村上春樹原理主義!

作家・村上春樹にまつわるトピックスや小説世界について、適度な距離を置いて語ります。

村上春樹とカキフライ

2015-11-30 23:04:18 | トピックス

作家の村上春樹は「ユーモア」と「憂鬱」を抱えた特筆すべき作家です。

その行動や小説世界や、もろもろのエピソードをブログでおっかけます。

まずは、村上春樹が原発事故に遭遇した福島県の郡山市のイベントに登場し、トークを展開したニュース。

地元の高校生とも交流したそうで、なかなかやるなと、人柄がしのばれますよね。

小説を書くことは「一人カキフライ」に似ているとはまたユニークな発言。

つまり、キッチンでカキフライを自分で揚げて食べるくらい好きということでしょうか。

いや、そうじゃないか(笑)

とにかく、その心やいかに、というのが以下のニュースで述べられています。

どうでもいいけど、揚げたてのカキフライを食べたくなりませんか?

 

【引用】 朝日新聞デジタルより

村上春樹氏、創作は「1人カキフライ」 福島で語る

 作家の村上春樹さんが、福島県郡山市で28、29日と開かれた文学イベントに参加した。国内のこうした催しで発言するのは珍しい。29日には約200人の前で、作家らと想像力との付き合い方を巡って約2時間語り合った。イベントの合間には地元の高校生と交流したという。

 この日、作家の古川日出男さんやレアード・ハントさん、翻訳者柴田元幸さんらとともに「サプライズゲスト」として登壇した村上さんは冒頭、「僕はカキフライの話をします」と切り出した。大好物なのに、妻が揚げ物嫌いのため「台所で1人で揚げる」と述べ、こう続けた。「1人で食べるカキフライはおいしいけど、寂しい。寂しいけどおいしい。孤独と自由の関係のように永遠に循環する。自分の中にある言葉を一つ一つすくうという作業は孤独な作業で、(小説を書くことは)1人カキフライに似ている。自分が小説を書いていると思うと頭が重くなるけど、カキフライを揚げているんだと思うと、楽になります」

 創作のきっかけについては、最初のシーンを思いつくことから始まることを明かし、「そのシーンが頭の中で半年ぐらい、タクシーで渋滞に巻き込まれてるみたいにぐるぐる回っている。それが半年くらいすると回り出す」と話した。