観覧車回れよ回れ想ひ出は
君には一日(ひとひ) 我には一生(ひとよ)
短歌:栗木京子
今日という日は、あなたにとってはなんでもない一日でも、
わたしにとっては一生の思い出。
そんな恋の歌なのです…。
中学 現代国語の教科書より
今、上の子たちは、国語の授業で短歌を勉強しています。
与謝野晶子、北原白秋、石川啄木とならんで、俵万智さんの歌もあります。。
上の子が好きな短歌は、寺山修司の
列車にて遠く見ている向日葵(ひまわり)は
少年のふる帽子のごとし
列車の窓からみた向日葵を、まるで帽子のようだとする比喩が印象的な歌。
その帽子は、じっとしているのではなく、少年が振っているようだとあり、
向日葵が風に揺れているのかもしれないし、
列車が動いているのでそう見えるのかもしれません…。と解説されています。
ここからは、作者がどんな旅をしているのか想像してくださいねとある。
五・七・五・七・七の五句三十一音で表現される短歌。
この短い言葉のなかに込められた深い想い。。
短いからこそ読む人が想像力を働かせ、
自分の思い出や今の想いを馳せながら感動する。
すごく素敵な日本の文化ですね。
後半には、大好きなレイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』の一部分が載っていました♪