あれやこれや

東京で長年仕事をしている兄が、このたび福岡へ栄転する。
実家からできるだけ離れていることが人生の喜びであった兄にとってこれは痛い。
十数年同居している彼女ともこれを機に入籍を決意（覚悟）するらしい。
新居の下見に行った福岡の夜、屋台で居合わせたお客と大いに盛り上がった兄が
ふと、隣の彼女を見ると目に涙をいっぱいためていたんだって。
見知らぬ土地、泣きたくなるよな～。


＊＊＊


三女のお尻が真っ赤に腫れ上がる。これで2回目。
ちょうどパンツのあたる場所だけが、なぜか。
そして気づいたんだけど、前回も今回も同じシリーズのパンツを使っている。
ちょっと前に中国製の乳児用Tシャツから
基準値を６倍超えるホルムアルデヒドが検出され
Tシャツ型に湿疹が出たということがあったけど。
うちのパンツも中国製とあるけれど、何回も使っているものだし。
皮膚科医も？　小児科医も？　
明日はもう一件別の皮膚科医にみてもらおう。


＊＊＊


スタジオアイアートで取り扱うオリジナル商品は、デザインが55種類ほどあり
少し多いかな？という気もしていますが、モノを捨てられない癖のワタシには
やはり選んで減らすということができないのです。。
そして不思議なことに昨年はほとんど人気の無かった商品が、
今年はなぜか人気だったり
その逆だったり、まったく予測不可能なのです（汗）
そんなわけで、以前に制作したデザインの商品も大事に掲載しております。
下記事に新商品も掲載中です。

ついでにもう一つ不思議なこと、新郎新婦の名字が同じ（つまりは
結婚しても姓が変わらない）お客様が何件も続くことがあります。

記念日

昨日、今日の夕方の空ははっとするほどに神秘的でありました。
小金井丸が漕ぎ出でそうな…


なにかの番組で、カップルはお付き合いした日を記念日として
毎月お祝いをしている、とやってました。
表参道でのインタビューで18カップル中なんと10カップルが記念日を意識してました。
さらには結婚4ヶ月目の新婚さんは記念日に加えて
結婚記念日も毎月お祝いするとのこと。

みなさん、そうなのですか？！

年一回の結婚記念日も忘れて後でびっくりするワタシとしてはほへーっという感じですが
マンネリ化していく日々の暮らしに「バーン」とスターターを鳴らすようで
これはとても良いことのように思います。
ちょっとプレゼントを用意してみたり、何か手料理でも作ってみたり、
ワインを買ってみたり、どこかレストランを予約してみたり…

………年一回の記念日も忘れるワタシとしては、かなりのプレッシャーになります。

パンダ

マジックミラーを使って至近距離から撮影したパンダをＢＳでみた。
栄養の少ない竹を主食とする彼らは、できるだけエネルギーを使わない暮らしをしている。
バリバリと竹を食べた後は、座ったりボーっとしたりごろごろしたりして
タレ目風の顔がさらに追い討ちをかけてズボラにうつる。
単独行動をとり、他のパンダにも会わない。これもカロリー温存のため。
他のパンダとは木の幹につけたニオイでコミュニケーションをとっていた。
ニオイで年齢・性別・健康状態の情報がわかるという。
おもしろいことに、オスのパンダは巨体にもかかわらず
木の幹にヨイショと逆立ちをして、放尿し高い所にニオイをつける。
オレはこんなに高い所にできるんだゾと言っているらしい。

タレ目風の模様の奥にみえる鋭い目に、いつもぞぉっとしていたけれど
生き方が意外にお茶目でちょっと好きになったよ。






延命動物園の剥製　トラ

カッコウレベル

猛烈に仕事を済ませ、給食弁当を掻き込むように食べ
預け先から子供らをひきとりそのまま習い事のバレエ教室へ。
夕方帰宅し呆然とキッチンにたたずむ私に、夫
「ハイソな格好でご苦労だねえ」とひとこと。

そう、バレエ教室には少しきちんとした格好で行くように心がけているのさ。
以前通っていた教室は名門校であったためか、今の近場の教室のお母様方より
服装も車もハイソであった。外車ばかりであった。
いまの教室は地元であってもみなさん綺麗な様子でいらっしゃる。

事務所で地味に夫とふたり仕事をするばかりの格好を１とすると
歯医者さんや近所に買い物に行くくらいの格好が２
吉祥寺のデパートに入れるくらいが３
新宿を越えるところまで行くのが４
あとは結婚式などの非日常が５　

バレエ教室にはレベル３で挑む。

ある時、教室まで子供を送りいったん自宅に戻ってばたばたと仕事をすすめ
またお迎えに駆けだしたのだけど、教室に着いてみたら
2年物のヨレヨレで薄っぺらいゾウリ級のスニーカーを履いて来てしまっていたのだった。
きらびやかに並ぶハイヒールの中にはもういてもたってもいられない
ハズカシイ事態であった。
そういうわけで、少々ハイソな格好を心がけているんである。

声にハリのある4才の次女は、いつもと違う格好に敏感に反応し
教室の入り口でよーく通る声で
「この靴は先が三角だね、三角だと痛いの？指はここまで入ってるの？？」
とわざわざしゃがみこんで、見慣れないパンプスをぐいぐいいじっていた。


もう、ヤメテ。






豆を食べたい
とにかく豆が食べたい。

レンズ豆をゆでこぼし、ひたひたの水と黒糖で煮る。
ひとりでもりもり食べる。

小児科の待合室

1週間ごとに３児が入れ替わり立ち替わり高熱を出すのも
この季節なら仕方がないといいたいけれど
さすがに心も体もクタクタに。
小児科の先生も3人のカルテを引っ張り出し、
病の関係をパズルのように解いていたけれど。
日々の記録も家族の健康があってこそ、なのだな。


夕飯

キャベツとベーコンのオリーブオイルパスタ
鳥のハーブグリル焼き
リンゴとじゃがいものヨーグルトマヨサラダ
ブロッコリーとチーズのスープ
　コンソメでブロッコリーを茹で、牛乳を加え最後にチーズをドバッと。
　何年も前にカイヤさんがテレビで作っていた、記憶。





クタクタのところに嬉しいお土産。
マンゴー好き家族、マンゴーティーの香りにみな癒やされてます。
ドライマンゴーは２分で無くなりました。
ありがとう。

西田さん

父が店を始めたころから付き人のように仕事をしてきた西田さんという
おばちゃんがいる。もう40年近くになる。
小さくて、細くて、背中がまあるく曲がっていて、
いつも白い割烹着と白い長靴を履いていて。
父が店の上に建てた小さな一間のプレハブに一人で住んで
朝5時には一番にお店に下りてきて、一日ひたすら働き
そして夜7時になると上の部屋にあがっていく。そういう生活。

女手ひとつで4人の子供を育て、子供が巣立った後は
時々あそびに来る孫の顔を見るのを楽しみにしている。
そしてあとは虫のように働く。
どこに行くこともなく、ほとんどの時間をお店と上の家で過ごす。

帰省するときにはいつも甘いお菓子をお土産に持って行くと
ほんとうにおいしそうに、うまか～と言いながら食べてくれる。

店の盛衰も、人間関係もすべてをみてきた人。
わたしの父の苦労も、母の悩みも知っている人。
おそらくわたしより、父母のことを深く知っている人。
わたしのことも親と同じく知っている人。

その西田さんが、今日でお店を辞める。
77才、そろそろ体力的にもきつくなってきたそうだ。


最後まで面倒をみる、働かなくても上の家にいたらいい、
と言っていた父の気持ちも現実とうまく折り合わず
まもなく息子さんが連れに来てくれる。
はじめて行くという息子の家に、西田さんはたぶん小さな荷物ひとつで
割烹着を着ない普段着で去っていくのだろう。

****


電話の向こうの西田さんはお礼を言いながら泣いていて長くは話せなかった。
体がきかなくなったこと、生活が一変することを受け入れざるを得ない事態に
不安と寂しさを感じた。


またいつか会えるのだろうか。



息子さんの家は福岡の小高い丘の見晴らしのいいところにあると父は言う。
きっとこれでいいんだよ、と慰め合うように父と話す。



夕飯

じゃがいも巻きのポークチャップ
揚げししゃもの胡麻酢和え（こねぎ、人参）
豆豆しいサラダ
ゴボウの味噌汁
ぬか漬け

固定費のひとつ

毎年受けるインフルエンザの予防接種。

子供2回接種で5000円×３＝15000円
大人1回接種で3000円×２＝6000円

21000円の固定費。


なのに罹患する。

だからマスクを2重にして、寝床も隔離して
ご飯も別々で、
キャンプのような生活がつづく。

＊＊＊

インフルエンザもだいぶ回復しあっちゃんあがつく～の絵本を
一人で読み終えた4歳児、遠い目をして

「ぬか漬けが食べたいな～」と。


いつもは94才のおばあちゃんのぬか漬けをいただいているけど
こんな手軽なものがあった。
冷蔵庫で保存でき大きさも程良くて、きゅうりならそのまま入れられる。



ベルメゾンで。

毎日かき混ぜなくてはならないけど、この大きさなら続く、はず。



夕飯


第一回ぬか漬け。フレッシュでおいしー！
和風のクリームペンネ
アボガドのサラダ
豆腐とセロリのスープ

これくらいのタコ

直送のしらすの中にタコを見つけた。


こんなに小さい。
















シャコのなかから小エビを見つけたとき、
アサリの中から小蟹を見つけたとき、
鯛の口からイモ虫様の生き物を見つけたとき、

ちょっとだけ心が躍る。






夕飯

しらすご飯
　大根おろし、なめたけ
レバー炒め
もずく酢
味噌汁

冬休みもおしまい

休みが続くと生活時間が2時間ずつずれる。
寝るのも遅ければ起きるのも遅く、食事も遅い。
一日2食になったりする。

これを立て直すのは厳しいぞ。

明日からいつもの日々の、はじまり。



夕飯

ワカメのハンバーグ
　なめたけのソース　大根おろし
水菜とベーコンのサラダ
　柿のドレッシング（みじん切りの柿、レモン、オリーブオイル、塩胡椒）
桃のソースのヨーグルト
海苔の黒汁　餅と柚子

謹賀新年

あけましておめでとうございます。

昨年は早かった、と一言ではすまされないくらいに濃厚な日々で、
多くのお客様との出会いもありとても充実した一年でありました。

本年もまたどうぞよろしくお願い申し上げます。





2008年祝会
　
おせち
　黒豆、明太子昆布巻、蕗煮、伊達巻、胡麻伊達巻、菜の花からし和え、蒲鉾
　数の子、煮豚、煮卵、海老けしの実揚、茄子味噌田楽、胡瓜甘酢
　蜜柑寒天、栗きんとんの水羊羹、佃権の錦玉子


スモークサーモンの玄米寿司
ホタテカルパッチョ
がめ煮
　

2年前からはまっているモノ、佃権の錦玉子。
甘さがたまらない。
年に一度、自分だけの解禁なのだ。食べ過ぎても許す。