大地産笑~畑は笑顔を育てる~

新しいスタートラインに立っている今。いろいろなところに目を向けて未来につなげたい。

日本もそろそろ親離れしなきゃ…。

2006-01-18 19:03:49 | 平和なひととき
 最近米兵による事件が多発している。強盗殺人や連続放火、婦女暴行、女児わいせつ、F15戦闘機墜落などなど。事件を挙げるだけで数々ある。18日未明には中学校への不法侵入により米兵が現行犯逮捕された。

 このような米兵事件で問題になってくるのは、日米間での地位協定という問題。日本人による犯罪の場合、容疑固まり次第令状を取り、逮捕という行動に移せる。しかし、米軍による事件の場合は地位協定の壁に阻まれる。日米地位協定によれば、犯罪容疑者である米兵は起訴後に日本側に身柄を拘束されることが原則。起訴前は米軍の元で管理されている現状がある。起訴前での日本側への引き渡しは好意的配慮によるとされているが、米国への強制力はない。あくまでも好意的配慮によるものだとされている。

 難しいことを言わず、簡単に言ってしまえば、日本は米国の下で管理されていると言えるだろう。米国の言うことは絶対だというもの。米国を教祖においた日米間での宗教と言えるかもしれない。それか医学教授にこび売っている中堅どこの医師のような感じ。BSE問題やイラク自衛隊派遣の問題に関しても同じことが言えるだろう。米国には絶対従うよということなのだが、日本はただの子供。自分の意見など思っていても上が恐くて言うことができない。だから先進国の中でも発言力が弱い。

 しかし、駐留する他国民の人権をないがしろにしてまで犯罪を犯した兵士を守ろうとする姿勢は、世界に向かって基本的人権の擁護を訴える民主主義国家の恥といえるかもしれない。

 
 自衛隊イラク派遣に関しては教祖様である米国には絶対であり、逆らうことができない状況にある。

米軍再編の最終報告に向けての協議にて…

 一方、額賀官房長官はイラク南部サマワに派遣している陸上自衛隊の撤退時期について、同地域の治安維持を担当している英国、オーストラリア両軍の動向をみながら、判断するとの考えを伝えた。(yahooニュースより)

→結局他国の動向を見るだけで自分たちから何も行動できない。米国に嫌われないようにするためにも、米国の顔を伺いながら行動しなければならないという現状にいる。

 国防長官は「安全がなければ経済は発展しない」と述べた。

→経済の発展・発展途上に関してはお金というモノサシではかっただけにしかならない。途上国の中にはGDPが低くても安全で幸せに楽しく暮らしている国はある。心の発展途上国は経済先進国であるのかもしれない。

 戦争の反対は平和、平和の反対は戦争と言われているが、果たして本当にそうなのであろうか。日本は戦争がなく平和だと言えるのだろうか。毎日メディアを騒がす凶悪な犯罪、このような国が本当に平和なのだろうか。海外の人は他の国と比べたら戦争放棄しているから平和という人もいるかもしれないが、今日本という国で生活しているのは我々日本人なのである。いつ事件や事故に巻き込まれてもおかしくない状況にいるのである。海外と比べるよりも、まず自分たちのことを考えるべきなのではないだろうか。

 米兵の事件が起きる度に地位協定の問題が起きる。日本国民の生命と権益がきちんと保護されるよう、両国政府は地位協定の改定を真剣に検討すべきではないか。

 米国から親離れできないようだといつ米国の51個目の州になってもおかしくないだろう。しかし、現状は親離れはできない。食糧自給率は低く、日本の食糧のほとんどは輸入である。日本の耕作可能面積地をすべて使っても自給率は100%いかないという。しかし、100%いかないにしても自給率を上げ、足りない部分を輸入で補えるようになってほしい。そのためには日本の農業基盤を変える必要もある。
 
 また憲法9条を改正(改悪?)して自衛隊の武器保有が可能になったら、米軍の基地は日本にはいらなくなる。しかし、それをする前に今危ないとされている北朝鮮や中国と国交回復を目指して欲しい。靖国問題や拉致事件などの問題に対してうまく対応してほしい。今こそが外交官や首相の腕の見せ所だと思う。あくまでも自衛隊の武器保有や戦争に関しては反対である。
 

“死に方用意”(男たちのYAMATO)

2005-12-23 12:20:05 | 平和なひととき
この言葉が書かれた黒板を見たらどんなことを思うのか…。戦争中でしかも15・16歳の年齢でどう思うのか。死ぬ準備をしろっていうことなんだが。親の顔、家族の顔、好きな人の顔、友達の顔、思い出を思い浮かべるのか…。

今という時代に生きている自分にとってはわからない。想像もできない。平和だからなのか。もう戦争はないと思っているからなのか。

“死に方用意”と黒板に書かれた。無言で沈黙の中で。死ぬ準備をしとけという意味もあると思うが、「生きろ」ということが本当の意味だったのように思える。生きなければならない。

昨日、『男たちのYAMATO』を見てきた。一人で。一人で来ている中年の男の人も多かったように思えた。自分の親の時代、自分の子供時代の人もいたかもしれない。思い出してなのか、それとも平和な時代になってよかったと思ってなのか、どこからともなくすすり泣く音が聞こえた。おれも泣いた。今、平和な時代に「生きている」というか、彼らに「生かされている」というように感じとった。

リアルな戦艦大和は6億円の投資による原寸大のセットらしい。しかしそのわりに紋章がプラスチックみたいでちゃちかった気がしてはならない。輝きがあまりなかった。しかし、原寸大のセットを使っての撮影だったからこそできた迫力というものもあった。敵の砲弾に打たれ飛ぶ兵士、爆風により壁に打ち付けられる兵士、手足が打ちちぎられる姿…。リアルに感じた。

奥さんも有名な2大俳優。反町隆史(奥さん:松嶋菜々子)と中村獅童(同:竹内結子)のビッグなコラボ。そのわりには演技はあまりよくなかった気もする。他のシーンがあまりにも迫力ありすぎて、そことのギャップがありすぎた。『今、会いにゆきます』の中村獅童の方がよかった。なんかずっと同じような緊張しっぱなしの顔立ちだった。反町隆史のほうはGTOの印象が強くて、渋すぎた。主題歌は長淵剛。これもまたまた渋すぎ。長渕はやっぱりかっこいい。あの声。映画に合っていた。キャスト重視というよりは内容重視の作品だった。

この映画、今の時代に生きている自分たちへの「生きろ」というメッセージなのかもしれない。「生きている」のではなく、「生かされている」ということ。そしてもう2度と繰り返してはならないということ。戦争が起きてもお国のためにだなんて言っても戦地には行きたくない。個人が尊重される時代だから、天皇制でないから。そんなことじゃない。ただ、怖いから。死にたくないから。他人を殺したくないから。これだけだ。

日本は戦争しないと言っているが自衛隊のことのかいてある9条も変わり、いつ戦争してもおかしくない状態。平和に慣れてしまっている自分たちはもしそのような状態になってしまったらどうするのか。反対はするだろうが。渋々行ってしまうのか。考えられない。けれど、近い時代そういう日がきてもおかしくない。今は考えないようにしたい。というか、考えたくない。戦争は反対だ。といっても世界のどこかでは戦争を現在進行形で行なっている。考えたくないと思っていても、映像が流れたら考えずにはいられない。他国のことだからというわけにはいかない。

上司の命令には絶対服従しなければならない。もし歯向かった場合は体罰を与えられる。この影響が伝統のように残っている。悪い伝統。今の日本にはふさわしくない。若い人たちがどんどん世界へ飛び立っている時代。若い世代の考えがこれからの日本を変えていく。政治の世界でも農業の世界でも、年寄りが頑張ってしまっている。若い人の考えはあまり反映されない。だから若い人たちの活躍する場が消えていく。新しい時代にしていくためにも、新しい農業体系にしていくためにも、この伝統は変えていかなければならない。よい伝統は残しておく。悪い伝統は変えていく。それを今しなければならないだろう。

男の背中はかっこいいというが、今はそんな時代じゃない。面と面を向かって接していく時代だ。かっこいいのではなく、悲しいだけだ。“生きろ”。

ホワイトバンドがこんなところに…。

2005-12-20 01:27:03 | 平和なひととき
 今はもうブームも廃れてきていると思うんだけど、今年流行ったモノのひとつにホワイトバンドは欠かせないでしょう。そのホワイトバンド変なところで発見してしまった。売れ残りかなんなのかはわからんけど…。

 東京都多摩市にある大型ショッピングセンターっていうのかわからんけど、その本屋さんのレジの脇にコッソリと置いてあった。アジアン雑貨屋とか国際協力フェスティバルの会場で売ってるならなんとなくわかるんだけど、本屋さんってのはちょっとな…。

 どっかの会社とかがホワイトバンドブームに乗っかって作られた普通の白いバンドではなくて「***」もちゃんと付いてる紛れもないホントのホワイトバンド。

 本屋さんで買っても仕方ない気もするけど…。レジの脇にあったらついつい見てしまうもんなぁ。だから売れちゃうと思うけど。それかもうブーム過ぎ去ったから買わないか。ブーム過ぎ去ったあとでもおれはまだイエローバンドと一緒にホワイトバンドもつけているんだけどね。ってか、本屋さんで売れたホワイトバンドからの収入ってちゃんと寄付されるんだろうか…。本屋さんの利益になってしまう気がするんだけど。


 貧困をなくそうっていうホワイトバンドって何でもいいらしい。白い紐でもゴムでもバンドでもなんでも手首にまきつけておけば、貧困をなくそうっていう意思表示になるんだってよ。

 でも貧困をなくそうとか思っているなら、まず行動に移さないと。国際協力のNGOに顔出してみるとか。自分はまだできてないけど。アジア学院で生活していて思ったよ。
 あと食べものを粗末にしないとか簡単なところから始めたりしたらいいんではないか。食べ物粗末にしなかったら貧困をなくせるってことはないけどさ。アジア学院いて思ったよ~ミャンマーの人の話なんだけど、日本の大食い選手権とか見ていると腹が立つって。必要以上に食べているってことと、食べ物を使ってテレビ番組のネタ、見世物にしてるっていうことが。たくさんの量を全部食べあげているけど、あれは逆に食べ物を粗末にしているってことにつながると思う。飽食だから故に出てきたものだろうね。
 自分は知らないけど、日本も昔は飢えに苦しんでいた時代もあった。その頃のように食べ物を粗末にしないということが大切なのではないかな。
 「米粒一粒、涙千粒」っていう言葉はないだろうけど、米粒一粒でも残してしまうとお百姓さんは涙流してしまうよ。丹精込めて作り上げた米なんだから。

 あ、そうそう、スポーツメーカーのN社から出てる白と黒のゼブラバンドは人種差別なくそうってことらしいし。ホワイトバンドのブームに乗って他の会社から販売されているいろいろな色のバンドは寄付もされることもなく、そこの会社の利益になってしまうんだろうなぁと、ホワイトバンドのブームが過ぎ去った今になって思ってしまった。もう遅いか。

ホワイトバンドの売り上げ一部寄付へ

2005-11-08 20:48:01 | 平和なひととき
 ホワイトバンドの売上金が途上国に寄付されなくNGOの活動資金などに使われてしまうということで消費者から苦情がきていた問題で、キャンペーンの実行委員会などが売り上げの一部から25万ドル(約2900万円)を「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に拠出すると発表した。

 1本300円で販売されたバンドは若者の中でブームになり、これまでに400万本を出荷した。意味も知らずにただブームだからといった理由でつけている人もいるとは思うが。9月末の売上金は約9億6600万円。そこから製作費や流通経費を引いた約3億8300万円を「貧困を生み出す構造を変えるため、各国の政策を変えさせる活動」に使われるという。

 最近はホワイトバンドがどうとかは耳にしなくなったが…。若者のブームは過ぎ去ったのでしょうか?

カラーバンド☆

2005-10-24 21:00:01 | 平和なひととき
 今世間はホワイトバンドブームですなぁ。貧困をなくそうっていう政策をみんなで選択するっていう趣旨らしい。売り上げが直接発展途上国への募金にならないということで批判も出ているらしいが…。売り上げはNGOの活動資金になるんだってさ。
 ってことで昨日ホワイトバンドならぬイエローバンドを買った。ただ単に黄色が好きだから。意味はわからんかった。店員さんに聞いたら、金運でもあがるんじゃないのかなぁって…適当でした。イエローバンドは癌患者のサポートのためらしい。癌撲滅運動とか。

他にも…
 ゼブラ :人種差別反対(白も黒も肌の色関係なしにみんな仲良くしよう)
 ピンク :乳癌撲滅運動
 レッド :タバコ禁煙しよう
 レッド :糖尿病・HIVなど病気を対象
 アクア :小児ポリオやはしかから子供を守ろう
 ブルー :戦災などでの難民救済
 グリーン:地球温暖化防止のための植林活動
 オレンジ:識字率を上げよう・本を贈ろう
 オレンジ:非喫煙者の副流煙によるガンの危険性について考える
 パープル:動物愛護と密猟防止
 パープル:肺病患者の予防や撲滅

 他にもあるかもしれん…。NGOごとにバンドを作っているから、色によって意味が2つあるものもある。

 ただ単にブームだから、ファッション的にきまるから、といった理由で買うのはいけないと思う。ちゃんと意味を知ってから買わないと。自分は意味知らずに買ったのだが…。イエローは柏レイソルの色ってことで。柏レイソルJ2降格防止のためってことで。がんばれ柏レイソル!!