今年の 「本屋大賞」 受賞作・・・宮下 奈都さんの 『羊と鋼の森』・・・
ピアノの調律に魅せられた一人の青年が・・・調律師として、人として成長する姿を
温かく静謐な筆致で綴られた小説！
長年 お世話になってた調律師さんを想い起こさせられながら、読み終えました。
整音をして頂いてる様を、興味深く 見入っていた事をも思い出しました。
調律師さんにスポットを当てて頂いた作品に、感謝～！
ホント・・・イイ作品でした（涙）
原田 マハさんの新刊（文庫版）！ 『翔ぶ少女』・・・
内容もしっかり把握せず、たまたま読み出した このタイミングで、 熊本の大地震・・・。
阪神・淡路大震災で両親を失った主人公・ニケは、兄・イッキ、妹・サンクと共に、
心療内科医・ゼロ先生に助けられ、傷ついた心を支えられていうくなかで、
絆が芽生え始め、親子として一緒に暮らすようになる。
ある日、ゼロ先生が病に倒れてしまい 「大切な人を二度と失いたくない」 と強く願うニケの想いが優しい奇跡を起こす。
絶望の先にある希望を温かく謳いあげる・・・超感動作っした（涙）
大人だけでなく、未来を担う 多くの子どもたちに読んで欲しいと思える一冊でもありました。
映画化される（２０１６・６・２５）作品！ということで、
初読な作家、小池真理子さんの 「二重生活」・・・読んでみました。
大学院生の珠が、ゼミで知った アーティスト、ソフィ・カルによる 「何の目的もない、
知らない人の尾行」 を 実行する。
「文学的哲学的尾行」 とやら・・・！？！
近所に暮らす男性、石坂の後をつけ、その不倫現場を目撃。
その秘密に魅了され？た 珠は、観察を繰り返す。
尾行は、徐々に 珠自身の実存と恋人との関係をも脅かしてゆき・・・。
目的のない尾行だったのだが・・・。
渦巻く男女の感情を、スリリングな展開で濃密に描き出す蠱惑のサスペンス。
全ての登場人物の、微妙な感情の機微が見事に描かれてて・・・
全ての登場人物に、“妙な共感！？魅力！？” を感じてしまうという・・・。
小池真理子さん・・・。また、興味深い作家さんの一人に・・・。
ＮＨＫ総合でドラマ化！開始されてる 『精霊の守り人』（著：上橋 菜穂子さん）
“先住民ヤクーの呪術師・・・トロガイを、高島礼子さんが演じられてる”・・・って。
先日、その映像を目にしたが、あまりに強烈なインパクトで “びっくりぽん”やった。（プッ！）
書店で、たまたま見かけた 『精霊の守り人』 の文庫版・・・迷うことなくゲット！
児童文学？の域を越えた、大人が充分楽しめる物語でした。
次に、書店に行った時・・・
「闇の守り人」・「夢の守り人」・「神の守り人」・「天と地の守り人」等々、
この 『守り人シリーズ』 がてんこ盛りになってましたえ～。
お名前だけしか知らなかったm(__)m 上橋 菜穂子さんの作品・・・
もうちょっと着手してみよう！かと思えました。
「虹の岬の喫茶店」・「癒し屋キリコの約束」・「あなたへ」 等・・・
心癒される作品を輩出された 森沢 明夫さんの作品・・・ 「ヒカルの卵」
限界集落の 山奥に 世界初の“卵かけご飯専門店” を出しちゃった！・・・
養鶏場を担保に、人生をかけた大勝負に出た男が、過疎の村に奇跡を起こした！！
森沢さんの食描写は素晴らしい！
たかが 卵かけご飯！されど、卵かけご飯！ どんだけ美味しそうに描かれてることか！！
“卵かけご飯” に・・・幸せな気持ちにさせられた作品っした。