おすぎです。「マラソン」です。

“韓流” なんて軽く言って欲しくない。韓国映画の秀作です。
障害者に注ぐ愛情は、果たして母親の自己満足なのか？
作り手の深い洞察力に感銘！！おすぎも絶賛した・・・

『マラソン』・・・ユン・ジノ、ソン・イェジン、チョン・ユンチョル：脚本　笹山薫：著

自閉症の障害を持つ２０才の青年チョウォン（精神年齢は５才）
彼の予測不可能な行動、ストレートな感情表現は、周囲に騒動を巻き起こすけれど
純粋無垢な心は、みんなの気持ちを柔らかく解き放つ癒しのパワーも秘めている。

あらすじはパス。インパクトのあった、胸に刺さった言葉？の一部を・・・
自閉症の息子に向けられる世間の冷たさと闘う母・・・
「息子に手を出さないで！うちの子には障害があります。障害が、障害が・・・」
“でも、この言葉はいちばんチョウォンを傷つけてきたのかもしれない、二十年間も”

母の愛を切望する弟ジュンウォン・・・
「お母さんは、一度でも俺の身になって考えたことがある？」
「あいつ（兄さん）の心は読めるんだろ？でも・・・俺の心は・・・？」
“母はジュンウォンの淋しさや我慢を充分承知していた。いつもこの子に悪いと後ろ
めたさを感じていた” 家族の心はすれ違う。

挫折した元ランナーと出逢い、コーチとして・・・
「息子より一日でも長く生きること…それが願い？チョウォンが母親なしで生きられ
ないんじゃない！あんたが息子なしで生きられないんだ！」

チョウォンが、皆の希望をのせて、たったひとり「サブスリー」（フルマラソンを３時間
以内に完走）に挑む。チョウォンが自分から母の元を去り、自立できた瞬間だ。
「ボクは走っている時が一番しあわせ！」
笑顔のゴール！はじめてのスマイル！最高のスマイル！Ｓｍｉｌｅ！
チョウォンはひとりでも心から笑うことができた。輝く笑顔を見て母はつぶやいた。
“生まれてきてくれてありがとう。あなたは私の宝物”

Ｍｏｖｉｅ 予告編 が観られます。映画も観た～い！（７．２より上映中）