フラッシャー自転車 マニアの日記

1970年代に一斉風靡したフラッシャー付自転車。現役バリバリのオーナーのちょっとおかしな奮闘日記。

こりゃヤバイだろ

2008年08月02日 02時52分52秒 | Weblog
1年に数回の貴重な日記になってまいりました。フラッシャー自転車が好きな皆様の期待を裏切りません。 数年前、素晴らしいアイテムでありながら、あまりに派手なためブレークしなかった、とあるアイテムを私の超高級車に装着。 目の残像による錯角を利用したこのアイテム、 1車輪に最大3つのブレードを装着できるが私は当然、両輪フルブレード装着。和洋セッチュウですが、光りモノに白熱ランプもLEDも同類!! こりゃ、すごい~夜間走行したところ自動車は道をよけてくれるし、通行人には奇声を浴びせられる始末。もちろんフラッシャーをピカピカさせてコーナリング(笑) 問答無用の美しさに感動した私は、さらに6ブレードを新たに発注。昨今では自転車の軽さを気にする諸兄が多いが、そんなの関係ございません。重たい自転車でこそ、筋肉増強に役立つのです!!

丸石と光自転車

2007年08月27日 01時16分32秒 | Weblog
私の自転車やパーツは全て仙台、青森、秋田、北海道から買い付けている。岐阜や四国にもあるという情報を得たが闇のバイヤー(笑)は口先ばかりで大きい予算を示しても提示してくれたのはボロボロ自転車ばかりだった。東北から北に多い理由は政治的な要素もあるのでここでは公表できない。間違いないのはオークションは氷山の一角であり、宝石を持っている人は持っている...のである。お譲りいただいた皆様、大変お世話になっております。皆、宝のように大切にしております!

さて今宵ご紹介するのは丸石ジャンプファイブ22吋。組立て完成車で購入。
私が私有する中でもっとも程度が悪かったが各部入念に錆落としして見違えった。
大人には乗れないサイズなので遊び車として好き勝手に手を入れている。(たまにだけど)

フロントライト部は当時スーパーカーライトなどと呼ばれていたリトラクタブルライトにASSY交換されていた。(写真1)をご覧いただきたい。下段はフォグランプ(兼、点滅機能)でフラッシャーの電池を兼用しており常点灯可能。仮面ライダーのショッカーマーク?のようなワシマーク下側のライトはダイナモ発電で点灯する。

リトラクタブルスイッチによりワシマーク部分がウィーンと立ち上がり新たなライトがニョキィーッッ!!と登場し、これに自動切替え点灯。(写真2)チビりものの強烈なインパクトである。リトラクタブル部分を分解したところ、駆動には当時工作にも使ったマブチモーターが使用されてナイロンギアに伝達してトルクをかせいでいた。恐るべしアイデアと設計である。

驚く点はまだある。フォグランプはフロントウィンカーを兼用しており、フォグ消灯状態で方向指示器を切り替えると片目ずつ点滅。これはあたり前の動作だがフォグを点灯させた状態では、何とフォグが点滅するのだ。これって凄いことではなかろうか。まさに旧車のテールランプのよう。フロントには合計、6灯の電球が仕込まれている、ほんと異常です。

今日はシャレでタイラップ止めでちょうちんを付けてみた。(写真3)
フォグとパラったのでちょうちんも点灯・点滅する。
デコチャリになってしまったけど面白い~(苦笑)

調子に乗って掲載したのは光自転車ダッシュディスクフラッシャー26吋。
箱入り、当時のままで購入。程度は問答無用、まさにピカピカバイスクル。

(写真4)いたってシンプルなフロントビュー。ライト下側は点滅のみでフォグ機能はなし。

(写真5)はコクピット。光自転車純正のスピードメーターは26吋で正確なオドメーターとして機能。まだ14キロしか走っていないんだな、今気付いた。夜は無論、ダイナモでメーターもライトアップ。

(写真6)リアビューだがフラッシャーは流れない。赤とオレンジが交互にウインクする。連動するブザーの音は前出の丸石はブザー音だが、これは電子的に発生させるブザー音で何ともここちよい。ギアカバーが派手だがフレームと一体感あるデザイン。当時の少年はこれにも憧れた。
前出の丸石と並べてみた。(写真7・8)うーん、我ながらかっこいいなぁ~

次回はいよいよエレコンやアイトロンも登場させたいと思います。
秋になったらツーリングだーっ!!



丸石自転車 フラッシャー

2007年08月05日 02時34分19秒 | Weblog

フラッシャー自転車好きの中年の皆様、
暑中お見舞い申し上げます。

どうにもこうにも、忙しすぎてマメに投稿できずイラだっております。
そんな中、昨日たまたま1号車を出したのでパチリ。
各部に若干の錆はでているものの丹念な錆落としによってかなり状態は良くなった。

これは丸石の前期型フラッシャーで、流光は回転板を回して順次接点させるタイプ。
全盛期はトランジスタ式が主流だったから、たぶん現役としてはかなり貴重なモデル。

何たってスイッチオンでウィーン、ウィーンとモータ-がうなる。
フラッシャーには5つのマメ球が仕込まれているが、現在ではこの定格品は存在しない。
従って近似値のものを使用するしかない。1球切れてしまったので、この際、電球の口金に
高輝度LEDを付けられるだけ付けたものを工作し、前後とも交換しようと思い立った。
名付けて「イクラLED大作戦!!」の決行である。(アホ丸出しである)

仕事の合間をぬってかなりの時間をかけて前後分すべてを電圧に合わせて抵抗を入れて
完成させた。がっ、にぁーんとっっ!!

電流量が低減したため何とモータ-の回転が倍以上に。
モータ-と点滅部分が回路上でリンクしていたのだ。流れるというよりは全点滅状態に。
そう言えば昔の自動車のウインカーやバイクも1球切れるとハイスピードになったものだ。

なかなかにてごわい。電気は強い小生だが、本体を分解してまでリメイクするのは
ナンセンスと判断。独立回路のブレーキランプだけ「イクラLED」にしてやった。
ヤケになった分、12個のLEDをマメ球の口金にくっつけた。これだけでも電池の消耗はかなり
低減することができた。何たって今はアルカリやオキシライドの時代。それなりに長もちする。

お気付きになっただろうか。
フラッシャーともかく、リムブラシにハブブラシ、そしてサイドの折畳み式カゴ。
写真がブレまくったのでフロント部は掲載できなかったが、リトラクタブルライト(スーパーカーライトと称した)にフォグライトまでも装備している。
う~カッコぇぇ~

近い将来、夕暮れの渋谷スクランブル交差点でハイスピードコーナリングしようと思っている。
公演通りに注輪させて、中年でむらがる光景もぜひ見てみたい。
うっしっし...

「光自転車」について

2007年07月21日 00時47分49秒 | Weblog


このメーカーを知っている人はかなり通である。ネットでもなかなか同社の歴史を知ることは出来ない。どなたか知っていたらぜひ教えていただきたい。私が知る限りでは松下自転車に吸収されたこと、重い車体ばかりで当時、評判が悪かったということだけ。

運よく26インチダッシュディスクフラッシャー(オイルディスクブレーキ付フラッシャー仕様)の新車を手に入れる事ができた。丸石はじめ私が所有する3台が新車。箱入りのまま保管するほど私はオタクではないので、すべて組立ててボディーカバーをかけ屋内保管している。

さて、このダッシュディスクフラッシャーはご覧のように当時の価格で¥59,500。ユーザー登録ハガキに10円切手を貼れと記載がある。ハガキ10円は1972年(昭和47年)2月1日~1976年1月24日までの約4年間適応されており、この間に生産発売されていたことが伺い知れる。仮に33年前の1974年車だった場合、当時ターゲッターであろう13歳の少年は、今46歳になっている。さらにハガキの職業欄には「農業」の選択項目がある。実に時代を感じる。

今、ハガキは50円の時代。単純換算すると現代での価格は約29.7万円となる。どんなに安く換算しても20万円の価値はあっただろう。高価である。当時、親にねだっても難しかった訳だ。私はこれを昨年、かなり高額で入手した。馬鹿かもしれない。

フラッシャーとあるがこのタイプは光が流れず点滅する実にモダンなスタイル。
シマノのオイルディスクがおごられていたが、長年の劣化で実動不能だった。現役で昭和レトロな自転車に精通する自転車屋に持込んだ。当時の各社オイルディスク用のエア抜き治具を今だに持っている驚くべきこの老舗をもってしても保守パーツがないため圧力がかからず機能回復することはできなかった。涙を飲んでブレーキのみ現代のキャリパタイプにASSY交換したが、これでも注目度は並大抵なものではない。

私には現代の自転車は皆、同じに見える。特に子供たちが乗っている自転車はカゴもないプチマウンテンタイプばかり。かわいそうだなとも思う。すべてとは言わないが...
個性がないから大切にしない。雨ざらし放置。どうしてそこらにポイッと止められるのだろう。街のあちこちに放置された山のような自転車を見ると可哀想でたまらない。

今、私と同じように熱っぽく昭和の自転車に乗る同胞は日本に何人いるのだろうか。そんなことを思いながらいつボディカバーをいつはずそうか、ずらっと並んだ自転車を眺めるのだ。

自転車におけるフロアシフト

2007年07月13日 19時37分02秒 | Weblog
東京は雨続きで撮影がなかなかできない。
開設以降、数人の方だがご覧いただけていることがとても嬉しい。

唐突だが...

「自動車」が大衆化しはじめた頃、ほとんどのシフトレバーはハンドルの左側に着いていた。
やがてフロアシフトに移行しはじめた頃、ちょうど自転車の変速ギアも次々に開発されはじめた。

この新しい自動車のフロアシフトスタイルは、当時の自転車にも反映されていくことになる。
現代の自転車の変速ギアレバーはハンドルグリップ近くについており、ここぞという時に素早くギアチェンジできる。しかしフラッシャー自転車はじめ当時のスポーツ車は、サドル近接前方に位置するため前傾姿勢を少しおこし身体をひねるようにしないとギアチェンジできない。これはかなり無理な姿勢になり、危険性も帯びている。100人いたら98人は扱いにくいと答えるだろう。

このような矛盾要素がフラッシャー自転車には数多く搭載されている。
こんな自転車が、モノが溢れかえっていない30年以上も前、各社が競って世に送りだし売れまくった時代があったのだ。カッコだけではたして機能は薄いのか、そういう部分を真面目に見つめ直してみたい。

カタログをだけを見て、寝むれぬ日々をおくった少年時代を思い出しながら...



ブログ開設! 

2007年07月12日 02時18分02秒 | Weblog
小学生の頃、あこがれだったフラッシャー自転車。(方向指示器付の自転車のこと)

あれから30年近く経過した今、トラウマのごとく愛車で街を走る。
買い物にでかけ愛車に戻ると携帯で写真を撮られ「なつかしいですねぇ」とか、交差点ではクルマに追いかけられることも。

「そうか、俺だけじゃねぇ、同世代の人たちは覚えているんだ」と感激。
組み立て前の新車はバイクの金額に近かったけど、こんなに貴重なものを
1台だけでなく数台入手できた俺は幸せ者かもしれない。

愛車の写真をまじえブログにつづろうと思う今宵であった。