デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



12V・2Wの電球でとりあえずテスト

昭和に購入した仏壇にガタがきて、観音開きの扉を父が自らの手で修理したのが先々月。
で、今回、もう点かなくなって久しい燈篭は機能するか、気になったら止まらない父が燈篭の点検をはじめたわけだが、燈篭は豆電球みたいなものを点灯させる形式なので、コンセントを挿したら点く、もしくは電球が切れてたら交換すれば点くはずである。
コンセントを挿してもなにも反応が無いので、父が配線を確認しようとしたとき、銅線の露出したところが一瞬ショートを起こし火花が飛んだ。煤(すす)も飛んだわけだから、火花を避けようとした父の右手が煤で黒くなった。父は大丈夫だったけど、その場にいた私は本当にバカだった。父が電源を入れるよう言ったり入れてから触ろうとする前に、仏壇の配線がいかなる構造になっていて線の老朽化がどのくらいまで進んでいるのか目視で確認したら、電源をいれるのは危険だと分かるはずだった。今回は不幸中の幸いだったが、なにせ相手は電気なのである。油断したら命に関わる。
仏壇にもともとされてた配線を再利用できないことに何故だか未練を残す父には悪いが、私一人で留守番する時間になった際に、古い配線をすべてとりはずして、次に燈篭を点灯させる為には新しい電線と新しい電球でしか点かないように、つまりは誰の手にも触らせないようにした。何も知らないまま、仏壇触ってお陀仏なんて笑えたものじゃない。
とりはずした古い配線、電球のソケットをじっくり調べてみた。すると、なんたることか、燈篭と点灯式ロウソクの並列接続での配線は、スイッチのついてないタコ足配線でそれも剥き出しの銅線で行っていたという、荒いにも程があるお粗末な配線だった。仏壇を購入した当時、どれ程の期間、燈篭と点灯式ロウソクを使っていたかは不明だが、引っ越す前の家でよく仏壇から火が出なかったものだ。仏壇には炊き立てのご飯を供えるだけでなく、献花もするので湿気があるから漏電を誘発しているようなものだ。その辺のことをわからず、今は亡き祖母は仏壇を触るのが好きだったから、祖母や一緒に暮らしていた我々はまさに知らぬが仏だったことになる。
燈篭は次からまともな配線でスイッチでON/OFFできるようにするよう、必要な部品や工具類を買ってきて、燈篭を点灯させた。もちろん知り合いの電気屋さんに言って、安全が確認されたら使用する。ただ、もし仏壇屋に修理に出したら、2000円以内で済まなかったろう。
余談だが、この際、ついでに振動をひろわなくなったギターのチューナーも、工具を試すつもりで修理したら、買いたてと同じように正常に作動した。
怖い思いもした、仏壇業者の手抜き配線にも憤った、すぐに買い換えちゃいそうになる器具もほんの少しの半田付けで直せた、といろいろなことを考えさせられた日であった。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 汚名でも名を... 燈篭点灯(仏... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。