前にこと、
チグリス川とユーフラテス川に挟まれた地に発達した古代メソポタミア。
バビロン第1王朝の6代王、ハンムラビが制定したとされるハンムラビ法典。
目には目を 歯には歯を
その復讐法で有名なこの法典は、誤解が多い、あのガンジーですら誤解した。

復讐は同じことを1回限り、無限連鎖はしない。
だから「目には目を」という法に則れば、目を潰された相手が目を潰されるだけ、
さらに親族が復讐する訳ではけっしてないのである。
また、同じ身分の者にしか当てはまらない、
江戸時代、無礼な町人を武士が切り捨てても問題はなかったけれど、
その武士を町人が切ることは許されなかったように。

事の起こりは火曜日、御殿場に向かう車中。
おまえ、最近、モテるな
電話を切ったオレに嫁さんが言った。
なんかさあ、クルマに乗ってると電話がかかってくるよね
確かにそうだ、月曜日、軽井沢に向かうときもそうだし、いつだったかも・・・
たいてい高速にのったぐらいで電話が鳴る。
台場の会社からで、提出してもらう書類を送付するとのこと。
水曜日はまだ迷っていたし、木曜日は断りの電話でぐったり。

台場の会社から来た提出物は、かなりの量。
前職だったら、出社初日に持参、記入するようなモノを全て揃えなければならない。
面倒くせえなあ、そう思いながら書き進める。
そして気付く、戸籍謄本が必要だと、今朝、初めて。
今の家を建てた時に、本籍を横浜から世田谷に移しておけばよかった、
パスポートをとったときも思ったけれど・・・

とりあえず、記入すべきものを全て処理して、発送元へ問い合わせ。
えらく時間がかかる、サポートセンターの女性がわからないのだ。
さらに、近所のまちづくりセンターへ問い合わせる、
嫁さんの非課税証明書は等々力まで行かなければならないと知る。

シャワーを浴びながら経路を考える。
郵便局の窓口って何時までだっけ?タイムリミットは15時ぐらいか?
自由が丘まで歩いて、なんて時間はないかもしれない。

最寄り駅から多摩川まで行って、多摩川線に乗り換える。
蒲田から鶴見に出て、西口の行政サービスコーナーへ。
450円払って戸籍謄本を発行してもらって、すぐさま京浜東北線に。

川崎で南武線に乗り換えようかと思ったら、めんどくさそうなので、
蒲田で池上線に乗り換えて、旗の台で大井町線に。
自由が丘を過ぎて九品仏の手前、等々力通りに差し掛かったところで、
大井町線は止まる、何が起きたのかわからないけれど、
しばらくして動き始める、九品仏駅で車椅子からぶっ倒れたおじいさん。
急いでいるんだけどなあ、そう思うけれど、こればっかりはねえ。

13時40分過ぎには等々力に着く。
自動交付機に印鑑証明を突っ込む、住民票なんてすぐだ。
ところが、機械の分際で言いやがる。
カードが違います
いや、正しいぞ、それでも向きを変えて、裏にひっくり返して試行錯誤、
どうにもならん、ヒマそうな、あまりにヒマそうなおじさんに聞く。
管轄はあっちだ、そう言われて、てけてけ。

恐ろしいまでに愛想のいいおばちゃんととともに、また自動交付機へ。
自信たっぷりにおばちゃんがカードを突っ込む。
しかし、機械の分際で職員にも楯突く。
カードが違います
ほぉら、おっさんのオレが悪いんじゃないんだって。
この機械になってからおかしいのよね
だったら何とかしろよ、そう思うけれど、その愛想のよさにくじける。
再発行しないといけないので、ちょっと時間がかかりますけれど・・・。
急いでいるんだけどなあ、そう思うけれど、こればっかりはねえ。

待っている間に、嫁さんの非課税証明書も交付してもらう。
しかし、あまりにも時間がかかりすぎだ。
すぐ近くの郵便局で簡易書留の手続きを済ませて、用賀中町通りに出る。
目的地はすぐそこだ。



菅田屋
目黒通りを自由が丘から等々力不動まで進んだ時に、
中華 紅蘭に入った、あまりに寒くて、温かいものを食べたかったから。
しかし、その後の大塚会でSRに言われた。
ダメですよ、こっちに行かなきゃ
そう言われた店である。
暖簾も出てるし、大丈夫か?ちらっと覗くと、営業時間は14時30分、
14時15分だし、大丈夫か?さらに覗くと、ラストオーダー14時、
そして、準備中の看板がドアの内側に。
復讐はまたも失敗する、もちろん立場は対等だ。

ああ、なんてこった、またSRにバカにされる・・・そう思いながら自由が丘に戻る。
アホみたいに暑いけれど、行く店はもう元祖札幌やぐらいしか思い浮かばない。
14時半の店内には、変態だっていない、素敵だ、オレが変態になろう。



味噌バター(750円)
味噌、塩、醤油、塩バターと食べて、ようやく味噌バターにたどり着く。
味噌屋八郎商店のような甘みのある味噌ではなく、やはり味噌の塩分がかなり強い。
鶴見、等々力と汗まみれになりながらの移動だったけれど、それでも味噌が濃い。
でも、許すよ、この店なら、多少のことなら。

ただ、食べながら気付く、
特製味噌つけ麺
貼り紙の、その文字に。
こっちにすればよかったかなあ、食べたことないし。
昨日の復讐は成功したかのように思ってたけれど、結局はまたも失敗である。

さらに家で横浜市のサイトを見れば、日吉にも横浜市行政サービスコーナーはある。
東横線は止まっていたけれど、日吉だったら目黒線で行けたじゃん。
ああ、誰に目を潰されたんだ?オレ?




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