今日から3日間横浜で会合があり、英語の世界に入っている。今朝は梅雨のためか、ビルの上は霞んでいた。
今日の12人の話を聞いていて哲学臭のする発表は1人か、少し幅広く考えても2人。他はすべて事実を見つけ記載するというタイプ。前者は、静かに語りかける、話す文章がしっかりしている。若い頃は全く存在意義を認めなかったタイプ。それに対して、後者は威勢がよくややうるさい印象を受け、話し言葉には余り注意を払わないようにみえる。事実を見つけることが重要で、後は余り気に掛けないという考えを持っているようでもある。科学の分野では後者が圧倒的に多いようだ。しかし本当に優れている人はこの両方を兼ね揃えているように思う。そうであるためには、まず何かを見つけなければ始まらないのではあるが。理想的には、まず大きな設問があり、その上で何かが出てくることなのだろう。アインシュタインの言葉ではないが、事実の積み重ねからは出てこないところの何かからスタートしなければならないのだろう。それが如何に難しいことであるか、事が終わり始めて初めてわかるのである。天才と凡人の違いなのだろう。
お昼には雨はあがり、空が高く広がっていた。ふと見上げると不思議な空間がそこにあり、はっとしてカメラを取りに戻った。この感動はカメラでは捕らえきれなかったようだ。