2007年7月29日
2007年7/29(日)、岩手県立博物館(盛岡市上田字松屋敷34番地)の
植物園に植えられている「アカバメギ(赤葉目木)」が真っ赤な実を
沢山つけていました。
アカバメギは、ヨーロッパで改良された葉が赤紫色のメギの園芸品種
で、主として公園の植えつぶしやグラウンドカバーにされるそうです。
一関市川崎町のアカバメギ(赤葉目木) 2006年9月26日
2006年9/26(火)、最近「賛助会員」になった「みちのく中央総合
博物館市民会議」主催の学習会がありましたので、妻と共に参加しま
した。「河崎柵と黄海の戦い」という研究発表を聞き、源頼義や安倍
頼時、安倍貞任、藤原経清などが活躍したという「前九年の役」の戦
場になったという言い伝えがある一関市川崎町の「河崎の柵」擬定地
と「黄海の戦い」が行われたという東磐井郡藤沢町黄海の現地を探訪
しました。
座学が行われた川崎町薄衣字諏訪前の「川崎生涯学習ステーション
(一関市立川崎公民館・一関市立川崎図書館)」の前庭に、メギ(目
木)の園芸品種である「アカバメギ(赤葉目木)」が赤い実を沢山つ
けていました。名札には「アカバメギ(赤葉目木)ベルベリス・ツユ
ンベルギー・アトロプルプレア」と書かれていました。
メギ(目木)メギ科 メギ属 Berberis thunbergii
「メギ(目木)」は、山地に生える落葉低木。幹は直立して良く
枝分かれし、高さ1~2mになる。枝には稜があり褐色で、枝の節
や葉のつけ根には葉が変化したトゲ(刺)がある。葉は互生または
束生し、長さ1~4cmの倒卵形または楕円形で、裏面は白っぽい。
4~5月ごろ、新葉とともに短枝上に短い柄のある花序を出し、直径
6mm程で淡黄色の小花を数個ずつ下向きにつける。
果実は液果で長さ7~10mmの楕円形。9~11月に赤く熟す。
別名:コトリトマラズ
アカバメギ(赤葉目木)Berberis thunbergii DC.'Atropurpurea'
は、ヨーロッパで改良されたメギの園芸品種で葉が赤紫色。
そのほか、葉が黄色の「オウレア」やピンクの斑が散る「ロー
ズグロー」などがある。
チリ原産の「ダーウィニー」は樹高が2mになり、橙色を帯びた
黄金色の花と青紫色の実を長い枝一面につける。メギ属で最も美
しい木といわれる。また、これらの種間雑種もある。
中国原産の「ベルベリス・ユリアナエ」は、常緑で枝は立ち、大
きい刺がある。萌芽時の若葉は青銅色、秋には橙赤色に変化する。
やや高山性で、暖地では栽培しづらいという。
和名は、枝を乾燥して煎じたものを洗眼薬としたことに由来する
が、健胃整腸剤にも利用されるという。
分布:本州(関東地方以西)、四国、九州
今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。
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