徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

放射線は少し浴びたほうが健康に良い

2011年03月23日 | 生命

いささか、ギョッとするタイトルで申し訳ありませんが、福島原発事故の放射能でパニックになりかけている皆さんに、落ち着いてもらう為に3月21日記事に続いてもう少しコメントしたい。

上の写真の御老体は近藤宗平先生で御年齢89歳である。8月6日に広島に原爆が投下された一週間後の8月13日に当時、京大物理学科3回生であった先生は現地に赴き、2日間にわたり放射性物質の採取を行った。この時点で先生はある程度の被爆をされているものと思われる。ところが、ご覧の通りピンピン、カクシャクである。この一例をもって弱放射線被爆は健康に良い、と言うつもりは無いが、少なくとも少々被爆したとしても全員悲惨な死を迎えるわけではない、と言うことはいえる。

先にも書いたが、被爆者手帳をお持ちの方々は平均寿命が我々より長い。また、天然ラドンの出る地域に住む住人の寿命は統計調査によると長い。昔、時計に夜間でも見えるようラジウムを塗っていたが、直接作業者には骨肉種が多発したが、周辺作業者の寿命は逆に長いというデータもある。原潜ドックの作業者、放射線医師のデータ等枚挙にいとまは無い。台湾人なんかは放射性コバルト60入りの鉄鋼住居で20年以上、元気に長生きしている。これらは、冗談ではなくきちんとしたデータで確認されている。

http://homepage3.nifty.com/anshin-kagaku/sub040616kondouchusen.htm

太陽は核融合反応で熱と放射線を発している。太陽からの紫外線は高エネルギー電磁波、つまりガンマ線の一種である。それを我々は毎日浴びている、海水浴になんて行くと全身に浴びる。ある一群の人々、たとえば白色系ケルト人にとっては紫外線は致命的だ。年齢を経るにつれ皮膚がんが多発する。しかし、日本人は日に焼けてメラニン色素が増え、皮膚がんにはならない。体に紫外線に対抗する仕組みが備わっているのだ。

焚き火に手を突っ込めば火傷を負う、塩や水も取りすぎれば毒になる。なぜ、放射線だけが微量でも害になると思い込んでいるのだろうか?

近藤先生はこう書かれている、

このような放射線恐怖症がはびこっているのはなぜだろうか?考えられる理由にはつぎのようなものがある:
1) 広島・長崎に投下された原爆による惨状と死傷に対する心理的反応、
2) 市民の核兵器に対する恐怖心につけこむ心理作戦、
3) 過剰放射線リスクの研究を認めてもらって、研究費を得ようと奮闘している放射線研究者達の利害的関心、
4) 一般大衆の不安をあおって利益をえるニュースメディアの利害関心


現在の放射線防護規則の履行により、生命を救うという名目で出費されている金額は、ばかげているほど高額であり、非倫理的出費である。このことは、はしかやジフテリア、百日咳などにたいする予防注射によって生命を救うのにかかる安い費用と比較するとよく分かる。放射線から人間を仮想的に防護するため巨額の費用が使われている。他方、本当に生命を救うためのずっと小額の財源はたいへん不足している。

生体細胞は放射線ダメージを受けた場合、間違った分裂を防ぐためにアポトーシス(自殺)を起こす。高度放射線ダメージを受けた場合にはこのため死亡する。しかし、低度の場合はこのメカニズムにより何らの後遺症を残すことなく回復する。生体は放射線耐性を持っているのだ。むやみに、放射能を恐れるのではなく、正等に怖がることが必要だろう。下記の近藤先生の提言を是非読んでください。

http://homepage3.nifty.com/anshin-kagaku/sub081128kondo.html



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6 コメント

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感謝 (川本久美惠)
2011-03-23 12:46:45
ブータン館のメルマガでブータン関連のブログサイトだと紹介され、福島原発事故の文字が眼に止まりました。
子供たちを日本におき、ひとり安全圏の中国にいます。ウェブ規制があるとはいえ、それでもウェブ情報が頼りです。まず、最新の2回を読み、次に事故当初から順番に読ませていただきました。まだまだ問題が残っているとはいえなにかほっとできた気がします。ありがとうございました。
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Unknown (まさ)
2011-03-23 14:04:17
コメント、ありがとうございます。お子さんをご心配の事と思いますが、近藤先生を信ずるなら東京の放射能は全く心配には及ばないと思います。
最近、原発の記事を書き出してブログカウンターはぐんぐん上がるのですが、コメントが余り無いので中国の検索ロボットが情報入手目的で頻繁にアクセスしているのでは?なんて憶測しています。読者の方々には、せめて左のアンケートくらいポチしていただけると張り合いが出るんですが...
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Unknown (まさ)
2011-03-23 14:15:16
川本様

失礼しました、小さなお子様をお持ちのお母様かと思いきや、大先輩であられる事を御ブログで知りました。
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Unknown (川本久美惠)
2011-03-23 15:46:38
はい、こちらの数え方でいうと70才です。
ブログはリタイアしたことで終了しようかと思ったのですが、単身中国行きを心配してくれる家族や友人への近況報告と思って続けています。
こんなレベルブログでも中国のマイナーな町の情報として貴重だと言ってくださる方もいて励まされています。
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え? (r)
2011-04-20 09:23:17
あなたが放射線だけが微量でも害にならないと思い込んでいる理由はこのご老人が元気だから?だとするとあまりにも稚拙ではさはかですね。

放射線については量的な人体への影響ってのは単純に事例が足りていなく断言できる学者などいないんですよ。変なデマばかりしたり顔で書くのはおよしなさいよ。あなたのやってることって安全の誇張にとどまらず、害です。
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Unknown (まさ)
2011-04-20 09:38:57
r様

当方ブログの中で”この一例をもって弱放射線被爆は健康に良い、と言うつもりは無いが、少なくとも少々被爆したとしても全員悲惨な死を迎えるわけではない、と言うことはいえる。”と書いている通りで貴方の最初の指摘は当たらないと思います。

また変なデマとのご指摘ですが、私の論拠としている近藤先生の論文http://homepage3.nifty.com/anshin-kagaku/sub081128kondo.html
はきちんとしたデータに基いたもので、これをデマとおっしゃるならその根拠を具体的に御示し下さい。

なお今後、稚拙で浅はかとか、変なデマ、などと根拠の無い主観的なコメントを続ける場合は当方の判断によりあなたのコメントは削除いたしますので御了解願います。
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