夕張のように財政再建団体に陥る自治体が出てくるまで、
まだもう少し時間があると思ったが(拙ブログ過去ログ参照)
事態は急を要するようである。
阪南市;58,898人
このぐらいの人口規模でももはや夕張化は避けられないようである。
ちょっと前の内科崩壊の様相を中間管理職先生がブログに綴っている。
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大阪・阪南市、財政再建団体に転落のピンチ
医師不足で7月以降の市立病院の内科閉鎖が決まったことで、大阪府阪南市が財政再建団体に転落する恐れが出ている。病院の収入が減るうえ、余剰人員が出て最大で約60人に退職金を払うことになって生じる病院事業会計の赤字を補てんすると、市の一般会計の累積赤字が最悪で約20億円に膨らみ、再建団体転落の危険ラインを突破するため。市は「このままでは第二の夕張になりかねない」と医師探しに奔走している。
同病院(185床)の内科は、和歌山県立医大から派遣されている5人の常勤医が全員、今月末で退職するのに加え、同医大が「県内でも内科医が足りない」と補充を断ったため、非常勤の医師4人も「常勤医がいないと緊急時の対応が不安」などとして同時に辞めることになり、閉鎖せざるを得なくなった。
同病院の収入は昨年度の見込みで20億9300万円で、内科はうち37%の7億7400万円を占め、閉鎖すると、大幅減収になるのは必至。一方、市の試算では、内科の閉鎖に伴って「余剰人員」になるために退職してもらう看護師や技師ら約60人の退職金が約6億9200万円にのぼり、病院事業会計は今年度だけで10億4500万円の赤字になる見込みだという。
このため、一般会計から同事業会計への繰り出し追加は最悪の場合、今年度から3年間で総額14億3000万円に達し、一般会計の累積赤字が09年度決算で20億円前後になる見込み。税収など市の経常的な財源を示す「標準財政規模」(06年度で96億800万円)の20%を超え、財政再建団体転落が危ぶまれるという。
岩室敏和市長も自ら民間病院などに医師派遣を求めているが、めどは立っておらず「医師確保に努めるとともに職員一丸となって行財政改革を進め、何としても再建団体への転落を避けたい」と話している。
(2007年6月25日 読売新聞)
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さてこちらの症例もかなり危機的である。
阪南市とさほど人口規模の変わらない
愛知県津島市;65,408人
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「公約果たせず」3カ月分給与ゼロ 愛知・津島市長
産経新聞 2007/06/23
愛知県津島市の伊藤文郎市長(53)が、子供の医療費を無料化するとの公約を果たせそうにないとして、7月から3カ月分の自分の給与を全額カットすることが23日、分かった。
関係者によると、伊藤市長は4月の市長選で、未就学児の医療費の10月からの無料化を公約に掲げて初当選したが、市民病院が本年度だけで24億円の赤字を抱える見通しが判明し、無料化は困難と判断した。
市長は「市民の期待を裏切ったことに対する責任を取る」として、給与カットの条例改正案を市議会に提出し、22日の本会議で賛成多数で可決された。
市議からは「10月まで時間はまだある。実現に向け努力すべきだ」「給与カットで責任を逃れるのは非常識」などと反対の声が相次いだが、市長の決意は固く、最終的に大半が賛成したという。
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重大な危機がせまっているのにこの脱力させる政策。
もしも自分が地元民ならこう言うであろう。
早急にリコールだ!
ある情報筋によると、毎月数人の医師の送別会があるらしい。
市長は医師に、もっと働け、救急やれの一点張り。
あの長氏にも見捨てられたようだ。
こうなるともう末期癌と言ってよいだろう。
切除したところでどうしようもない。
滅びの境地に立つしかなくなる。
立派なハコモノを作った後に残るものは、
受注をうけた業者の喜びだけであろう。
結局は自分の首を絞めることになるのだが、
残念ながらそこまで予見する能力は無い。
肝心なソフトはなくなってしまい、
自治体には廃墟と借金だけが残る。
しかもこの病院調べてみると、
な、な、なんと、
サイバーナイフがあります。
(サイバーナイフ
頭蓋骨を切開することなく脳腫瘍や脳動静脈奇形などを治療できる、最新の定位放射線治療装置「サイバーナイフ」を東海4県の病院で唯一所有している。 サイバーナイフは、類似のガンマナイフとは異なり病変追尾システムを有するため、頭部をネジ等を用いて固定する必要が無い。そのため患者は苦痛なく治療を受けることができる。)
さぞかしたくさんの観光客を誘致できたことでしょう。
治療ははっきりいって予防しかないと思う。
スクリーニング方法=地元の識者による判断だろうか。
早期であれば、まだ長氏登場という手もあるかもしれないが。
あまり国語的な教養の無い自分だがここで一句
今こそだ、
狼煙をあげよう、
国民で、
立派なハコモノ、
注意報。
ちょっといまいちだったかな?
今、日本の将来を左右する重大な局面に来ているのは間違いないと思う。
まだもう少し時間があると思ったが(拙ブログ過去ログ参照)
事態は急を要するようである。
阪南市;58,898人
このぐらいの人口規模でももはや夕張化は避けられないようである。
ちょっと前の内科崩壊の様相を中間管理職先生がブログに綴っている。
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大阪・阪南市、財政再建団体に転落のピンチ
医師不足で7月以降の市立病院の内科閉鎖が決まったことで、大阪府阪南市が財政再建団体に転落する恐れが出ている。病院の収入が減るうえ、余剰人員が出て最大で約60人に退職金を払うことになって生じる病院事業会計の赤字を補てんすると、市の一般会計の累積赤字が最悪で約20億円に膨らみ、再建団体転落の危険ラインを突破するため。市は「このままでは第二の夕張になりかねない」と医師探しに奔走している。
同病院(185床)の内科は、和歌山県立医大から派遣されている5人の常勤医が全員、今月末で退職するのに加え、同医大が「県内でも内科医が足りない」と補充を断ったため、非常勤の医師4人も「常勤医がいないと緊急時の対応が不安」などとして同時に辞めることになり、閉鎖せざるを得なくなった。
同病院の収入は昨年度の見込みで20億9300万円で、内科はうち37%の7億7400万円を占め、閉鎖すると、大幅減収になるのは必至。一方、市の試算では、内科の閉鎖に伴って「余剰人員」になるために退職してもらう看護師や技師ら約60人の退職金が約6億9200万円にのぼり、病院事業会計は今年度だけで10億4500万円の赤字になる見込みだという。
このため、一般会計から同事業会計への繰り出し追加は最悪の場合、今年度から3年間で総額14億3000万円に達し、一般会計の累積赤字が09年度決算で20億円前後になる見込み。税収など市の経常的な財源を示す「標準財政規模」(06年度で96億800万円)の20%を超え、財政再建団体転落が危ぶまれるという。
岩室敏和市長も自ら民間病院などに医師派遣を求めているが、めどは立っておらず「医師確保に努めるとともに職員一丸となって行財政改革を進め、何としても再建団体への転落を避けたい」と話している。
(2007年6月25日 読売新聞)
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さてこちらの症例もかなり危機的である。
阪南市とさほど人口規模の変わらない
愛知県津島市;65,408人
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「公約果たせず」3カ月分給与ゼロ 愛知・津島市長
産経新聞 2007/06/23
愛知県津島市の伊藤文郎市長(53)が、子供の医療費を無料化するとの公約を果たせそうにないとして、7月から3カ月分の自分の給与を全額カットすることが23日、分かった。
関係者によると、伊藤市長は4月の市長選で、未就学児の医療費の10月からの無料化を公約に掲げて初当選したが、市民病院が本年度だけで24億円の赤字を抱える見通しが判明し、無料化は困難と判断した。
市長は「市民の期待を裏切ったことに対する責任を取る」として、給与カットの条例改正案を市議会に提出し、22日の本会議で賛成多数で可決された。
市議からは「10月まで時間はまだある。実現に向け努力すべきだ」「給与カットで責任を逃れるのは非常識」などと反対の声が相次いだが、市長の決意は固く、最終的に大半が賛成したという。
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重大な危機がせまっているのにこの脱力させる政策。
もしも自分が地元民ならこう言うであろう。
早急にリコールだ!
ある情報筋によると、毎月数人の医師の送別会があるらしい。
市長は医師に、もっと働け、救急やれの一点張り。
あの長氏にも見捨てられたようだ。
こうなるともう末期癌と言ってよいだろう。
切除したところでどうしようもない。
滅びの境地に立つしかなくなる。
立派なハコモノを作った後に残るものは、
受注をうけた業者の喜びだけであろう。
結局は自分の首を絞めることになるのだが、
残念ながらそこまで予見する能力は無い。
肝心なソフトはなくなってしまい、
自治体には廃墟と借金だけが残る。
しかもこの病院調べてみると、
な、な、なんと、
サイバーナイフがあります。
(サイバーナイフ
頭蓋骨を切開することなく脳腫瘍や脳動静脈奇形などを治療できる、最新の定位放射線治療装置「サイバーナイフ」を東海4県の病院で唯一所有している。 サイバーナイフは、類似のガンマナイフとは異なり病変追尾システムを有するため、頭部をネジ等を用いて固定する必要が無い。そのため患者は苦痛なく治療を受けることができる。)
さぞかしたくさんの観光客を誘致できたことでしょう。
治療ははっきりいって予防しかないと思う。
スクリーニング方法=地元の識者による判断だろうか。
早期であれば、まだ長氏登場という手もあるかもしれないが。
あまり国語的な教養の無い自分だがここで一句
今こそだ、
狼煙をあげよう、
国民で、
立派なハコモノ、
注意報。
ちょっといまいちだったかな?
今、日本の将来を左右する重大な局面に来ているのは間違いないと思う。
暴走した首長はまわりが引導をわたしてあげれば良いと思っています。ちょっと過激かな?(汗)
何を考えて導入したんでしょうね????
しかも担当医は非常勤ですか・・・・
コストパフォーマンス悪すぎますね。
あっちもこっちもPETを導入しているし。
うーむ業者だけが儲かる構図が出来ていますね。
そして医師は去っていく。
CT、MRIでもそうですが、
ペットは最近急激に増えていますよね。
そんなに必要なの?と思いますが・・・。
一地方に、需要に見合った分だけあればいいのですが、
どれほど効果があるのかわからない検診ツアー
など・・・。
病院は儲かっているのかしら?
僻地病院の脳ドックからまわってくる
MRIの画診をしながらそう思うのでした。
病床閉鎖もおこなっていると聞きました。
http://www.city.tsushima.lg.jp/index.php?oid=2917&dty...
http://www.city.tsushima.lg.jp/index.php?oid=2918&dty...
http://www.city.tsushima.lg.jp/index.php?oid=731&dtype=1013&pid=506
http://www.city.tsushima.lg.jp/index.php?oid=2917&dtype=1000&pid=506
http://www.city.tsushima.lg.jp/index.php?oid=2918&dtype=1000&pid=506
民営化成功する鍵は優秀な経営者、それをサポートする自治体です。因みにこの経営者は脳外科医です。
>民営化成功する鍵は優秀な経営者、それをサポートする自治体
全くその通りだと思います。
公立新小浜病院のいきさつ、
調べてみようと思います。
>因みにこの経営者は脳外科医
先輩を見ていても、日医で活躍している方とか、地域医療重点で経営を頑張っている方とか、中核病院院長・副院長で活躍されている方が増えてきていると思います。でも逆に純粋な脳外科の臨床からちょっと離れてしまうのが寂しいところです。今の分散した症例数を考えると、それもいいのかなと思いますが・・・。
うちの場合、医師数の充足率はまずまずなのですが、売れない工業団地と港湾建設と病院と下水道と… まぁ、いろいろ有りまして、医師職を除く給与2割カットの話が出てきたりして、各種職員が転職の話をしております。
給与カットしても土地が売れなければ再建団体化は回避できない状況でして… また、病院そのものの存廃も未確定のままなので今にも病院が空中分解しそうです。 まるで自然崩壊を経営者サイドが待っているかのような錯覚に陥っています。
全然関係有りませんが、いっぱさんきゅう峰 渋いHNですねー