ピッコロ ピアノ教室 鵠沼海岸2丁目

グランドピアノで個人レッスン
電話 080-4813-3232
入会随時受付中

アントニ・ガウディの魅力

2010-05-15 | イベント・発表会
アントニ・ガウディ(1852~1926)スペインの代表的建築家

彼の作品と生きた足跡をたどる講座を受けました。
貧乏ゆえの苦学生だったガウディ。
中等教育時代の友人2人が外交官や医師になりたいという夢を持っていたのに対し、ガウディは、将来など考えてもいなかった。
立体的な模型などを作る工作が得意で、その話を友人2人にしたら、それなら建築家がいいんじゃないかと言われ、漠然と建築家に憧れたというエピソード。
友人2人の「建築家」の言葉がなかったら、もしかしたら建築家ガウディは存在しなかったかもしれない。。。

本や、人との出会いがガウディの生涯に大きな影響を及ぼす。

たとえば、本「ゲーテの自然論」から・・・生命体の曲線は、合理的で美しく、自然に直線は存在しない。
自然の色彩こそ生命である。
放物線を描くアーチや波うつ壁など地中海のゆらめく美しさを建築に表現していると思った。
海のようなガウディ・ブルーも印象的。

音楽家ワーグナーとの出会い・・・ワーグナーが唱える総合芸術に共感するガウディ。
芸術は、一部の人の娯楽の道具ではなく、階層に関係なく国民全体のもの。
題材は、時代にとらわれず、本質を象徴的に表現する神話や伝説であること。
すばらしい建物は、音楽が聞こえる

そして、ガウディ31歳の時に請け負ったサグラダ・ファミリア大聖堂のお仕事。
ガウディの意志が受け継がれ、2020年には完成予定だそうです。

ガウディが不慮の事故で亡くなる数時間前に、職人に対して残した最期の言葉

「諸君、明日は、もっといいものを作ろう」