フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

本に飢えている? LA SAISON DE LECTURE

2005-11-01 23:58:37 | 科学、宗教+

今日のお昼は快晴。雲のない空もまた一興。散歩の後バスに乗ろうと走ったものの無情にも発車してしまった。最近はここで苛々しないで、それには何かの意味があるのだろうと考えてしまう。そう考えている時、晴天の下に並べられている古本屋の本に目が行った。

飯島衛「生物学と哲学との間」(みすず書房、1978年、1700円→500円)。この手の本には全く興味がなかったのだが、今なかなか進まないものの何とか読み続けている « Dieu et la science » 「神と科学」 の影響なのか買ってしまった。それから少し横に目をやると題名は知っているが読んだことのないジャック・モノの「偶然と必然」(みすず書房、1973年、650円→500円、さすがに安くなっていない)。さらに中に入ってみると白洲正子の「かくれ里」(新潮社、1973年、箱入り、2200円→500円) も。バスを待つ僅か10分ほどの出来事であった。

ここで買わなければ一生会わないかも知れないという気にさせられてしまうのが古本。読むのか読まないのかわからないのに、ついつい買ってしまう。おそらく新しい装いで出ていると思われるが、昔の活字と漢字がやや黄味を帯びた、時に染みのついた紙の上に載っているのがなかなかよい。昔の人の話を聞いているという実感につながってくる。

今年の秋はどういうわけか、本を読みたいという意欲に溢れている。こんなものまで注文していたのか、という本まで届いた。クリックひとつで注文できるシステムの前にいると、その一瞬その気になってしまえばお仕舞いである。以前、パリのMDに教えてもらったジョルジュ・カンギレム Georges Canguilhem (1904-1995) の本を4冊も注文していた。

« Du développement à l'évolution au XIXe siècle »
« Études d'histoire et de philosophie des sciences »
« Écrits sur la médicine »
« Le normal et la pathologique »

いつ読むのだろうか。

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(version française)

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