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DoaU347日目_Part2_おでん

2010-02-11 19:28:01 | レシピ
太刀魚である。
当然、スズキさん一家に属する。
外見は似ても似つかないけれど、サバやマグロと同じ門下生。
見ようによってはウツボよりも恐ろしい。
何しろ太刀魚である、太刀なのだ、見た目が。
しかも、あの牙みたいな歯でにんまりとされたら、
シガニー・ウィーバーじゃないけれど、逃げるぞ、ホントに。
もちろん、遭遇する機会はまずないけれど、どちらにも。

まあ、普通は塩焼きにして食べる。
淡白な味わいには塩が一番だと思うし。

コレをすり身にして揚げる、いわゆる天ぷらにするとどうなるか?
そして、そのすり身にごぼうが入っていたらどうなるか?

前日の春から真冬に戻った。
嫁さんに温かいものを喰わせないといけない、
家に大根がある、もうおでんしか考えない。
前回作ってから1ヶ月ぐらい経っているし、いいでしょ。

寒空の下、16時ぐらいに家を出る。
そしてキミサワで歯を抜かれた獰猛なヤツに出会う。
いや、もちろん切り身ではない、すり身である。
紀文の工業製品だけれど、オレは猫ではない、
好奇心で殺される訳がない。

ゆで卵を作る。沸騰したら6分ぐらいで。

大根を下茹でしたら、出汁昆布3枚、白滝とともに鍋へ。
水1,200ccを入れて中火で煮る、灰汁が出たらひく。

あんまり好きではないけれど、S&Bのおでんの素を1袋。
今日は練り物が豊富である。
うずら天、しょうが天、黒はんぺん、そして太刀魚天。
これらを入れたら、沸騰させないようにとろ火で。



信州ハムの「信州の薫り」というソーセージ、
キミサワでしか見たことがないけれど、アホみたいに安い。
あまり燻蒸していないので、豚肉の味がストレートに来る。
シャウエッセンタイプのソーセージの中ではかなりのお気に入り。

これも放り込んで、とにかくとろ火で。



しっかし楽でいいねえ、ホントに、おでんは。
最近、辛子じゃなくて柚子胡椒で食べるのがお気に入り。
大根の甘さを、ホントにしょっぴりの柚子胡椒が引き締める。

そして太刀魚天である。
そもそも淡白なのである。
ごぼうは味が強いのである。
おでんの素だって強いのである。
一瞬、ごぼう天?パッケージを見直す、そんな味。

沼津のちっちゃな水産加工業者が作っていたら・・・
いや、作らんだろうな、おでんには向かないもん。


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