Carnet de Voyages

楽しかったのに、旅から帰ってくるとどこに行って何を見たのか忘れてしまう・・・
ということで、旅日記を書いてみましょう♪

L'Embellir

2008-02-24 | 食:東京グルメ
青山のちょっと不便な場所にあるフレンチ・レストラン「ランベリー」。
わかりやすく言うと、青山のブルーノートの通りを青山墓地に向かったまっすぐ行った左手です。青山橋の少し手前。

昨年、仕事でこちらのレストランにお世話になりましたが、シェフは非常にエネルギッシュでチャレンジ精神旺盛、武道着とかが似合いそう。

夜は25000円くらいしてしまうので、気軽には食べにいけませんが、 今日は某有名美容室を経営している大人のお友達とランチ(=ごち)だったので、久しぶりにお邪魔しました。

ミシュラン東京で星がついたこともあり、お昼でもほぼ満席です。

ランチはプリ・フィクスの3皿コースかシェフのお任せ4皿コース。
さすがに4皿は・・・と思っていましたが、ボリューム的には3皿と変わらないとのご説明。お連れ様が「お任せで」と仰るし、選ばなくても良いしね。

冷たい前菜はシェフのスペシャリテでもある野菜のテリーヌ。
http://yorukoyoruta.jp/gourmet/kurusu/070712.html
色々なお野菜がそのまま輪切りになってデザイン画のように並んでいて、色合いも食感もフレッシュで鮮やかなひと皿です。

それから温かい前菜で2種のフォアグラとあんぽ柿。
これは、フライにした温かいものと、テリーヌ仕立ての2種類のフォアグラ。フライの衣がちょっとフランクフルトの皮みたい。柿は干してあったのかしら?

この時点でお連れ様のグラスはすっからかんで、素晴らしいタイミングでワゴンを押して来たソムリエ長田氏の誘惑もあり、メルローをオーダー。

私はシャテルドンを頂きます。

こちらのお店はミネラルウォーターだけでも6種類もあって、どれにしようか迷ってしまいます。シャテルドンはスパークリングウォーターの中でも余り発砲が強すぎず、それでいて硬水の味が味わえます。ペリエやサン・ペレグリーノはちょっと強い、でもバドワでは弱すぎると思う方には良いかも知れません。

お腹がいっぱいになってきた3皿めは・・・思い出せません。
大体DVDでも3枚借りると1枚なんだったか忘れてしまうこと、ありませんか?私だけかな。

そして最後のお肉は牛赤身肉のソテーです。
お連れ様はメルローを追加。でも1杯は飲めないから「半分こにして」って・・・それ、私に飲めっていうことですよね?
だから、戻って会議があるんですってば・・・

出てきたお皿にはしっかり焼かれたお肉にソースがたっぷり。
一瞬「う」と思ったんですよ。
お肉にソースがかかりすぎでは?と。

でもこのソース、赤ワインベースだと思うんですけど、見た目ほど重たくなくて、さらっとしていました。
そしてこの赤身肉が実に美味しかったです!
本日のハイライト。

お連れ様はさらにここでチーズも召し上がっていました。
お年の割に(?)すごい食欲!!
これが元気な経営者の秘訣なんでしょうか・・・。

デザートはシェフお得意のシンプルなブラン・マンジェを頂きました。

こんなに飾りのないデザートはなかなかないのではないか、と言うくらいのシンプルさ。真っ白なたっぷりのソースの中央に真っ白なプリン状の個体。このソースはアーモンドからあの食感を奪ってフレーバーだけを取り出したようなイメージ。杏仁豆腐にも通じるストイックさです。ブラン・マンジェそのものは優しい甘さで、ほどよい柔らかさ。軽くて美味しいです。

最後のお茶と一緒にプティ・フールが出てきます。
マカロンに生チョコに小さなケーキ。
こういう細かいところにも技が感じられます。

最近イタリアンばかりであまりフレンチ・レストランに行っていなかったのですが、このようにお料理以外のところに感じられる繊細な職人技には本当に関心します。

最後は無農薬りんごのお酢が口直しに。
そしてお土産にはフィナンシェを下さいます。
ごちそう様でした。




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