イヤリング事務所で、居合わせたうっちーさんのお仲間さんと暫し歓談。
準備OKですとの声で立ち上がると、今回はMマネジャーではなく、お嬢さんにご案内いただきました。
◆リビングデイライツ06
夜間放牧中にちょっと腰を痛めて歩様が乱れ、暫くパドック放牧だけに運動を制限されていたそうですが、もう大丈夫ですとのこと。
運動不足でストレスが溜まっているからと、外へは出さずにパドック内での対面となりました。
う:これは、イイですねえ。1番人気になっただけのことはあります。
ペ:ありがとん。1番人気は走らないとのジンクスを打破して欲しいですね。
近寄ってみると、相変わらず左の白目が赤く血走っています。
『この激しい気性が良い方向へ向けば、しめたものですよ』とスタッフさん。
「そこは育成のプロの中のプロ。ノーザンファームさんの腕の見せ所ですね」(よくぞ言った・笑)
狭いパドック内部を歩いてもらいましたが、腰痛の影響は全く感じさせない軽やかな動きで安心しました。⇒馴致開始のため月曜日に空港へ移動したそうです。
◆ウィッチズハット06
ノーザンファーム空港の1歳馬の中で、この仔が7月に騎乗運動一番乗りを果たしたそうです。
しかし、その後腹痛を起こしてイヤリング厩舎に逆戻りしてしまいました。
『腹痛は大事に至らず、もうすっかり快復しました』(ホッ)
『いまは育成厩舎の空き待ちですが、馴致は終了している馬なので、移動すればすぐに遅れは取り戻せるでしょう』
歩かせてもらいましたが、この仔も運動不足勝ちでストレスが溜まっているらしく、曳き手に逆らって立ち上がったり、飛び跳ねたり・・・。
以前は大人しかったのになあ・・・と見ていたら、厩舎で飼っている黒猫ちゃんがチョコチョコと曳き手のスタッフさんの足元へ。
途端にウィッチズくんは大人しくよい仔になりました。
トップ画像がそれですが、ネズミを獲るだけじゃなく癒しも担当しているんですね。
次いで、遠浅へ移動してQ妹と対面です。
◆アリーズデライト06
7月にここで面接して、気に入って出資したQ妹です。
クラブレポートでも馬体の成長を褒められていましたが、実際に馬を見てもとても良い感じに成長していることが分かりました。
歩様が柔らかいことが特長です。
『父SSのクワイエットデイのダート適性があれだけ高いことから、クロフネをつけたこの仔は最初からダート巧者を狙った訳です』と厩舎長さん。
『しかし、ご覧になればお分かりのとおり、産まれたこの仔の柔らかい歩様と動きはダート巧者のものとは思えません』
う:ボクもこの馬は芝適性がありそうに思えますよ。
うひひ。どうやら芝向きの仔を掴んだらしい・・・。
(でもな~。母父アリダーだからなぁ。芝でもジリ脚だろな)
⇒29日に空港へ移動して馴致を開始したそうです。
さて、辺りが薄暗くなってきた道を急いでノーザンファーム早来へ向かいます。
今回は、久しぶりに「ございませんか!」のNさんに案内していただきました。
馬見予約表を眺めながら
『な~んか、朝から随分たくさん馬見て来られたようですねえ』
「へえ・・・」
『朝飛んで来て、30頭見て日帰りですって?』
「へえ・・・」
『好っきだなあ~。調教師だってそんな熱心なひとは少ないよお』
と、変なところで感心されてしまいましたが、さっそく馬見開始です。
まずは、故障休養中の高馬2頭から。(運動していない馬は写真を撮るに忍びないので、画像はありません)
◆テューダーローズ
WMの毎日です。
細胞を抽出したお尻の傷はもうきれいになっていましたし、注入した右前の腫れも目立たなくなっていました。
『もともとが大人しく、特にストレスが溜まって暴れたりはしません』
じっくり、ゆっくり、とにかく奇跡を信じて待つしかありませんね。
◆キングオブブルース
左前球節下の繋ぎ部分の繋靭帯炎という珍しい症状です。
たまたま後藤厩舎のクラブ馬ホーリーミストが同じ部分の屈腱炎を患っていますが、これまでの症例から復帰可能な箇所とかクラブサイトで読みました。
ですので、キンブルもしっかり治して、まずは地方競馬で復帰してもらいましょう。
『この2頭は、どんだけ走るかと思ったけどねえ・・・』
「Nさん。それはこっちのセリフですよぉ」
『ちょっと乗り役にも問題なしとはしないところがあったですが、まあレースとなると仕方がないですからねえ』
「勝つ気で乗れば、それなりの負担は掛かりますからネ。やはり馬に弱いところがあった訳で・・・」
『勝ち負けの場面ではジョッキーは遮二無二追いますから』
『この馬はちょっといいお値段だから気をつけて乗ってくれとも言えませんしネ』
なんか湿った会話どすな。
◆ユーワジョイナー06
初めての対面です。
小柄ながらバランスの取れた好馬体。
これまでキャロットで出資したトロンフォルガーとレイナードは、ともに同じテイオー産駒でしたが、どちらかと言えばトロンは剛が目立ち、一見柔に見えたレイナードも飛節が硬いという欠陥を内臓しておりました。
それに比べてこの仔は薄くて頼りなげに見えますが、柔らかさの中に一本芯が通った力強さが見て取れます。
それはどこから来ているのか。
ここで血統表をチラと眺めれば、なるほどこの母系にはNever Bend ⇒Mill Reef ⇒ ミルジョージ。
更にNever Say Die ⇒ネヴァービートの血が脈々と流れているではあっりませんかあ。
(血統に詳しい方からすれば、それがど~した?でしょうけど。私個人的にはこれで十分納得です)
てことで、よっしゃあ~! 善は急げで、帰宅後気が変わらないうちにポチっと追加出資しました。
3度目の正直となりますか。楽しみです。
う:芝向きですが・・・活躍の場は福島でしょうねえ。
だそうです。(フン!)
◆ロッタレース06
う:え~っ。これがスウェプトなんですかぁ?
ペ:むふふ。そうなんです。
ま、私も初見でしたが、一見してとてもそうは思えませんね。
SS系と言われても分からないでしょう。
『ロッタレースは、かの名牝セックスアピールとノーザンダンサー直子ヌレイエフの間にできた世界的な良血牝馬』
『サンデーサイレンスと掛けるためだけに、ノーザンファームは購入を決めたのです』
『そして苦節5年。遂にサンデー最晩年の産駒としてこの世に誕生したのが・・・』
「この上のフサイチパンドラ」
『オークス・秋華賞と僅かな差に泣きましたが、遂にエリザベス女王杯で一族の悲願であるG1を獲得したのでありま~す』
Nさん十八番の流れるような名調子解説を聞かせていただきました。
「兄姉をお持ちの馬主さんは、なぜ買わなかったのかなあ」
「セレクトセール欠場で、キャロットに回ってきたそうですよ」
「それと・・・やっぱり父スウェプトの評価が・・・」(ボソボソ)
『いや~っ! お求めになった会員さんは実にお楽しみのことでしょうなあ。良かった!良かったあ!』
てことで、おあとが宜しいようで・・・。
これで今回の牧場訪問はお仕舞いです。
駆け足で忙しない一日でしたが、ご一緒して頂いたうっちーさん。
甘辛取り混ぜたアドバイスをありがとうございました。
お蔭さまで、いま一歩のところで踏み止まることができました。
たとえ結果がどう出ようとも、恨んだり付きまとったりは致しませんので、これからもよろしくデス。
最後になりましたが、お世話になりました各牧場の方々、スタッフの皆さん。
お忙しい中をご親切にご案内頂きまして、本当にありがとうございました。
また来年、暖かくなった頃にお邪魔したいと思います。
なんちって、来月もう1回行こうかな~。
準備OKですとの声で立ち上がると、今回はMマネジャーではなく、お嬢さんにご案内いただきました。
◆リビングデイライツ06
夜間放牧中にちょっと腰を痛めて歩様が乱れ、暫くパドック放牧だけに運動を制限されていたそうですが、もう大丈夫ですとのこと。
運動不足でストレスが溜まっているからと、外へは出さずにパドック内での対面となりました。
う:これは、イイですねえ。1番人気になっただけのことはあります。
ペ:ありがとん。1番人気は走らないとのジンクスを打破して欲しいですね。
近寄ってみると、相変わらず左の白目が赤く血走っています。
『この激しい気性が良い方向へ向けば、しめたものですよ』とスタッフさん。
「そこは育成のプロの中のプロ。ノーザンファームさんの腕の見せ所ですね」(よくぞ言った・笑)
狭いパドック内部を歩いてもらいましたが、腰痛の影響は全く感じさせない軽やかな動きで安心しました。⇒馴致開始のため月曜日に空港へ移動したそうです。
◆ウィッチズハット06
ノーザンファーム空港の1歳馬の中で、この仔が7月に騎乗運動一番乗りを果たしたそうです。
しかし、その後腹痛を起こしてイヤリング厩舎に逆戻りしてしまいました。
『腹痛は大事に至らず、もうすっかり快復しました』(ホッ)
『いまは育成厩舎の空き待ちですが、馴致は終了している馬なので、移動すればすぐに遅れは取り戻せるでしょう』
歩かせてもらいましたが、この仔も運動不足勝ちでストレスが溜まっているらしく、曳き手に逆らって立ち上がったり、飛び跳ねたり・・・。
以前は大人しかったのになあ・・・と見ていたら、厩舎で飼っている黒猫ちゃんがチョコチョコと曳き手のスタッフさんの足元へ。
途端にウィッチズくんは大人しくよい仔になりました。
トップ画像がそれですが、ネズミを獲るだけじゃなく癒しも担当しているんですね。
次いで、遠浅へ移動してQ妹と対面です。
◆アリーズデライト06
7月にここで面接して、気に入って出資したQ妹です。
クラブレポートでも馬体の成長を褒められていましたが、実際に馬を見てもとても良い感じに成長していることが分かりました。
歩様が柔らかいことが特長です。
『父SSのクワイエットデイのダート適性があれだけ高いことから、クロフネをつけたこの仔は最初からダート巧者を狙った訳です』と厩舎長さん。
『しかし、ご覧になればお分かりのとおり、産まれたこの仔の柔らかい歩様と動きはダート巧者のものとは思えません』
う:ボクもこの馬は芝適性がありそうに思えますよ。
うひひ。どうやら芝向きの仔を掴んだらしい・・・。
(でもな~。母父アリダーだからなぁ。芝でもジリ脚だろな)
⇒29日に空港へ移動して馴致を開始したそうです。
さて、辺りが薄暗くなってきた道を急いでノーザンファーム早来へ向かいます。
今回は、久しぶりに「ございませんか!」のNさんに案内していただきました。
馬見予約表を眺めながら
『な~んか、朝から随分たくさん馬見て来られたようですねえ』
「へえ・・・」
『朝飛んで来て、30頭見て日帰りですって?』
「へえ・・・」
『好っきだなあ~。調教師だってそんな熱心なひとは少ないよお』
と、変なところで感心されてしまいましたが、さっそく馬見開始です。
まずは、故障休養中の高馬2頭から。(運動していない馬は写真を撮るに忍びないので、画像はありません)
◆テューダーローズ
WMの毎日です。
細胞を抽出したお尻の傷はもうきれいになっていましたし、注入した右前の腫れも目立たなくなっていました。
『もともとが大人しく、特にストレスが溜まって暴れたりはしません』
じっくり、ゆっくり、とにかく奇跡を信じて待つしかありませんね。
◆キングオブブルース
左前球節下の繋ぎ部分の繋靭帯炎という珍しい症状です。
たまたま後藤厩舎のクラブ馬ホーリーミストが同じ部分の屈腱炎を患っていますが、これまでの症例から復帰可能な箇所とかクラブサイトで読みました。
ですので、キンブルもしっかり治して、まずは地方競馬で復帰してもらいましょう。
『この2頭は、どんだけ走るかと思ったけどねえ・・・』
「Nさん。それはこっちのセリフですよぉ」
『ちょっと乗り役にも問題なしとはしないところがあったですが、まあレースとなると仕方がないですからねえ』
「勝つ気で乗れば、それなりの負担は掛かりますからネ。やはり馬に弱いところがあった訳で・・・」
『勝ち負けの場面ではジョッキーは遮二無二追いますから』
『この馬はちょっといいお値段だから気をつけて乗ってくれとも言えませんしネ』
なんか湿った会話どすな。
◆ユーワジョイナー06
初めての対面です。
小柄ながらバランスの取れた好馬体。
これまでキャロットで出資したトロンフォルガーとレイナードは、ともに同じテイオー産駒でしたが、どちらかと言えばトロンは剛が目立ち、一見柔に見えたレイナードも飛節が硬いという欠陥を内臓しておりました。
それに比べてこの仔は薄くて頼りなげに見えますが、柔らかさの中に一本芯が通った力強さが見て取れます。
それはどこから来ているのか。
ここで血統表をチラと眺めれば、なるほどこの母系にはNever Bend ⇒Mill Reef ⇒ ミルジョージ。
更にNever Say Die ⇒ネヴァービートの血が脈々と流れているではあっりませんかあ。
(血統に詳しい方からすれば、それがど~した?でしょうけど。私個人的にはこれで十分納得です)
てことで、よっしゃあ~! 善は急げで、帰宅後気が変わらないうちにポチっと追加出資しました。
3度目の正直となりますか。楽しみです。
う:芝向きですが・・・活躍の場は福島でしょうねえ。
だそうです。(フン!)
◆ロッタレース06
う:え~っ。これがスウェプトなんですかぁ?
ペ:むふふ。そうなんです。
ま、私も初見でしたが、一見してとてもそうは思えませんね。
SS系と言われても分からないでしょう。
『ロッタレースは、かの名牝セックスアピールとノーザンダンサー直子ヌレイエフの間にできた世界的な良血牝馬』
『サンデーサイレンスと掛けるためだけに、ノーザンファームは購入を決めたのです』
『そして苦節5年。遂にサンデー最晩年の産駒としてこの世に誕生したのが・・・』
「この上のフサイチパンドラ」
『オークス・秋華賞と僅かな差に泣きましたが、遂にエリザベス女王杯で一族の悲願であるG1を獲得したのでありま~す』
Nさん十八番の流れるような名調子解説を聞かせていただきました。
「兄姉をお持ちの馬主さんは、なぜ買わなかったのかなあ」
「セレクトセール欠場で、キャロットに回ってきたそうですよ」
「それと・・・やっぱり父スウェプトの評価が・・・」(ボソボソ)
『いや~っ! お求めになった会員さんは実にお楽しみのことでしょうなあ。良かった!良かったあ!』
てことで、おあとが宜しいようで・・・。
これで今回の牧場訪問はお仕舞いです。
駆け足で忙しない一日でしたが、ご一緒して頂いたうっちーさん。
甘辛取り混ぜたアドバイスをありがとうございました。
お蔭さまで、いま一歩のところで踏み止まることができました。
たとえ結果がどう出ようとも、恨んだり付きまとったりは致しませんので、これからもよろしくデス。
最後になりましたが、お世話になりました各牧場の方々、スタッフの皆さん。
お忙しい中をご親切にご案内頂きまして、本当にありがとうございました。
また来年、暖かくなった頃にお邪魔したいと思います。
なんちって、来月もう1回行こうかな~。
アリーズデライト06元気でなによりです。
歩様が柔らかいなんて嬉しい言葉じゃないですか。
写真はトモ高ですがこれからキ高がぬけてくると素晴らしい馬体になること間違いなしですね。
父クロフネのように芝ダート兼用で活躍してほしいものです(でも安田隆厩舎だから結局はダート路線になるのだろうな~)。
なんて名前で応募しようかと。
さて、今はまだお腹ぽっこり体型ですが、胸が深くトモもクロフネとしてはまずまずですので、今後の成長が楽しみですね。
休むことなく夜間放牧を過ごした健康優良馬だそうです。
おっしゃるとおり、厩舎的にはダート路線になりそうですね。血統はバリバリダートですから。
アリーズデライトは気性が勝った仔が多いのですが、この仔は素直でとても大人しかったです。(まあ、この時期から煩かったら困りますね)
牧場訪問記、お疲れ様でした。
やっぱり、日記を見ている皆さんも、
自分の出資馬だけは気になるようですね(笑)
見学しながら甘辛織り交ぜた気もありませんでしたが、
ペピートさんはなぜか踏みとどまったようで…
でも、出資検討馬たちが走りまくったらと思うと、
恨まれて付きまとわれたりしそうで今から心配です。
どっかの元社長みたいに雲隠れしようかな。
踏みとどまりましたが、まだ諦めてはいませんよ。
未練がましく写真を見返したりしています。
キャンセル募集に電話しても、どうせお目当ては完売で、つい弾みであの白い仔に申し込んじゃう。そんなイメトレに励んでます。