お昼に外に出ると、空と雲の美しさに驚く。この美しさには、なかなか飽きが来ない。この6月のパリで発見した喜びである。大げさに言えば、これほどまでに知ってしまってもよいのだろうか、というくらいである。
今日はその足で本屋まで。そこで気になった本を、その場で10-20分くらい読んで帰ってくるのである。すごい集中力で読めるのが不思議なくらいだ。これを数日繰り返していると一冊読めてしまう。今日は、先日亡くなった朝吹登水子氏の 「豊かに生きる」 に手が行った。初めて触れる著者だ。
読んでみて、アマゾンのサイトで反応が二分しているように、この手のお話が鼻につくかどうかで感想が変わってくるのだろう。ただ、フランス語を始めるきっかけが全くの偶然、お兄様に誘われて見た劇での女優の発するフランス語の美しさであったこと、それからフランスと関わって彼女の人生が幸福なものであったと結論していることなど、理解できるところは多々あった。
これから素晴らしい季節を迎える。いろいろと読んでみたい。