僻地の産科医様の要請があったようなので、過去ログを再掲いたします。
脳外科関連の雑誌にたまに脳外科医不足のことが書かれてます。
日本の脳神経外科専門医の数は世界一かもしれませんが、
手術以外の業務が滅茶苦茶多いのです。
意識障害はほぼ脳外科に丸投げです。
こんな状況では確かに手術がうまくなるとは思えませんね。
でもね、少ない症例数を大切にして
日本人特有の細かさでやっているんですよ。
他国の手術は実際見たこと無いけど、
うちの教授も海外出張に行く度に
又見てはいけないものを見てしまったと言います。
脳外科医不足は脳外科手術だけではなく
リハビリを含めた脳卒中医療、お産以外の救急医療に
大きなダメージを与えるのは地方で臨床やられている
先生方は肌で感じとっているのではないでしょうかね?
僕自身は、救急搬入から手術、退院まで全て
脳外科医が診れる日本の医療は素晴らしいと思っています。
ただ、あまりにも人不足で関連病院から撤退せざるをえません。
当然脳外科が無くなった病院できちんとした脳卒中の対応が
できるの?ということに対しては大きな疑問が残ります。
北海道の某3次救急施設では脳外科が撤退したために
意識障害は全部他の病院にまわすという話もあります。
あくまで噂話ですけど。
問題の過去ログ↓
http://blog.goo.ne.jp/peak1839/e/5af56faf3e1960de086257a11f55422e
僕は3年目から4年目の前半にかけて
なんちゃってリハビリ (回復期リハビリ病棟の実働部隊)
なんちゃって麻酔(全身麻酔100例以上)
なんちゃって神経内科医(行き場所のないALS患者さん)
なんちゃって救急医(主にAMI,一回見逃しました)
なんちゃって胃ろう (100例以上)
なんちゃってアンプタン (これは心臓外科の先生についてもらって1例だけ)
なんちゃって緩和ケア (ターミナルは行き場所無くて結構抱え込んでしまいます)
なんちゃってペイン (おもに腰痛ですね)
いろいろやってました。
胃ろう専門でGTFできます。
でもね、腹膜炎の合併経験したときから
もうこんなのいやよと思いました。
興味がありましたらご参考にしてください↓
520ページ「我が国の脳神経外科医は多いのか」
日本医科大学 寺本 明
扉(539P-540P)
「硫黄島からの手紙」の味わい
金沢大学脳神経外科教授 濱田 潤一郎
脳外科関連の雑誌にたまに脳外科医不足のことが書かれてます。
日本の脳神経外科専門医の数は世界一かもしれませんが、
手術以外の業務が滅茶苦茶多いのです。
意識障害はほぼ脳外科に丸投げです。
こんな状況では確かに手術がうまくなるとは思えませんね。
でもね、少ない症例数を大切にして
日本人特有の細かさでやっているんですよ。
他国の手術は実際見たこと無いけど、
うちの教授も海外出張に行く度に
又見てはいけないものを見てしまったと言います。
脳外科医不足は脳外科手術だけではなく
リハビリを含めた脳卒中医療、お産以外の救急医療に
大きなダメージを与えるのは地方で臨床やられている
先生方は肌で感じとっているのではないでしょうかね?
僕自身は、救急搬入から手術、退院まで全て
脳外科医が診れる日本の医療は素晴らしいと思っています。
ただ、あまりにも人不足で関連病院から撤退せざるをえません。
当然脳外科が無くなった病院できちんとした脳卒中の対応が
できるの?ということに対しては大きな疑問が残ります。
北海道の某3次救急施設では脳外科が撤退したために
意識障害は全部他の病院にまわすという話もあります。
あくまで噂話ですけど。
問題の過去ログ↓
http://blog.goo.ne.jp/peak1839/e/5af56faf3e1960de086257a11f55422e
僕は3年目から4年目の前半にかけて
なんちゃってリハビリ (回復期リハビリ病棟の実働部隊)
なんちゃって麻酔(全身麻酔100例以上)
なんちゃって神経内科医(行き場所のないALS患者さん)
なんちゃって救急医(主にAMI,一回見逃しました)
なんちゃって胃ろう (100例以上)
なんちゃってアンプタン (これは心臓外科の先生についてもらって1例だけ)
なんちゃって緩和ケア (ターミナルは行き場所無くて結構抱え込んでしまいます)
なんちゃってペイン (おもに腰痛ですね)
いろいろやってました。
胃ろう専門でGTFできます。
でもね、腹膜炎の合併経験したときから
もうこんなのいやよと思いました。
興味がありましたらご参考にしてください↓
脳神経外科速報 17巻4号 (17)メディカ出版このアイテムの詳細を見る |
520ページ「我が国の脳神経外科医は多いのか」
日本医科大学 寺本 明
NEUROLOGICAL SURGERY (脳神経外科) 2007年 06月号 [雑誌]医学書院このアイテムの詳細を見る |
扉(539P-540P)
「硫黄島からの手紙」の味わい
金沢大学脳神経外科教授 濱田 潤一郎
濱田先生の扉、何て書いているのかなあ~あの先生、ユニークな人だから読んでみたい!
そういえば神経内科っていませんね。日本に。(かどうかわかんないけど)
「やぶ医師のつぶやき」〜健康、病気なし、医者いらずを目指して
http://blog.m3.com/yabuishitubuyaki/20060516/1
新人脳外科医2割減少
日本の脳外科医が脳梗塞を診るのは良いことだと思います。血圧管理が良くなって脳出血が減り、脳梗塞が増えていますが、頚動脈狭窄の症例、バイパスが必要な症例が増えてきてますから脳血管障害を扱う脳外科医の数は最小限必要です。都市部では脳外科医が多すぎて手術症例が少ないのも現実ですが、これをマスコミで多く取り上げ過ぎて脳外科医過剰論を聞いた新人研修医はびびった人も多かったのでは?現在の研修システムですと研修中に3年目の専攻を選ぶ時間も豊富ですから、いろいろ考えて忙しい科は敬遠されるのでしょうか?
10月よりアメリカで臨床予定の脳外科医より
>Tai-chan先生
はじめまして。
私もそう思います。
一番違うのは、リハビリの開始時期ですね。
脳外科専門の施設だと、脳梗塞の患者に慣れたリハビリの運動療法士さんとかが多いでしょうから、安心して早めにまかせられると思うんですが。
一般病院で、内科が診ると、そうしても後手を踏んでしまうんですよ。
早くやった方が良いってのは、一応はわかってはいるんですけどね。
やはり研修医は、今後の一生の事を考えると、忙しくてリスクも高くて、給料も同じっていうのであれば、敬遠するんではないですかね。Dr. I
http://obgy.typepad.jp/blog/2007/07/post_5b1c.html
>Taichan先生
北海道の脳外科全員がPEGを作っているわけではありません(汗)早期のPEG造設がよいと考えている一部でしょうか。リスク管理ということで最近では流石に総合病院で自前で作ることは減っているようです。
Dr.I様に昨日お会いしました。