はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

再見 「大岡越前」  。                                                          

2014-09-21 17:40:44 | 記録:歴史・時代劇

一日一本(いや、二本三本)以上は時代劇を見ないと気が済まなくなってきているはぎお

ま、好みのランク付け?としては

必殺 大河 ナショナル劇場

ということで、「定番」「安定感」「チャンバラ」が好きなのかな (ま、子供だったし)

中でもやはり、一番心に残っているのは

「大岡越前」ですねぇ

 

 

時代劇チャンネルで、第1部から放送中。現在第9部まで来ています。

 

ブログを始めた時最終回を迎えた時、何度か記事をUPしていますが、また見直して、改めて魅力を振り返ってみようかと

 

1970年から2006年に最終回スペシャルを迎えるまで、全15シリーズ。
「水戸黄門」の方が長いんですが、「同一の俳優が主人公を演じ続けた」という意味では、こちらの方が凄いんじゃないかと。

まぁ、加藤剛さんという、「まじめ・堅実を絵に描いた」ような顔立ちの名優がいなくては成り立たなかったシリーズであることは、きっとご覧になった方みなさん思われたことでしょう。

 

いつも沈着冷静、誰からも頼りにされる理想の上司像ですが、意外と開始時の1部、2部あたりは、エネルギッシュで、血気盛ん。すぐ苛立つようなキャラだったことには、改めて見直して驚いたところです

 

シリーズも15部まで続くと、全く持ってつじつまが合わなくなることが多いんですが、残念ながらこの作品も同様
1部~3部までは、将軍と出会って、奉行に任じられて、結婚して子供が生まれて・・・と史実にも沿うような順調な流れだったんですが、4部あたりから急に「人情話」主体のホームドラマに転換してきた感じがあります。ま、こちらの方がなじみがあるんですけどね。

それに、それまで「男性主体」のドラマだったのに、キャラが際だったスター(例えば片岡千恵蔵さん、志村喬さん、天知茂さんのような)がいなくなった頃から、急によく分からないマスコット的な「女性キャラ」がワンサカ登場したりして。人数でごまかしてた気もしないでもないですけど・・・仕方ないんでしょうけど。

 

で、若手の同心役の人たちが原田大二郎さん、三浦友和さんとシリーズごとに交代し、5部からはぎおが大好きだった和田浩治さん(というより風間駿介)が登場第9部まで、5シリーズにわたって活躍します。
日活のスターさんということは当時全く知らなかったのですが、きりっとした二枚目(死語)で、堅物で、すぐかっとする正義感の塊のような熱いキャラクターが、若干落ち着いてきた感のあったシリーズに勢いをつけた気がします

真面目過ぎてやらかしてしまう失敗とか、時折見せる照れ笑いとか、すごく愛おしくって(何目線で語ってるのかしら

残念ながら、9部放送後に42歳という若さで亡くなってしまいます。
9部放送中にも体調の悪さがはっきりと映し出されて、元気溌剌だった時との対比が、放送当時、子供ながらにもとても気の毒でした。
でも、あれだけ活躍したのに、次のシリーズで彼の不在について一切語られなかったのが残念

あのままお元気なら、きっといい時代劇俳優になっただろうに・・・と悔やまれてなりません

 

そしてその後、相次いでレギュラーの方が亡くなります。
特に痛手だったのは、第1部から若き奉行を支えてきた村上源次郎役の大坂志郎さん。
どんぐり眼玉が印象的で、声も佇まいも、まさに「仏」のような方。優しくもあり、厳しくもあり、特に和田さん演じる風間さんとのやり取りは微笑ましかったなぁ・・・

密偵役で長期にわたって活躍していた三次役の松山英太郎さんも、若くして亡くなったため、源さんと同時にいなくなってしまいます。
このお二人の不在は、本当に大きかったなぁ・・・

親友伊織役の竹脇無我さんも、病気等であまり姿を見せなくなっちゃうし。
残された加藤さんも、シリーズを続けていくことに、特に後半はきっと辛い部分も多かったのではないかと・・・

 

結局その後もシリーズは続くわけですが、登場人物が変わっていく中で、設定など、いろいろと工夫していることは理解できるものの、やはり無理なことも否めず、ストーリーもどうしても同じような話が毎回続いてしまうので、若干「見飽きた」感じが出てきて、はぎおのテンションも下火になり、後半のシリーズはあまり記憶にありません

 

という訳で、改めて自分なりに考察し、いろいろと厳しいことも書いてしまいましたが加藤さんを中心とした「大岡一家」の世界観が好きだったのかな~と。だから、毎回設定を変えることなく、上手く続いてほしかったなと。
その点、最終回スペシャルは、史実に基づいて、上手く描かれて、良いラストを迎えたと記憶しています。

 

今、8部と9部を夜見ております。
風間さんの元気がなくなっていく姿を見るのがとても辛いのですが「帰宅後のリラックスタイム」を楽しんでます


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2 コメント

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ただすけー!ただすけー! (リューザキ弾正)
2014-09-22 22:11:20
何故か、「大岡越前」というと、山口崇さん演ずる徳川吉宗の叫び声が思い出されます(笑)
ナショナル劇場は、「大岡越前」と「江戸を斬るⅡ」が好きでした。

顔面正義値人類史上最高の加藤剛さん。稀有な存在だと思います。
(個人的に、次点は、篠田三郎さん ^^;)

加藤剛さん演ずる忠相と、その周りの、伊織、源さん、雪絵さま、千春さん、御前(忠高)、ましらの三次などのメンツが好きでした。

第1部の天地茂さんの同心は、その後、スピンオフが出来るくらいでした。
あのキャラは、唯一、大岡越前に対して、クールな対応だったので、
それが、醸し出す雰囲気が好きでした。
(平成版では、でっきり寺島進さんが、そのポジションだと思ったのですが ^^;)

「大岡越前」でも、1シーズンだけ、史実通りの息子が出てきたり、
中の方が亡くなられたり、交代されたり、
そこいら辺で、寂しくなってしまいました。
いつかは、終わりは来るものでしょうけど。

加藤剛さん。御自分の息子さんに、
小次郎(平将門@大河ドラマ「風と雲と虹と」)、大治郎(「剣客商売」)と役名を付けていますが、
もし、三男さんがいらっしゃったら、「忠相」と、名付けたのかなぁ?(〃∇〃)
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Unknown (はぎお)
2014-09-22 23:18:41
>リューザキ弾正さん。
こんにちは。
この記事にコメントくださるとすれば、リューザキさんだと思ってました^m^

もう、吉宗さんが「ただすけ~」と叫び始めたら「あ~またバカ殿様がワガママ言い始めちゃって」と苦笑する始末で^m^

>顔面正義値人類史上最高の加藤剛さん
何度聞いても可笑しいです。そして、ナイスな表現♪
その、加藤さんなくしては成り立ちませんからね、このドラマ。

加藤さんの後を継げたのは、もしかしたら篠田さん?!

やはり、初期の登場人物が贅沢で良かったですね。
特に、忠高役の千恵蔵さんはベストでした。私にとっては「時代劇の大御所」というより「忠相のお父ちゃん」の印象が強くて。可愛らしい方でした。

天知さんの役ももっと見ていたかったですね。得難いキャラでしたから。
風間さんも実はスピンオフ作品があったらしいです。未見なのですがぜひどこかで放送してほしいなぁと。

長編シリーズの宿命でしょうか。
思い入れが強いほど、出演者の入れ替わりなどで、期待値が下がってしまいましたねぇ。

そうそう、知人の同級生に「忠相」くんがいました。
どう考えてもドラマの影響でしょう(^^ゞ


「江戸を斬る」も大好きでしたね~「ねがい」1番なら完璧歌えます(^^ゞ
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