pc_sugiの「目指せ!Junker!」~Part2~

Junk再生に疲れた方に。
毎日更新からのんびり更新に変えました。
「ひまつぶし」にお読みいただければうれしいです。

microUSB・USB両方で使えるmicroSDカードリーダーを作る。

2016-05-03 10:47:55 | Weblog
長いタイトルだなぁ・・・。

さて、ある日のこと。カミさんから、
「NEXUS7(2013)に入ってる写真を整理したい」
との話。カミさんのNEXUS7は内蔵メモリが16GBで、写真や動画をとるとすぐ
いっぱいに。そこで、
「OTGケーブルつけて、カードリーダーでmicroSDにコピーすれば?」
と言ったところ、
「そんな、かっこ悪い!」
とのこと。NEXUS7の下から延びるOTGケーブルが、しっぽのようでいやだと
いうのです。

いろいろ調べると、接続すると一体化(のよう)になるものもありますが、
なんせ高い。う~ん。

じゃあ、作ってみるか!
ということで、試作第一号。この時点では、単にmicroUSB接続のカードリーダー
としての機能とコンパクトさを追求。


カミさんに見せたところ、
「本当に大丈夫なの?やだなぁ・・・。」
との冷たい返事が。
う~ん・・・、なかなか難しいねぇ。

この杞憂はほどなく解決。秋葉原の千石通商で、480円でいいリーダーが売っ
ていましたので、それに32GBのmicroSDカードをつけて渡しました。

今回買ってきたリーダー、通常のUSBサイズのコネクタも付いていて、PCにも
直接刺せるのでいたって便利。
これ、作れないかなぁ・・・。

やってみるか!
用意したのは100円ショップで買ったmicroUSBケーブルとmicroSDカードリーダー。

まずは、ケーブルからコネクタを取り出します。これが一番面倒。丁寧に、きれい
に割りましょう。
使うケーブルはこれが最高。1~5番まできちんと端子があって、ちゃんと独立
しているため、取り出したコネクタの汎用性が高いから。

表に1・3・5番の端子、裏に2・4番の端子があります。

この、4番の端子が重要。のちにハンダ付けするとき、4番と5番をショートさせて、
OTG化します。

次に、カードリーダーを殻割り。


この、真ん中あたりにスペースがあるので、ここにmicroUSBコネクタを配置しま
しょう。
いい感じに配置できるよう、殻割りしたケースの一部を凹型に削っておきます。

いよいよ、部品のハンダ付け。




USBは上から1(+)・2(D-)・3(D+)・4(GND)の順。GNDにはmicroUSBコネクタ
の4番と5番を接続します。これでOTG化。

リード線はあえて長くしています。ケースに収まったときに、「詰め物」がある
と、コネクタ接続時に多少押されても陥没しにくいです。

この時点で、一応、動作確認をしておきます。

あとは、基板上の端子とショートしないよう、ホットメルトボンドを上から
塗ってから、今回増設したコネクタをケース内におさめ、さらにホットメルト
ボンドで固めて固定します。
ケースに傾斜が付いているので、配置するコネクタはやや斜めになります。

できあがりはこんな感じ。


違和感ない・・・ですよね?

実際に自分のNEXUS7(2012)で使ってみました。



ピッタリ!合わせたような一体感。カミさんに買ったのも試作第1号も、
少し下方向に長く出っ張るのがいやだったんだよね。
この一体感なら、許せる範囲。

ESファイルエクスプローラで普通に認識します。
カードはFAT32でフォーマットするとよいです。16GBのカードだって使えます。


もちろん、PCでも普通に使えます。

「できた!これいいんじゃない?」
とカミさんに見せましたが、すでに便利なツールを手に入れた後だけに、
「ふ~ん。そんなことより、部屋の片づけしてよね。」
だって。

・・・え~ん。

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