half moon bay

酒と釣りの友 天国の mさんヘ

しんちゃんは海の男

2015-06-08 10:57:17 | 
5月27日 早朝5時 我々は既に海の上にいた。

上京中、僕と入れ替わりに母の面倒を見てくれた姉がのたまわく。

「 愚弟の釣った瀬戸内の鯛が食べたいわね。」

これはかなりのプレッシャーなのでありました。

と云うのは今年、鯛漁シーズン真っ只中の中で我々はまだ一匹の鯛も釣り上げていないのです。

午前7時までにとりあえずメバル、キスなど8匹を釣り上げてから本命の鯛の仕掛けに変更。

暫くして ”Fish Oooo-----n ”とH船長の例のキャプテン・イングリッシュが炸裂。

見ると竿先が弓なりに海中に引き込まれて・・・。タモを持ってあわてて取り込みに駆けつける途中・・・・

「 あっあ~~ばれてしも~た~ 90センチ級の大物じゃった~~」

逃げた魚はいつも自分が思っているサイズの半分と見て間違いないのであります。

もう一度H船長にあたりがあるも竿にのらない。

僕の方にはピクリともあたりなし。どうやら釣りの女神に見放されたたと覚悟を決め最後の手段に打って出ることにする。

我々の近くでただ一人、もくもくと釣果をあげている例の「しんちゃん」の船にサッポロ黒ラベル缶を持って接近し

「 姉貴が帰ってきているんじゃが鯛が一匹も釣れんのじゃ。すまんが一匹売ってくれんかの~?」 僕

「 売られん。そね~なことをしたら縁起が悪る~なって今後釣れんよ~になる。」 しんちゃん

空しくも交渉は不成立に終わったのでありました。

その後もまったくあたり無く午後4時になって姉から携帯に電話が。

「 昼過ぎには帰ってくると思って鍋を洗って待っているのに一体いつ帰るの? 坊主? もう鯛はいいから早く帰ってきんさい。」

すごすごと港に帰ってくると「しんちゃん」が待っていた。

「 クーラーを持って来い。」

「 なんぼう払えばええ~んか? 」

「 金はいらん。」

しんちゃんは海の男でありました。

体長52センチ、体重2キロのいただきものに姉も大喜びで一件落着と相成りました。






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2 コメント

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誠にお目出鯛ことでしたね (うたちゃん)
2015-06-09 17:09:29
pierreさん ホント! しんちゃんは男ですな
セブンの男なので 今後「ウルトラセブン」と呼びましょう
返信する
Unknown (pierre nicole)
2015-06-09 19:57:26
明朝運がよければウルトラセブンに会いますのでその旨お伝えしておきます。
返信する

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