探偵ゴッコじゃありません

ヤラセや煽りがなく、知りたい権利に応える正しい探偵とは?

あとを絶たないトラブル

2004-11-30 01:57:47 | Weblog

 公共機関への調査業者に対する苦情件数は、年間千件近くにものぼるらしいのです。
多くは「解約に応じてくれない」などの契約上のトラブルや調査費用の問題、調査の粗雑さなどと聞きます。

 日本の探偵が特に卓越した能力を要しないことは、もはや一般的にも認識されているとは思うのですが、それでも無知蒙昧な人達による探偵という職業への過剰な期待があるからこそ、「思っていたような調査をしてくれずに調査費用だけボッタクリやがって!」という思い違いが生じるのですね。

 できもしない調査でもともかく金になるからと受件し、詳細な報告書を作成せず、調査を行ったかどうかも明示しないまま「無理でした」とだけ口頭で伝えて終わり、といった業者もあとを絶たずトラブルとなってしまうのです。

 探偵調査業とはどのような時に必要なのか、また業者に期待してよい調査事項や調査費用の相場など、依頼する側にある程度の予備知識があれば大きなトラブルとはならないと思うのです。

 電話帳広告やインターネット上の業者サイトを見ると、あたかも探偵調査業というものが特殊で高度な能力を必要とする職業のように感じますが、正直に言うとそうではありません。(涙)
 そういう認識を一般の人達に与えて、いわばスペシャリストに依頼するのだから高額な調査費用はやむなし、といった考えを引き出しているのです。

 探偵に必要な資質は、一般常識と真面目さ勤勉さ、そして普通の体力と機転、場合によっては車両の運転技術やなどです。
 そしてカメラワークはプロカメラマンではないのだから特に高度な技術は求められないし、かっこ良さもユーモアもファッションセンスも精力も語学力も必要ないです。

 誰でも参入できる業種であるから、恐喝や殺傷事件を起こす常識のないバカ探偵が蔓延っていますが、将来の法制化に向けて、探偵の資質向上は必要不可欠なのです。(法制化は人類が火星で暮らせるようになる可能性よりも低いかもしれませんが・・・)


相変わらず不透明な探偵・調査業界

2004-11-26 10:48:53 | Weblog

 テレビの人探し番組や尾行調査のドキュメントなどに登場する探偵は、果たしてヤラセなしで調査を行っているのでしょうか?
  別れさせ屋や恨み晴らします屋などの非人道的な調査依頼を受けている業者は、本当にまともな調査会社といえるのでしょうか? 

 これらは多様化した時代背景、複雑化した人間社会、安直・短絡・軽薄の人間関係の近年においては需要があるのかもしれないです。

 首都圏や大都市では地方とは環境が随分と異なっていますね。私はこのところ東京と大阪を行き来して感じます。それに実際、新宿でしばらく仕事をしていましたが、大阪や神戸などの都市とも何から何まで随分と違いを感じます。

 端的に言って、東京では「何でもあり」という印象ですね。だから「別れさせ屋」「恨み晴らします屋」に依頼するべきどろどろした人間関係がうごめいているのかもしれませんね。

 しかしこれは調査業の本来あるべき姿でしょうか?
 「お金になれば何でもやります」の姿勢は、テレビ局のバカマスコミやNTTのタウンページの無差別・無審査掲載と同じではありませんか?
 私はちょっと憤慨です。(笑)

 そして、忘れた頃に表沙汰になる心無い業者の悪事。新聞紙面でその記事を見かけるたびに、「またか」と落胆してしまいます。

 本当に日本には探偵なんて必要なのでしょうか?そして実際存在するのでしょうか? 昔ながらの興信所という呼び名に統一したら、探偵に対する正しい過度の期待も少しは減るかも知れません。それがトラブル回避にもつながるのですね。

 ま、少しずつここで述べていきます。